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【初心者雑学】「燃費」ってなに?わかりやすく解説

バイクのニュース / 2024年1月17日 9時10分

バイクを購入するにあたって注目しがちなポイントとしては、車体の価格や維持費などが挙げられます。しかし、「燃費」も車体を維持するためにはとても重要なポイント。ではそもそも燃費とは、何を示す数値なのでしょうか。

■燃費とは?カタログに書いてある「定地燃費」と「WMTCモード」の違い

 バイクを購入するにあたって、誰もが気になるのは車体の価格や維持費などですが、「燃費」も車体を維持するためにはとても重要なポイントと言えます。バイクのカタログにも記載されている燃費を車体選びの参考にしている人も多いと思いますが、そもそも燃費とは、何を示した数値なのでしょうか。

燃費とは、ガソリン1Lで何km走ることができるかを数値化したもの燃費とは、ガソリン1Lで何km走ることができるかを数値化したもの

 燃費とは、ガソリン1Lで何km走ることができるかを数値化したものです。カタログなどでは「〇km/L」という表記がされていますが、これは「1Lで〇km走れる」ということを表しています。

 しかし近年の新車カタログには、「定地燃費」と「WMTCモード」の二種類の燃費が表記されているので、どちらをどう参考にすればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

 まず定地燃費とは、平坦な直線の舗装路を60km/h(50cc以下は30km/h)で走行し続けて計測した燃費値のこと。以前までのカタログにはこちらの定地燃費のみが記載されていましたが、公道で再現するのは不可能な環境で計測した数値なので、実際にバイクを使用すると定地燃費値とかけ離れた低い数値が出ることが多かったようです。

2013年7月以降の新車カタログにはWMTCモードで計測した燃費が併記されている2013年7月以降の新車カタログにはWMTCモードで計測した燃費が併記されている

 このような問題を解決するためにも、2013年7月以降の新車カタログにはWMTCモードで計測した燃費が併記されることとなりました。WMTCモードとは「Worldwide-harmonized Motorcycle Test Cycle」の略で、バイクを実際に街中などで走らせている環境に近い方法で算出した燃費値を表しています。

 定地燃費と比べてよりリアルな数値がカタログに表記されていますが、WMTCモード測定法で排ガス規制をクリアしたバイクのみに記載がされているそうなので、定地燃費のみを参考にするしかない車種もあるようです。

 また、実際にバイクがWMTCモードと全く同じ燃費値で走行できるわけではないので、注意が必要です。実際の燃費は、信号の数や路面状況など走る場所の状況、バイクの状態や運転の仕方によっても変動するものであることを念頭においておくとよいでしょう。

■燃費がよいってどういうこと?排気量の大小による燃費の差はあるのか

 燃費がよいバイクとは、ガソリン1Lでたくさんの距離が走れるバイクということ。つまりガソリンの消費量が少なくて済むため、お財布に優しいということです。それだけでなく、排気ガスの量も少なく済むので環境にも優しいというメリットがあります。

燃費がよいバイクとは、ガソリン1Lでたくさんの距離が走れるバイクということ燃費がよいバイクとは、ガソリン1Lでたくさんの距離が走れるバイクということ

 そのほか燃料タンクを満タンにして長距離ツーリングをした時、一回の給油で遠くまで走れるという点もあります。燃費が悪いバイクに比べて給油の回数を少なくできるので、手間も少なくツーリングを楽しむことができます。

 そして排気量別で燃費値を比較すると、排気量が小さいバイクの方が燃費がよい傾向にあります。例えば現在新車で販売されているホンダのスーパーカブ50を一名で乗車した場合、定地燃費値は105.0km/L、WMTCモード値は69.4km/Lとカタログに表記されています。

 この燃費値はバイクの中でもトップクラスですが、50ccのバイクは50km/L以上走れる車種が多く存在します。排気量が大きくなるにつれて燃費は悪くなり、リッタークラスのバイクになると、20km/Lに届かない燃費値の車種がほとんどです。

 しかし排気量の大小に関わらず、燃費をよくするための方法というものがあります。急発進や急加速はガソリンを多く消費してしまうので、アクセルを優しく操作すると燃費がよくなるそうです。

燃費をよくする方法の一つとして、タイヤの空気圧を常に基準値となるよう調整しておくことも大切燃費をよくする方法の一つとして、タイヤの空気圧を常に基準値となるよう調整しておくことも大切

 また、タイヤができるだけ無駄な抵抗を受けることなく転がることも燃費がよくなる方法の一つ。タイヤの空気圧を常に基準値となるよう調整しておくことも大切です。

 そしてタイヤの空気圧だけでなく、エンジンオイルの交換やドライブチェーンの調整など、各種メンテナンスを定期的におこない、バイクがよいコンディションで走行できるようにしておくことも、燃費がよい運転へと繋がります。

※ ※ ※

 バイクの維持費を抑えることができる燃費は、愛車と長く付き合っていくためにとても重要なポイントであると言えます。ガソリンの価格が高騰している今だからこそ、燃費を意識してバイク選びや運転をしてみるとよいでしょう。

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