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何をすればいい?愛車の好調を長く維持する為のポイントとは

バイクのニュース / 2024年3月11日 13時10分

大切な愛車とは長く付き合いたいものです。そのためには調子を崩すことなく、トラブルをできるだけ回避するのが基本。どういったことに注意すればいいのでしょうか。

■メンテナンスは基本中の基本

 大切な愛車と長く付き合いたいと考えている人は多いと思います。そのためには、愛車の調子を崩すことなく、トラブルをできるだけ回避するのが基本。

 実際にどういったことに注意すれば、良いのでしょうか。日頃からできることを中心に、ご紹介します。

定期的な点検やメンテナンスが愛車を維持するうえでの全ての基本定期的な点検やメンテナンスが愛車を維持するうえでの全ての基本

 最近のバイクは、オーナーがDIYで手を出せる部分が減ってきています。ただし、ディーラーや専門店などに依頼すべきメンテナンス項目は、まだいくつも残っていて、当然これらを定期的に行なうことは、愛車の調子を維持するための基本となります。

 オイルなどの油脂類、エアクリーナーなどの定期的な消耗品交換に加え、ブレーキパッドやタイヤなど、点検に基づいて消耗状況を判断し、交換する事が重要。

 また日頃行なう日常点検レベルとして、全体の目視確認や空気圧の点検、補充も大切です。これらを怠ると、愛車の調子は崩れやすくなりますが、問題なのは新品に交換しても戻らない部分があるということ。

 例えばタイヤの溝が無くなったら、新品に交換すれば元に戻ります。しかし、タイヤの空気圧が少ないまま走っていると、最悪の場合、ホイールのリムが損傷したり、エンジンや駆動系への負担が増えて、消耗が進むことも考えられます。

 つまり放っておく事で、思わぬところに影響があるということ。

 そのためにも、まずは定期的な点検やメンテナンスが大切で、愛車を維持するうえで、すべての基本となります。人間で言うところの健康診断をしっかりと受け、悪いところが見つかったら改善するのと同じです。

■カスタムはよく考えてから行なう

 すべてのカスタムやチューニングが、愛車へのストレスを増大させる訳ではありませんが、走りに関係する部分のカスタムは寿命を縮めることがあることは、頭に入れておきましょう。カスタムは、リスクを承知のうえで行なうのが重要です。

 たとえばタイヤのグリップを上げればそれだけホイールやハブ、サスペンションへの負担が増えたり、ブレーキの制動力を上げると発生する熱量が増えたりもします。

 そうなるとダメージを取り除くためにメンテナンスを小まめに行なう必要が出て来ることもあり、放置しっぱなしでは寿命を縮めてしまいます。

 もちろんカスタムをすることで寿命が伸びる場合もあり、たとえばオイルのグレードアップはその代表です。

普段の乗り方も、愛車の調子維持に直結する普段の乗り方も、愛車の調子維持に直結する

 また、普段の乗り方も、愛車の調子維持に直結します。

 バイクは乗れば必ず寿命は縮まっていきますが、乗るためのものなので乗らないというのは本末転倒。好調を維持する為には、乗り方にも配慮が必要です。ポイントは簡単で、よく言われる急が付く操作は避けるべき。具体的には急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルといったところです。

 これらの行為はエンジンやミッション、サスペンションにストレスがかかるのはもちろんのこと、基本骨格であるフレームにも影響が及ぶので、注意したいところ。

 フレームに、ストレスによる疲労が蓄積すると、将来的な不具合につながってしまいます。つまりメンテナンスで取り除けない点があるというのは、頭に入れておきましょう。

 すべての操作は優しくというのはもちろんのこと、発進から加速、曲がる、止まるといった各操作をシームレスに滑らかに行なうようにしましょう。

 他にも、乗り方に関係するのが暖機。最近はエンジンの精度や制御が向上したこともあり、不要論もありますが、昔のような延々とかけっぱなしにするのは無駄だったり、環境にも悪影響があるので避けるとしても、エンジンをかけたらオイルが回るまでひと呼吸置いて、走り出してからもしばらくはウォーミングアップがてら、抑え気味に走ると、バイクへの負担も少なくて済みます。

■カバーは必要!? 野外での保管について

 クルマでもよく議論になりますが、バイクではとくに関係するのが保管中のカバーです。ガレージに入れられればいいですが、野外で保管している人がほとんどというのが実情でしょう。

 そうなると雨が直接車体に当たり、サビが発生する原因となってしまいます。もちろんサビは愛車の寿命を縮める大きな要因。そう考えるとバイクにカバーをかけたほうがいいですが、梅雨時期や雨のあとは湿気がこもりやすい上に、乗ってすぐにかけると熱気がこもってしまって逆効果。

 カバーをかければOKと言う事ではなく、タイミングなどを考えてある程度、タイミングを見計らい、雨の後は外して換気をするなどの工夫は必要です。

 また、カバーの素材によっては擦れてタンクにキズが付いたりするので、購入時はよく確認するようにしましょう。

バイクを保管する際はカバーをかけた方が良いバイクを保管する際はカバーをかけた方が良い

 ここまで、様々な注意点を説明してきましたが、愛車と長く付き合いたいなら、乗るのが一番。乗ると距離が増えるので、長持ちしない気もしますが、定期的にエンジンをかけて走る事は、バイクの健康状態を保つのに効果的です。

 人間も体に負担かけずに寝ているだけよりも、適度に運動したほうが、健康的なのと同様。バイクを止めたまま放置していると、オイルは下に落ちきってしまう上に、クラッチの張り付きやインジェクター内でのガソリンの固着が発生しやすくなってしまいます。

 また、タイヤやハブなどは同じ場所だけに力がかかり続けるのもよくないなど、さまざまな場所に弊害が出てしまいます。走れば各部に溜まった湿気が取り除けるといった効果もあるため、定期的に乗る事は愛車にとって長持ちの秘訣でもあるのです。

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