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バイクの乗り出し価格とは? 公道で走るために必要な費用、全部把握してる?

バイクのニュース / 2024年2月7日 9時10分

バイクを購入するためにショップへ行くと、バイクに貼られている価格と見積書の金額がまったく違うことに気づきます。これは「乗り出し価格」と「車両本体価格」が異なるためですが、それぞれ何を示した金額なのでしょうか。

■乗り出し価格とは?車両本体価格とはいったい何が違うの?

 欲しいバイクを購入するためにバイクショップへ行くと、バイクに貼られている価格と見積書の金額がまったく違うことに驚いたという人もいるかもしれません。これは「乗り出し価格」と「車両本体価格」が異なるためなのですが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

車両本体価格とは”バイク本体の値段"のことで、バイクショップに並んでいるバイクに大きく掲示されている価格は、この車両本体価格であることがほとんどです車両本体価格とは”バイク本体の値段"のことで、バイクショップに並んでいるバイクに大きく掲示されている価格は、この車両本体価格であることがほとんどです

 まず車両本体価格とは”バイク本体の値段”のことで、バイクショップに並んでいるバイクに大きく掲示されている価格は、この車両本体価格であることがほとんどです。しかしバイクを公道で走らせるためには、ナンバープレートを発行するなどの登録業務が必要になります。

 ナンバープレートを発行するためには、必ず加入しなければならない保険があるだけでなく、公道を走るために必要な整備もおこなわなければなりません。そうした登録や整備にかかる費用と、車両本体価格を全て合わせたものが「乗り出し価格」です。お店に支払う総支払い額と言ってもよいでしょう。

 なお必ず加入しなければならない保険は「自動車損害賠償責任保険」と言われるもの。自賠責保険は排気量に関係なく、バイクを購入したら必ず加入をしなければならないものです。登録業務をおこなう時に加入していることが確認できなければ、ナンバープレートを発行してもらうことができません。

 ちなみに、原付など125ccまでのバイクは市役所などで登録して初めて乗れるようになりますが、126cc以上のバイクは陸運局で登録が必要となり、さらに251cc以上のバイクは車検を受ける必要があります。また陸運局で手続きしなければならないバイクは「重量税」も支払う必要があるため、乗り出し価格は排気量によっても大きく異なってきます。

■実際、バイクの乗り出し価格はどれぐらいかかる?

 では実際に、バイクの乗り出し価格はどれほどの費用となるのでしょうか。

 250ccまでのバイクの場合、自賠責保険は1年単位で加入することができて最大5年まで加入が可能です。1年のみ加入すると7000円前後の費用がかかりますが、まとめて5年加入すると1万4000円前後と、一年あたりの金額がお得になるようです。加入年数は任意で設定できるので、何年バイクを使用する予定でいるかを事前に決めておくとよいでしょう。

251cc以上の車検を受けなければならないバイクは車検に合わせた年数の自賠責保険の加入が必要になる251cc以上の車検を受けなければならないバイクは車検に合わせた年数の自賠責保険の加入が必要になる

 一方、251cc以上の車検を受けなければならないバイクは車検に合わせた年数の自賠責保険の加入が必要になるので、新車を購入するのか中古車を購入するのかによって費用は大きく異なります。なお自賠責保険料が一番多く必要となるのが新車を購入する場合で、1万630円が必要になります。

 他にも排気量によって異なる費用として、重量税が挙げられます。126ccから250ccまでのバイクは新車登録時のみ4900円が必要ですが、251cc以上のバイクは新車登録をされてから何年経過しているかによって料金が異なり、車検を受けるたびに必要になってきます。なお、新車を購入した場合の重量税は初回5700円です。

 また、車検を受ける時に必要な「印紙代」もあります。これは陸運局での手続きに必要な手数料で、新車の車検を受ける場合は2100円が必要になります。

 ちなみに自賠責保険料と重量税、印紙代はどのバイクショップでも同じ料金となっていますが、ショップによって料金設定が異なるものがあります。それは、ナンバープレートを取得するために、ショップの人が区役所や陸運局へ足を運ぶための手間賃となる「登録代行手数料」。そして「納車整備費用」という、納車するための整備にかかる工賃もショップにより異なります。

 こうした工賃などの手数料と自賠責や重量税などを全て合わせると、3万円から7万円ほどになる場合が多いです。なお、排気量が大きいバイクほど費用も高くなる傾向にあります。

 また遠方からバイクを取り寄せて購入する場合、バイクの配送料を購入者が負担したり、オプションパーツを取り付ける場合はパーツ代と工賃が加算されたりなど、購入するバイクの仕様や状態によっても大きく異なります。そのため、どのようなバイクに乗りたいかや予算などを、ショップの人としっかり相談することが重要になりそうです。

※ ※ ※

 乗り出し価格は、車両本体価格に自賠責保険や各種税金、整備費用など全て合わせた金額のことをさします。購入する車両が新車か中古か、排気量の大小によっても異なるだけでなく、お店によっても設定金額が大きく異なる項目も存在します。

 見積り書はしっかりと目を通し、よくわからない項目があった際はショップの人に質問してみるとよいでしょう。

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