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子どもを乗せても大丈夫!? タンデム走行に年齢制限はあるのか?

バイクのニュース / 2024年2月10日 9時10分

バイクを所有しているなら、一度は友人や家族を乗せてタンデム走行してみたいものですが、タンデム走行に年齢制限はあるのでしょうか。

■バイクの後席、年齢制限なく乗れる?

 二人乗り(以下、タンデム走行)はバイクならではの楽しみ方のひとつ。バイクを所有するなら一度はしてみたいものですが、免許を取得したばかりの学生でも、タンデム走行可能なのかは気になるところです。同乗する人の年齢制限や、タンデム走行するための条件といったものはあるのでしょうか。

バイクの後席に乗る人の年齢制限はないバイクの後席に乗る人の年齢制限はない

 結論から言えば、バイクの後席に乗る人の年齢制限はありません。ただしバイクにしっかりと乗るためには、後席用に設けられたタンデムステップにちゃんと足がつく必要があります。それ以外にも、運転者やタンデムベルトまたはタンデムバーなどにしっかりと掴まっていられるかということも重要。

 つまり、年齢制限がないため幼い子どもでも乗ることはできるものの、それなりに身体が成長している必要がありそうです。そして運転者同様に、同乗者もヘルメットの着用は義務とされているので忘れずに装備する必要があります。

 また、タンデムしてもよいバイクとできないバイク、タンデムすることができない場所や条件などもある旨も忘れてはいけません。

 まず50ccの原動機付自転車は、原則一人乗りしかできません。そして51cc以上のバイクであっても、タンデム可能な構造をしている必要があります。

 二人乗り可能なバイクは、タンデムステップとタンデムベルト、またはタンデムバーが取付けられており、車検証や登録証に記載されている定員が二名となっている必要があります。なおタンデムが可能な構造のバイクであっても、登録証などの記載が定員一名となっている場合、タンデムをすると道路交通法違反となるようです。

51cc以上のバイクの多くはタンデムできる条件がそろっていますが、そうでない車両も一部ある51cc以上のバイクの多くはタンデムできる条件がそろっていますが、そうでない車両も一部ある

 51cc以上のバイクの多くはタンデムできる条件がそろっていますが、そうでない車両も一部あるようなのでタンデム走行する予定がある際は、車検証または登録証を確認してみるとよいでしょう。

 また、タンデムできる条件がそろったバイクを所有していたとしても運転免許証を取得してから1年以上経過していないとタンデムすることはできません。1年満たないうちにタンデム走行すると大型自動二輪車等乗車方法違反とみなされ、違反点数2点に加え1万2000円の反則金が課せられます。

 さらに高速道路をタンデム走行する場合は、免許を取得してから3年以上、かつ20歳以上であることが条件です。高速道路であっても、首都高速道路など一部道路ではタンデムできない場所もあるので、ツーリング予定のルートがタンデム走行可能な場所かどうかも確認する必要があります。

■実際にタンデム走行してみよう!注意点はある?

 免許証の条件や走行する道路以外にも、タンデム走行する時に気をつけなければならないことは数多くあります。

同乗者はカーブへさしかかった時、曲がる方向へ少し体を傾けたり、加速時や減速時などは踏ん張ったりなど、運転者やバイクの動きと一体となり無理な力を入れないようにする同乗者はカーブへさしかかった時、曲がる方向へ少し体を傾けたり、加速時や減速時などは踏ん張ったりなど、運転者やバイクの動きと一体となり無理な力を入れないようにする

 まずタンデムすることによってバイクの重量に同乗者の重みが追加されるため、運転者はいつもと同じようにバイク操作をすることが難しくなります。アクセルを開けても思ったように進まない、ブレーキをかけても止まりづらいなどと感じることも少なくありません。

 かといって急加速や急ブレーキをすると転倒や事故のリスクが上がってしまうので、いつも以上に安全運転を心がけ、同乗者へ配慮しながら運転する必要があります。

 また同乗者となった場合にも注意する点があります。それは、万が一の事故や転倒に備えて、肌を露出しないよう長袖などを着用すること。さらにタンデムステップにしっかりと乗ることができる靴を選択するなど、動きやすい服装で同乗するとよいでしょう。

 また、運転者の運転を妨げるような行為をしないことも大切です。また、カーブへさしかかった時は曲がる方向へ少し体を傾けたり、加速時や減速時などは踏ん張ったりなど、運転者やバイクの動きと一体となって、無理な力を入れないようにすると運転者がバイク操作しやすくなります。

※ ※ ※

 タンデムツーリングする前に、免許証を取得してからの経過年数やタンデムするバイクの仕様など、確認することは非常に大切です。

 運転者は運転操作に不安がある場合は無理はせず、同乗者が怖いと感じるような運転はしないように心がける必要があります。また同乗者となる場合も、運転者への配慮を忘れずに乗るとお互いにタンデムツーリングを楽しめるはずです。

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