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トンネルの出口や橋の上は風が強い! どんなことに気をつければいいの?

バイクのニュース / 2024年2月11日 9時10分

トンネルの出口付近や橋の上など、風の強い場所はいくつか存在します。バイクはクルマと比べてもバランスを崩しやすい乗り物ですが、こういった場所ではどういった点に注意して走行すればよいのでしょうか。

■バイクで風が強い場所を走るときに、気をつけるべきこととは?

 ツーリングで高速道路を走行中、横風にあおられて危うくバランスを崩しそうになった…という経験のあるライダーも多いのではないでしょうか。風が強くなりやすい場所としては、前述の高速道路の他にも防音壁がない道路、トンネルの出入り口、橋の上、海の近く、山道などツーリングで走行する機会の多い場所も多く挙げられます。

風が強くなりやすい場所は、高速道路の他にも防音壁がない道路、トンネルの出入り口、橋の上、海の近く、山道などツーリングで走行する機会の多い場所がある風が強くなりやすい場所は、高速道路の他にも防音壁がない道路、トンネルの出入り口、橋の上、海の近く、山道などツーリングで走行する機会の多い場所がある

 危険性が増す風の強さは、風速10m/s以上とされています。気象庁の情報によると、風速10〜15m/sだと、樹木や電線が揺れ始めたり、高速道路走行中のクルマが流されたりするようです。

 なお、高速道路を走行中に風速を確認したい場合は、高速道路脇に設置されているこいのぼりのようなもの、「吹き流し」の角度を目安にするとよいでしょう。吹き流しの角度が水平になっていると風速10m/s以上だと言われています。

 バイク走行中に強風にあおられてしまうと、バランスを崩して転倒してしまったり、車体が流されて反対車線にいってしまったりと、命に関わる事故になりかねません。

 しかし前述のように、トンネルの出口付近や橋の上など、場所によっては突然強風が吹く場合もあるので、強風時の走行ポイントは押さえておきたいものです。では風が強い場所を走行する場合、どのようなポイントを押さえて走行すればよいのでしょうか。

 まずひとつ目のポイントは、車線の真ん中を通ることです。横風が強いとバイクが流されてしまい、隣の車線や反対車線にはみ出してしまうかもしれません。

 しかし、はみ出してしまうと他の車両に接触して事故につながる危険性があります。また、道路の端にはゴミや落ち葉など滑りやすいものが溜まったりしていることも少なくありません。

 風に流されてクルマと接触したり、ゴミで滑って転倒したりするのを防ぐためにも、車線の真ん中を走行することを心がけましょう。

速度が速いとあおられた際に車体をまっすぐ保つのが難しく危険性が増すことがあり、無理に加速はせず、ハンドルをしっかり握って速度を落として走行すると安心できる速度が速いとあおられた際に車体をまっすぐ保つのが難しく危険性が増すことがあり、無理に加速はせず、ハンドルをしっかり握って速度を落として走行すると安心できる

 2つ目のポイントは、速度の出しすぎです。スピードが速ければ速いほど、風の影響を受けやすくなります。スピードを上げたほうが前に進む力が増え、風にあおられて転倒しづらくなるのでは…と考える人もいるかもしれません。

 しかし、速度が速いとあおられた際に車体をまっすぐ保つのが難しく、危険性が増してしまいます。無理に加速はせず、ハンドルをしっかり握って速度を落として走行すると安心です。

 ただし速度を落とすといっても、遅すぎてしまうと周囲のクルマなどの迷惑になってしまう可能性があります。制限速度を遵守しながら、迷惑にならない程度の速度で走行するようにしましょう。

 また、ギアを下げることもポイントのひとつです。ギアを下げることで安定感が増すため、風によってバランスが崩れる可能性が低くなります。

ずっとギアを下げたまま走行すると、アクセルを回さなければいけなかったり、燃費が悪くなったりといったデメリットもあります。前述した風が強くなりやすい場所のときのみ、ギアを下げて走行するとよさそうです。

ニーグリップをするとバイクとの一体感が増してバランスがよくなり、重心移動がしやすくなるニーグリップをするとバイクとの一体感が増してバランスがよくなり、重心移動がしやすくなる

 そして4つ目のポイントは、ニーグリップ(両膝でタンクをはさむ行為)を強くすることです。

 ニーグリップをするとバイクとの一体感が増してバランスがよくなり、重心移動がしやすくなります。また通常は両膝でタンクをはさみますが、風が強いときは足全体でバイクをはさむとよりふらつきを防止できるというわけです。

 そして5つ目のポイントは、ふだんよりも力を入れてハンドルを握ることです。風にあおられると、ハンドルがとられてしまいバランスを崩してしまうことも少なくありません。

 ただし力を入れて握るといっても、力を入れすぎてしまうと体がこわばってうまく操縦ができなくなってしまうので、ふだんよりも少しだけ強い力でハンドルを握るようにしましょう。

※ ※ ※

 風向きは変化しやすく不安定です。バイク走行中に突然強風に見舞われても焦らないように、注意すべきことを頭に入れておきたいものです。ちなみに強風下でバイクを駐車する時は、サイドスタンドでローギアに入れることが大切です。まずローギアに入れてからエンジンを切り、サイドスタンドを立てると風によって倒れるリスクを下げられます。

 またマニュアル車でない場合は、フロントブレーキを固定するアイテムを使用すると安定感が増します。加えて、倒れたときのダメージを最小限にするために、スタンドの反対側に壁がある場所へ駐車するとよいでしょう。

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