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ミュージカルとして蘇った、巨匠スティーブン・スピルバーグの名作『カラーパープル』

バイクのニュース / 2024年2月10日 18時0分

巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の1985年の名作を、38年の時を越えミュージカルとしてスクリーンに蘇えらせた『カラーパープル』が、2024年2月9日(金)よりロードショー中です。

■圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる

 巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の1985年の名作『カラーパープル』が、時を越えミュージカルとしてスクリーンに蘇りました。

(c) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.(c) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 スティーブン・スピルバーグが、ピューリッツァー賞受賞の同名小説を原作に、『E.T.』の後に初めてシリアスな作品に挑んだ1985年版の『カラーパープル』は、アカデミー賞10部門にノミネートされながら無冠に終わり世界を驚かせました。しかし観客には愛され、口コミで6週目にして全米1位となり、5ヶ月以上のロングランを記録しています。

 そんな記録よりも記憶に残る名作を38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンに蘇らせたプロデューサーには、スピルバーグをはじめ、1985年版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、1985年版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが名を連ね、監督には新鋭ブリッツ・バザウーレが抜擢されています。

 優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなった主人公セリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていました。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れることになります。そんな状況で、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会います。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとします。そして、家を出る決意をしたセリーの運命は大きく動き出すことに──。

 セリー役は、ブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノが演じ、父や夫に虐げられながらも、しがらみを解き放ち自ら未来を切り開く姿を見事な演技と歌声で体現しています。セリーの心の拠り所となる妹ネティの若き姿を演じたのは、『リトル・マーメイド』で話題を呼んだハリー・ベイリー。歌手としても活躍するベイリーは、ネティのために自ら書き下ろしたナンバーも披露しています。

 キーパーソンの一人であるソフィアを演じるのはブロードウェイ版でトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックス。自らを軽視する男性にも怯むことなく立ち向かう強い女性ソフィアの演技が胸を打ちます。また、もう一人のキーパーソンであるシュグは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で注目を集めたタラジ・P・ヘンソンが演じ、希望と自己肯定感を求める女性たちの姿をエモーショナルにとらえ、圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっています。

Dnepr MT-11Dnepr MT-11

 スピルバーグ監督と言えばデビュー当時はエンタメ映画を手掛けることが多く、そのことが1985年版の『カラーパープル』がアカデミー無冠で終わった原因ではないかと噂されたこともありました。ですが、スピルバーグ監督のエンタメ作品が素晴らしいことに文句のつけようはなく、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』に登場したサイドカー付きのDnepr MT-11など、さまざまな作品に登場したバイクたちも強い印象を残しています。

(c) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.(c) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『カラーパープル』は、2024年2月9日(金)よりロードショー中です。

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