トライアンフ『SPEED TRIPLE 1200RR』は高級車だなぁと誰もが感じる一台だった!〜小野木里奈の○○○○○日和〜
バイクのニュース / 2024年2月12日 12時10分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、ストリートでもサーキットでも圧倒的な存在感を見せるトライアンフ『SPEED TRIPLE 1200RR』に試乗します。
■造形美に惚れ惚れする『SPEED TRIPLE 1200RR』
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。私はサーキットで走るバイクはスポーティーに寄っているので、乗る時に合わせる服装もツナギなど本格的なスポーティーなデザインのものを合わせなければならないイメージがあります。でも、他の雰囲気も楽しみたいからといって、そのシーンごとにバイクを用意することも現実的には難しいですよね。
トライアンフ『SPEED TRIPLE 1200RR』に試乗します
今回は、サーキットのようなモータスポーツの場面だけでなく、ツーリング先でファッション感覚でも楽しめるトライアンフ『SPEED TRIPLE 1200RR』に試乗しました。本日の『小野木里奈の◯◯◯◯◯日和』は「試乗日和」です。それでは、いってみましょう!
私が試乗したSPEED TRIPLE 1200RRのカラーは、「クリスタルホワイトストームグレイ」。モノトーンのシンプルカラーリングなのにこんなに派手に見えるってどんなデザイン力なのでしょうか!(笑)
他にも赤がメインカラーの「レッドホッパーストームグレイ」があります。個人的には実際に試乗した「クリスタルホワイトストームグレイ」が断然好み!
跨った感覚はスーパースポーツバイクでありながらも、ツナギのようなスポーティーな服装だけでなく、カジュアルファッションにも相性がいい雰囲気。
「ツナギでもカジュアルでもなんでもこい!」と言っているかのような造形美!
私にとってスーパースポーツ系は、あらゆる箇所でシュッとしたスレンダーな形が散りばめられているイメージが強いのですが、『SPEED TRIPLE 1200RR』はどちらかというと丸っこい形が所々目立つのです。
曲線的に覆われたロケットカウルにまん丸の大きなヘッドライトがさらに柔らかい印象を与えている
フロント周りは曲線的に覆われたロケットカウルを装備しており、まん丸の大きなヘッドライトがさらに柔らかい印象を与えています。
ミラーやリアシートの形も先っぽがとんがりすぎず、程よく丸みも残しているのがオシャレでありながらもちょっと親しみも感じるデザインですよね。
一方で、リッタークラスならではの迫力のある車体なので、ハイクラスな存在感も両立されています。
■恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこのような感じです。
シート高830mm、身長160cmの私が跨ると両足はつま先立ちになります
シート高830mmなので、両足はつま先立ちになります。排気量が1158ccのリッタークラスで車両重量は200kgなので、足を着いてバランスを取る時はドキドキ緊張してしまいました(笑)
跨ってハンドルを握って前傾姿勢になった時、真下を見るとただでさえ大きいタンクがさらにボリューミーに感じるのです。実際に触れてみて、改めてこのバイクの迫力に気付かされました。
■いよいよ、エンジンスタートです!
『SPEED TRIPLE 1200RR』はキーレスが採用されているなので、クラッチ握りながら電源スイッチを押して起動します。
エンジンをONにすると、視認性が良い大きなフルカラーTFTディスプレイが表示される
エンジンをONにすると、大きなフルカラーTFTディスプレイが点き、とても視認性が良く設計されています。ちなみに、スマホとゴープロとBluetooth接続もできるそうです。この時点で、これらのハイテクな装備が高級感を与えてくれます。
エンジンをかけると、「ボボボボッ…」と低音寄りの太めの音が鳴り、高音ではなく肉食動物が唸って低い声で威嚇しているように聞こえます。発進し、アクセルを回すと「ブーーーーーン」と、低音が野太く広がってヘルメット越しに響き渡ってきます。
「なんだこれ!めちゃくちゃ格好いいじゃないか!」とテンション上がってしまいました(笑)
ちょっとアクセルを捻っただけでビュンと前に押し出される
ちょっとアクセルを捻っただけでビュンと前に押し出されるので、まるで手綱を握って細かいミリ単位で調整をしているような緊張感があります。加えて、この大胆なエンジン音にも煽られているので、とにかく全身に血が巡るような興奮を味わうことができます。
それだけものすごいパワーなんですもの!(笑) 実際は街乗りをしてみると、ほとんどの場所でギアを1速から2速で十分に走行できます(笑)
勇気を出して「えいっ」と車体を傾けると大きな車体がスイっと曲がってくれる
コーナリングはドキドキしながらも、勇気を出して「えいっ」と車体を傾けると大きな車体がスイっと曲がってくれます。
最初は特に緊張してある程度体に力が入ってしまったのに、その状態でもバイクが反応して曲がってくれることに驚きました。これを味わうと、少しずつ緊張感が抜けてどんどん楽しくなってくるのです。
乗ってしまうと、足つきも重さも全然気にならなくなってきて、想像以上に自由自在で扱えるようになってきます。注意するとしたら、この大きなパワーをものすごい細かい領域でアクセル、ブレーキ、クラッチでコントロールしなければならないことです。
アグレッシブさを求める世界でバイクを楽しみたい方はより楽しめるのではないでしょうか。私もこのバイクで広々としたサーキットを走ることに挑戦してみたいと思いました。
迫力ある外見が街中で目を惹く『SPEED TRIPLE 1200RR』
SPEED TRIPLE 1200RRの気になるお値段は、228万5000円〜(税込)です。正直、このくらい価格であることは予想していました(笑)
迫力ある外見やスペックを見ても高いけど、ちょっと納得なお値段。街中で停まっている姿を見つけても高級車だなぁ、と誰もが感じると思います。
そして、カジュアルな服装でツーリングでもサーキット上でも馴染むデザインだからこそ、乗り手の服装やシーンの幅も広げてくれるので色んな走り方を楽しめるのではないかと思いました。
いかがでしたか?気になる方はぜひ試乗してみてはいかがでしょうか。それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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