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今年も到来! 花粉や黄砂がバイクのボディにおよぼす影響とは

バイクのニュース / 2024年2月14日 13時10分

立春を迎え、徐々に春の訪れを身近に感じる日も増えてくる時期。春といえばツーリングシーズンでもありますが、花粉や黄砂に悩まされて辛い思いをするライダーも多いでしょう。実は花粉や黄砂は人だけでなく、バイクにもあまり良い影響を与えないと言います。いったいどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

■春になるとしんどい…花粉や黄砂がバイクに及ぼす影響とは?

 暖かくなってくると、花粉や黄砂に悩まされて辛い思いをする人が増えてきます。実は花粉や黄砂は人だけでなく、バイクにもあまり良い影響を与えません。

 では花粉や黄砂は、バイクにとってどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

暖かくなってくると、花粉や黄砂に悩まされて辛い思いをする人が増えてくる暖かくなってくると、花粉や黄砂に悩まされて辛い思いをする人が増えてくる

 黄砂が砂と違うのは、雨などで濡れると粘土のように固まる点です。黄砂がバイクのボディに付着した状態で雨などがかかりそのまま乾燥すると、しっかりと貼りついて簡単に取れなくなってしまいます。そしてそのまま放置すると、最悪の場合はシミになってしまうこともあるようです。

 日本では3月から5月頃に飛来する黄砂ですが、前述のようにこの時期は花粉の飛散時期でもあります。

 花粉は雨などの水分を含むと、粘着質のある物質に変化してバイクの塗装面にしっかりと貼りつきます。そしてそのまま放置するとボディが腐食してしまうこともある、非常に厄介な物質と言えます。

 また春になると黄砂と花粉が合体することで、バイクにとって非常に悪影響なものへと変化。そのため、花粉や黄砂が飛ぶ季節になる前にバイクにコーティングをかけておくとよいでしょう。コーティングをかけておけば花粉などが付着しにくくなる上に、付着したとしても簡単に取り除けるようになるので、ぜひ実践しておきたいところです。

 なお、コーティングをかけていないバイクに花粉や黄砂が付着してしまった場合でも、できるだけ早めに取り除くことで、腐食やシミになるのを防ぐことができます。

 しかし花粉と黄砂は布で拭いただけでは取り切れない上に、ゴシゴシと擦るとボディに傷が入ってしまう可能性があるようです。ではバイクに付着した花粉や黄砂は、どのように取り除けばよいのでしょうか。

■愛車を美しく保つために!黄砂や花粉をきれいに落とす洗車方法とは

 黄砂や花粉が付着したら、たっぷりの水を使用してボディを洗うことが重要なポイント。

 コーティングをかけているバイクの場合は、水洗いするだけで多くの黄砂や花粉が取り除ける可能性があります。ただし、コーティングをかけてあるからといって付着した花粉や黄砂を長期放置はせず、まめに水洗いをするとよいでしょう。

黄砂や花粉が付着したら、たっぷりの水を使用してボディを洗うことが重要なポイント黄砂や花粉が付着したら、たっぷりの水を使用してボディを洗うことが重要なポイント

 なお水で流すだけでは取り除けない黄砂や花粉がある場合、スポンジなどの柔らかい素材にバイク用シャンプーなどを含ませて泡立て、優しく洗うことが大切です。取れないからといってゴシゴシと力強く擦ってしまうと、黄砂をボディに刷り込む形となってしまい、傷を作りかねません。

 さらに貼りついた黄砂や花粉は一気に落ちないので、時間をかけて丁寧に優しく洗いましょう。花粉は熱に弱いという特性があるので、お湯をかけるのも効果的です。また、細かな隙間にも黄砂や花粉がたまっていることがあるので、柔らかい洗車用ブラシなどを使って細かな所も忘れずに洗うことを心がけましょう。

 その他の注意点としては、取り除いた黄砂がついたままのスポンジで洗車を続けず、まめにスポンジを洗うようにすることが挙げられます。できるだけきれいな状態のスポンジで洗車をすることで、ボディに傷を入れることなく花粉や黄砂を落とすことができます。

 また手洗い以外にも、高圧洗浄機を使用するのもひとつの手です。しかし、バイクは高圧で水をかけてはいけないパーツも多く存在します。高圧洗浄機を使用する場合は、ハンドル周りのスイッチなど電子部品に高圧の水をかけることは避けることが求められそうです。

 そして最後に、水滴をしっかりと拭き取ることも重要です。花粉と黄砂はどちらも水分を含むことで固まるので、残った水滴に付着して再度固まらないようにするためには、水滴の除去は非常に重要な作業と言えます。

※ ※ ※

 黄砂や花粉は、人だけでなくバイクにも悪影響を及ぼすもの。バイクに付着すると簡単には取れなくなったり、最悪の場合はシミになってしまうこともあるので、飛来する前にコーティングをかけておき、できるだけ付着しないようにしておきたいものです。

 なお、もし黄砂や花粉がバイクに付着して固まってしまったら、たっぷりの水やシャンプーを使って優しく洗い流すようにしましょう。

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