ひそかなブーム？バイクのサイドバッグの魅力とは

近年キャンプツーリングの人気が高まったことで、とあるアイテムが注目を集めました。その名も「サイドバッグ」。バイクに取り付けるとさまざまなメリットが得られるようですが、いったいどのようなアイテムなのでしょうか。

■バイクツーリングの可能性を広げるサイドバッグ！その魅力とは

　近年ライダーの間でひそかなブームになっているとウワサのアイテム、「サイドバッグ」。キャンプツーリングブームなどで一気に注目が集まったようですが、いったいどのようなアイテムなのでしょうか。

　サイドバッグは、その名の通りバイクの両脇に取り付けることができる収納バッグのこと。リアボックスでは足りない容量を手軽に増やせるため、ツーリング先での買い物やレインウェアの携帯、キャンプ用品の運搬などさまざまなシーンで活躍します。

　また緊急時やレジャー活動にも便利で、たとえば工具セットや応急処置キット、さらには写真撮影や野鳥観察といった趣味の道具も携帯可能です。

サイドバッグは、その名の通りバイクの両脇に取り付けることができる収納バッグのこと

　サイドバッグの魅力はその実用性にあります。しかしデザイン性や耐久性にも優れたものも多いため、バイクの外観を損なうことなく、むしろスタイリッシュなアクセントとして機能する点も魅力と言えます。

　たとえばクラシックなデザインのサイドバッグは、ハーレーダビッドソン「スポーツスター」、トライアンフ「ボンネビル」などのレトロ・ビンテージスタイルのバイクと非常にマッチします。

　これらのバイクはその時代を象徴するデザインとエンジンの細部にまでこだわりを持っています。そのためクラシックなレザーサイドバッグを装着することで、バイクの持つ魅力がさらに引き立ちそうです。

　一方、シャープなラインと最新技術を特徴とするモダンなバイクには、合成素材を使用した機能的でスリムなサイドバッグが適しています。

　このように市場にはさまざまな種類のサイドバッグがあるので、取り付ける際は自分のバイクのデザインに合ったものを選択するとよいでしょう。

　また、サイドバッグの耐久性や防水性も魅力のひとつです。

　サイドバッグは高い耐久性を備えており、長期間にわたって厳しい道路や天候の条件下で使用できるように設計されています。特に、防水性能を有する素材や防水カバーが付属しているモデルは雨天時でも収納物が濡れるリスクが少ないため、大事な荷物を守るのに役立ちます。

　ではサイドバッグを購入する場合、どのような点をチェックすればよいのでしょうか。
　
　まずは、バイクとの互換性を確認しましょう。サイドバッグがマフラーに干渉すると、バッグが焼けてしまう可能性があります。そのため、ちゃんと取り付け可能なサイズなのか、走行中はしっかり固定できるのかを確認しておくことが大切です。また、使用目的に応じた収納容量を選ぶのも大切なポイント。

たとえば日帰りの短いツーリングや通勤であれば、雨具や工具、財布やスマートフォン、飲料水など必要最低限のアイテムを収納できる小～中容量のもので十分と言えます。また週末のキャンプや数日間の長距離ツーリングには、衣類や食料、キャンプ用具なども携帯する必要があるため、より大きな容量のサイドバッグが適しています。

　また、ペアで使用する場合の容量を考慮するのも重要なポイントです。

サイドバッグは左右セットで使用されることが多く、荷物の重量を均等に分散させることでバイクのバランスを保つ

　サイドバッグは左右セットで使用されることが多く、荷物の重量を均等に分散させることでバイクのバランスを保ちます。そのため、両サイドで収納できる合計容量を基準に選ぶのがおすすめです。

　そのほかには、防水性能/ポケットの数/付属品の有無など、細かな仕様もチェックしておくとよいでしょう。自分のライディングスタイルとバイクのキャパシティに合ったサイドバッグを選ぶことが、長期間にわたって快適に使用するための鍵となります。

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　ひそかなブームと言われるゆえんは、サイドバッグが持つ利便性とバイクライフをより豊かにする機能性にあります。単に荷物を運ぶだけではなく、スタイリッシュなアクセサリーとしてバイクの魅力をさらに引き立てられるため、うまく活用すればより豊かなバイクライフが送れるでしょう。