新旧の良いところ総取り!普通二輪免許で乗れるトライアンフ『SPEED 400』の扱いやすさに驚愕〜小野木里奈の○○○○○日和〜
バイクのニュース / 2024年2月19日 12時10分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、トライアンフの400ccネオクラモデル『SPEED 400』に試乗します。400ccクラスのトライアンフの『SPEED 400』は、クラシカルでありながらスポーティーにも走ってくれる最高の1台だった!
■400ccネオクラシックモデルのトライアンフ『SPEED 400』
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。
クラシカルなデザインのバイクが好きな方は多いと思います。私も街中で馴染みやすいデザインなので好きですが、個人的にずっしりとしたバイクが多いイメージがあります。キビキビとスポーティーな走り心地も欲しくなってしまうのですが、同じように感たえているライダーもいるのではないでしょうか。
トライアンフ『SPEED 400』に試乗します
今回はクラシカルとスポーティーが融合されたバイク、トライアンフ『SPEED 400』に試乗しました。本日の『小野木里奈の◯◯◯◯◯日和』は「試乗日和」でございます!
それでは、いってみましょう!
私が試乗したカラーは、「CASPIAN BLUE(カスピアンブルー)」。まさに、カスピ海を連想させる鮮やかで深い青色がタンクにカラーリングされています。日光の下に照らされるとより鮮明に輝いています。
一方で、タンク以外はブラックとグレーのシンプルな色使い、さらにフロントフォークをイエローゴールドにすることで、タンクのブルーとお互いを目立たせています。まるで、この2色が夜空に輝く星のように見えます。全体的に形はクラシック寄りのデザインでありながらも、色使いや所々のミラーなどの配置がスポーティーで現代的なデザインも意識しているように感じます。
個人的に面白いなぁと思ったデザインはやはりミラー!この位置にあることで、正面から見ると私はどうしても昆虫の顔に見えてしまうのです(笑)。
バーエンドミラーの視認性は問題なし!
車体自体はシート周りなどもがっちりとした太さは感じなかったのですが、ハンドルの外側にミラーがあるだけで幅が広く感じて全体的に大きな車体という印象も与えています。全て大きい素材を集めて車体を大きく見せるというよりも、このミラーの配置など、空間のバランスを利用して車体を大きく見せているように感じました。
マフラーの色も金属感があるグレーにすることで、車体の黒とのコントラストが生まれてマフラーの存在感もプラスされています。あえて黒で全てまとめるのではなく、マフラーは色を変えることでサイドから見ても車体の厚みを感じますよね。細かな色使いで車体の風格を表現しているように思いました。
■恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は790mmで両足のつま先が着く程度です。
シート高は790mm、身長160cmの私が跨ると両足のつま先が地面に着く程度
車両重量は170kgで、個人的に見た目から重さのギャップは特になく、正直見たまんまのイメージの重さでした。想像していた重さだったので気持ちの準備もできて車体を支えることができた気がします。
『SPEED 400』は上半身が前傾する必要がないので、停車中もハンドルを掴んだまま跨って足を着いていても体が疲労しにくい点は好感度アップしました。
■いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンを起動した時にまず注目した場所は、メーターです。液晶とアナログの融合で、シンプルな表示がとても見やすいのです。アナログも液晶パネルもそれぞれの良さがあり、『SPEED 400』で使用されているメーターはどちらの良さも両立して取り入れているように思います。
見た目がすっきりとしているので、『SPEED 400』のクラシカルなイメージを崩さないのも素敵ですよね。全てを最新のものにするのではなく、従来の物の良さも活かしている印象です。
アクセルを開けると心地の良い音に聞こえてくる
エンジンをかけると、「シュルシュルルル~!!!」という勢いのある音と共に、「ドクドクドク…!!」という太鼓を叩くような低い音が聞こえてきます。アクセルを開けるたびに音が細かく高くなっていくのも聞いていて心地の良い音に聞こえてきます。
加速はとてもスムーズ!なんてちょうどいい加速なのでしょうか…。私が加速したい速度との誤差がないので、自分の思っているようなスピードに到達してくれて街中も走りやすいのです。スピードが出過ぎない、けどモッタリしているわけでもなく、とにかく丁度いいのです。
都内に住んでいるからこそ、街中で運転しやすいのは嬉しいかぎり。これは初心者ライダーにとっても扱いやすいバイクなのではないでしょうか。
一方で、アクセルを開けていくと、より秘めたパワーがあるのも感じました。今回、高速道路は試乗できませんでしたが、実際に乗っても活躍してくれそうな予感も…。
コーナリングは、運転姿勢が楽で体に余計な力が入りにくいからこそ、思っている以上に車体を倒せる
コーナリングは、思っている以上に車体を倒せてしまう。運転姿勢が楽で体に余計な力が入りにくいからこそ、自分自身の体重移動もしやすいからなのかもしれません。
初めは自分でも想像以上にすいーっと曲がれたので逆に焦ってしまいました(笑) どんなシーンでも、運転ポジションがライダーにとって良ければ安全性も高まりますね。実際に走行しているとクラシカルなデザインであることを忘れてしまうくらいスポーティーにキビキビと走ってくれちゃいました。
クラシカルなバイクは、ずっしりとしていて扱いずらかったりするのかなぁと勝手に想像していたのですが、むしろ『SPEED 400』はそんなことなく、クラシカルの良さもポーティーな良さも全部取り入れているように感じました。まさに、古きも新しきも良いところ取りのバイクですね!
気になるお値段は、69万9000円(税込)です。国産車の400ccクラスに比べてもお値段は据え置き。むしろ、『SPEED 400』よりも高い400ccクラスの国産車もちらほらありました。
クラシカルの良さもポーティーな良さも全部取り入れている『SPEED 400』
クラシカルでありながらスポーティーにも走ってくれるバイクを求めている方には、ぜひオススメしたい1台です。気になる方はぜひ試乗してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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