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夜間の走行には要注意!ブラックアイスバーンってなに?

バイクのニュース / 2024年2月19日 18時20分

一口に「アイスバーン」といっても、「圧雪バーン」や「ミラーバーン」などいくつかの種類があります。では、「ブラックアイスバーン」とはどのような現象なのでしょうか。

■暖かくなってきたからって油断は禁物?ブラックアイスバーンとは

 寒い季節になるとニュースなどでよく目にする「アイスバーン」。しかし、一言でアイスバーンといってもいくつかの種類があることをご存知でしょうか。

 たとえば道路に降り積もった雪が踏み固められて凍結した「圧雪バーン」、圧雪された箇所をスタッドレスタイヤなどで走行することにより磨かれてミラーのようになった「ミラーバーン」など、その種類はさまざまです。

 そしてアイスバーンの中でも細心の注意を払わなければならない「ブラックアイスバーン」と呼ばれるものもあります。

ブラックアイスバーンはその名の通り黒く凍った路面のことブラックアイスバーンはその名の通り黒く凍った路面のこと

 ブラックアイスバーンはその名の通り黒く凍った路面のことで、アスファルトが濡れているだけの状態に酷似しているという特徴を持っています。濡れた路面と比較してもほとんど区別がつかないため、多くの人が雨の日と同じようなスピード感覚でブラックアイスバーン上に進入してしまい、減速できずに転倒や衝突をしてしまうという事故が多発しているようです。

 早朝や夜間などの寒さが一層強くなる時や、雨が降った後に急に冷え込んだ時、雪が一度溶けて濡れた路面が再凍結する、などといった方法でブラックアイスバーンは生成されます。また橋の上やトンネルの出入り口など、冷えやすい場所に発生しやすく、常に日陰になっている場所は道路に雪などがなくてもブラックアイスバーンとなっていることもあるため注意が必要です。

 こういった点から、ブラックアイスバーンには雪があまり降らない地域でも発生する可能性が高いという特徴があります。

■転倒などの被害を減らすために注意すべきこととは?

 ではブラックアイスバーン上に進入する可能性が高い寒い季節では、どのようなことに注意をしてバイクを運転すればよいのでしょうか。

 前述の通り、ブラックアイスバーンは一見しただけでは濡れている路面との見分けがほとんどつきません。特に夜間の走行をする際は、ブラックアイスバーンであるかの判断がより一層しづらくなるため、十分に注意して走行することが求められます。

路面が濡れているのか凍っているのかを判断できない場合、とにかく徐行することが大切路面が濡れているのか凍っているのかを判断できない場合、とにかく徐行することが大切

 路面が濡れているのか凍っているのかを判断できない場合、とにかく徐行することが大切ですが、転倒するリスクが高いバイクの場合はブラックアイスバーンに進入しないようにすることが一番の方法と言ってもよいでしょう。

 しかしブラックアイスバーン上を走行しなければならない状況や、気づかずに進入してしまうこともあるはず。そんな時は、急発進や急加速、急ブレーキなどといった”急”がつくものを凍結した路面上でおこなわないことがポイントです。アクセル操作を優しくおこない、余裕のあるブレーキ操作をできるように、むやみにスピードを出さないことが非常に重要となってきます。

 また普段通らない道を走行すると、突然ブラックアイスバーンにさしかかる可能性も少なくありません。そのため冬場バイクを運転する際は、”急”がつく操作をしないこととスピードを出しすぎないことを、常に心がけて走行することが大切です。

 さらに、日当たりの良い場所やクルマ通りの多い道路を選択するなど、アイスバーンに進入する可能性が低いルートを構築して走行することも、転倒リスクを下げるために有効な方法です。

  とりかえしのつかないほどの大事故となるのを少しでも回避するために、あらかじめしっかりと車間距離をとって走行しておくとよいでしょう。

※ ※ ※

 ブラックアイスバーンは、濡れている路面との見分けがつかず非常に危険な路面です。路面が凍結している可能性が高い時間帯や、凍結の恐れがある場所の走行は避けるようにするだけでなく、凍結している可能性が高い時はバイクに乗らないという選択も重要です。

 バイクはアイスバーンに進入すると転倒する確率が非常に高く、怪我を負う確率が高い乗り物なので、暖かくなってきたとはいえ、冬場はいつも以上に安全運転を心がけて走行するようにしましょう。

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