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ヘルメットが重くて首が凝る!? バイクのヘルメットの重さに基準はあるのか?

バイクのニュース / 2024年2月20日 11時10分

ロングツーリングに行く際、ヘルメットの重さで首や肩が凝ってしまうという人も少なくないでしょう。では、バイクのヘルメットの重さに関して、何かしらの基準は定められているのでしょうか。

■このヘルメット......重いかも?ヘルメットに重さの基準があるって本当?

 寒い日の合間にだんだん暖かい日が挟まるようになり、春の訪れを感じます。暖かい日にはロングツーリングに出かけようとしている人も多いのではないでしょうか。バイクに乗る人の中には、長距離ツーリングに行く際、肩や首に疲れが溜まってしまうという人も多いでしょう。

スーパースポーツモデルの場合、かなり前傾した乗車姿勢になることも多く、肩や首の凝りが酷くなりやすい傾向にあるスーパースポーツモデルの場合、かなり前傾した乗車姿勢になることも多く、肩や首の凝りが酷くなりやすい傾向にある

 特にスポーツ走行に主眼を置くバイクの場合、ステップやハンドルの構造上、かなり前傾した乗車姿勢になることも多く、肩や首の凝りが酷くなりやすい傾向にあります。

 こうした疲労の主な原因のひとつが、ヘルメットの重さ。バイクに乗る際の、一定の重さのあるヘルメットを被って前屈みになる構造は、首に大きな負担をかけることに繋がります。

 短距離の移動ならまだしも、長距離ツーリングとなると、首への負担は無視できません。ヘルメットを選ぶ際に、重さを重視する人も少なからずいるでしょう。いくら衝突時の安全性を高くしても、重くなりすぎてしまってはライダーの首を痛めてしまいます。

 では、ヘルメットの重さに関する何らかの基準はあるのでしょうか。

 結論から言うと、ヘルメットの重さ、そしてその他の基準に関しては道路交通法の施行規則において明確に定められています。

道路交通法施行規則第9条の5において、乗車用ヘルメットの基準が定められている道路交通法施行規則第9条の5において、乗車用ヘルメットの基準が定められている

 道路交通法施行規則第9条の5においては、乗車用ヘルメットの基準として7つが挙げられており、そのうち6番目にあたる「重量が2キログラム以下であること」がヘルメットの重さに関する基準です。

 その他、あご紐が必要であることや視野が十分とれること、人体を傷つけるおそれがある構造でないことなどが定められており、国内で販売される乗車用ヘルメットはこの基準に沿うように作られています。

■フルフェイス、ジェットヘルメットにハーフヘルメット......実際の重さは?

 つまり、全てのヘルメットは2キロ以下になるように設計されているということ。ただし、もちろんヘルメットの形状やモデルによって重さは前後します。

中型、大型のバイクでも安心して使用できるのがジェットヘルメット中型、大型のバイクでも安心して使用できるのがジェットヘルメット

 ヘルメットの形は大きく分けて3種類。もっとも安全なフルフェイスヘルメット、バランスの取れたジェットヘルメット、手軽なハーフヘルメットの3つに分類されます。

 もちろん一番軽いのは、作りが簡素なハーフヘルメット。一般的なモデルであれば重さは600g〜1000gほどと非常に軽量です。ただし安全性もそれなりなので、125cc以下のバイク専用として販売されています。

 ハーフヘルメットに次いで軽量であり、中型、大型のバイクでも安心して使用できるのがジェットヘルメット。教習所で借りたヘルメットがジェットタイプだったという人も多いでしょう。

 重さは基本的に1000g〜1500g程度であり、ハーフヘルメットと比べるとやや重たい印象を受けます。

 他のヘルメットと比べて最も重たくなりやすいのがフルフェイスヘルメット。転倒してしまった時の安全性は最も優れており、レースで使われるヘルメットも基本的にはフルフェイスです。

 重さは基本的に1200g〜1800g程度と、サイズによっては上限の2キロに迫るものも。ただし、軽量化を重視したモデルであれば、一部のジェットヘルメットよりも軽いこともあります。

※ ※ ※

ヘルメットは重すぎると首への負担が増す一方、安全性を求めると重量も大きくなる傾向があります。用途やライディングポジション、首の強さ等を複合的に判断して自分に合ったヘルメットを選ぶと良いでしょう。また、使用するシーン別に複数のヘルメットを持っていても良いかもしれません。

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