1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

説明できる? オイルメンテで欠かせないフィルターの役割とは

バイクのニュース / 2024年5月31日 10時10分

バイクのオイルを交換する際に、一緒に交換するのがフィルター。オイル交換2回につき1度交換するのが標準的な交換の目安ですが、交換しないとどうなってしまうのでしょうか?

■オイルフィルターの役割とは?

 オイルを交換する際には、フィルターも同時に交換するのが通常です。オイル交換2回につき、フィルターを1回交換するのが標準的な目安ですが、このフィルターは交換しないとどうなってしまうのでしょうか。

 エンジンを好調に保つ縁の下の力持ち、オイルフィルターについて紹介します!

エンジンオイルに混ざった異物を取り除くために装着されているのがオイルフィルターエンジンオイルに混ざった異物を取り除くために装着されているのがオイルフィルター

 エンジン内部にはオイルが入っていて、常に循環しています。

 エンジン内部はススやスラッジが発生したり、各部の部品が削れて鉄粉が出たりすることもあり、これらの大部分はエンジンオイルに混ざって循環しますが、そのままだと内部を傷つけたり、堆積したりして、結果的にエンジンの寿命を縮めてしまいます。この、エンジンオイルに混ざったこれらの異物を取り除くために装着されているのがオイルフィルター。

 エンジンメンテでは重要な交換部品のひとつとなっており、交換時期はバイクやエンジンによって異なりますが、オイル交換2回から3回に1度程度の周期で、フィルターを交換するというのが一般的です。

■オイルフィルターの種類には2つある

 オイルフィルターはその名の通り、ろ紙を山状に折りたたんだもの。

 タイプは2つあって、エンジンに付いているフタを開けて中に入っているろ紙フィルターだけを交換するものと、クルマのように金属製の筒の中にフィルターが入っていて、それごと交換するタイプに分けられます。前者は内蔵式で、後者はカートリッジ式と呼ばれる事も多いので、覚えておいてください。

オイルフィルターは、エンジンに付いているフタを開けて中に入っているろ紙フィルターだけを交換するものと、クルマのように金属製の筒の中にフィルターが入っていて、それごと交換するタイプに分けられるオイルフィルターは、エンジンに付いているフタを開けて中に入っているろ紙フィルターだけを交換するものと、クルマのように金属製の筒の中にフィルターが入っていて、それごと交換するタイプに分けられる

 どちらもろ紙で異物を取り除くことには変わりはありませんが、交換作業については、内蔵式はOリングも合わせて交換する必要がある一方で、カートリッジ式は丸ごと交換するなど、交換時の手間にも違いがあります。

 ただ、どれだけ異物が取れたかは、ろ紙を直接見ることができる内蔵式しかわかりません。カートリッジ式で見ようとすると、外側の筒部分を切って開ける必要があり、手間がかかってしまいます。

 なお、ろ紙のフィルター以外にも実はもうひとつ方法があって、それが遠心式と呼ばれる方式。空冷時代のカブ系横置きエンジンなどは、クランクの回転で異物を分離させて、定期的に分解して溜まった汚れを取り除いていました。

 手間はかかりますが、こってりと汚れが固まっていて、どれだけ発生して、どんなものかはわかりやすかったのはメリットのひとつです。

■フィルターが詰まったらどうなる?

 エンジン内に汚れが大量に発生したり、フィルター交換を怠っていると考えられるのが、フィルターの能力を越えて詰まりが発生すること。

 そうなるとエンジンオイルが循環しなくなって、エンジンに大きなダメージが発生してしまう気がしてきますが、この点については配慮がされていて、リリーフバルブと呼ばれる装置が内蔵されていて、詰まりが発生するとバイパスさせてオイルを流すようになっています。

 内蔵式でも付いているものがあるため、そこまで心配する必要はありませんが、オイル交換は重要です。

オイルフィルターは、迷ったら純正品を選んでおけば安心オイルフィルターは、迷ったら純正品を選んでおけば安心

 詰まりに関してはフィルターそのものの能力も重要で、細かければろ過能力は高く、不純物を多く取り除いてくれ、目が荒ければその逆になります。

 実際に目で見ると、どのろ紙も同じように見えますが、純正品は目が細かいことが多く、社外品は問題になるほどではありませんが、純正に比べると荒いものが多いのが特徴。濾す力が高いと、それだけ不純物が取れるので、エンジン寿命にも関係してきます。

 実際にフィルターのろ過能力の違いによって、エンジン寿命はどれぐらい違うのかというデータも出ていて、当然のことながらろ過能力が高い方がエンジン寿命は長くなります。

 ただし、細かくてろ過能力が高ければいいというわけではなく、油圧のかかり方や指定オイル粘度との兼ね合いで、最適なものを使うのが重要。

 DIYでも交換はできますが、買いに行くと社外品も含めてたくさんの種類があって迷ってしまいます。迷ったら純正品を選んでおけば、安心です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください