今から押さえておきたい！ 桜が見頃なツーリングスポット5選 〜関東近郊編〜

都内では最高気温が15度近くなる日も増え、春の訪れが近いことをじわじわと感じるようになってきました。春といえばツーリングシーズン。せっかくならバイクで走行しながら桜を楽しみたいものですが、関東近郊で桜が見られるツーリングスポットには、どのような場所があるのでしょうか。

■春のツーリングにおすすめ！関東近郊の桜スポット

　冬の間ツーリングを控えていたライダーにとって、ツーリングシーズンである春は待ち遠しいシーズンと言えます。春ツーリングでしか味わえない魅力として桜を見ながら走れることが挙げられますが、関東近郊で桜が見られるツーリングスポットには、どのような場所があるのでしょうか。

◆奥多摩湖（東京都）

奥多摩湖（東京都）

　奥多摩湖は、多くのライダーが集まる東京の有名なツーリングスポット。特に奥多摩町から檜原村までつながっている「奥多摩周遊道路」は、ワインディングが楽しめます。東京に位置しているので都内からもアクセスしやすく、日帰りで行けるのも魅力と言えるでしょう。

　奥多摩湖は春になると周囲の山々に桜が咲き、湖の青さと桜の色がマッチした美しい風景を楽しむことができます。

　また桜はツーリングしながらでも楽しめますが、休憩がてらに「月夜見第一駐車場」に立ち寄るのもおすすめ。月夜見第一駐車場は、奥多摩周遊道路でもっとも眺めの良い駐車場なので、奥多摩湖と桜の美しさを堪能できます。

　なお東京都心から奥多摩湖へ向かうときは、八王子・青梅方面から青梅街道を進むと到着します。なお、青梅街道は混んでいる場合があるので、あきる野から都道33号と206号を経由するルートで行くと回避できるかもしれません。

　また奥多摩湖はツーリングスポットとして有名なため、無茶な運転をするライダーも少なくありません。加えて整備されているものの峠道なので、事故が多発しています。奥多摩湖へ行くときは、安全に十分に注意しながら走行しましょう。

◆弘法山公園（神奈川県）

弘法山公園（神奈川県）

　弘法山公園は神奈川県秦野市にある公園で、東京からは東名高速を走り秦野中井ICからおよそ10分ほどで到着します。

　弘法山公園は浅間山、権現山、弘法山の3つの山を含む地域を指し、かながわの景勝50選、かながわの探鳥地50選、かながわの花の名所100選、関東の富士見百景に選ばれています。

　春になると、公園内には1400本以上の桜が咲き誇るだけでなく、天気がいいときは展望台から富士山が見えます。富士山と満開の桜を一緒に見ることができる珍しい場所でもあるので、シーズン中に1度は訪れたい桜スポットといえます。

◆上野恩賜公園（東京都）

上野恩賜公園（東京都）

　上野恩賜公園は江戸時代から続く桜の名所です。上野公園で最も有名なのが、ソメイヨシノやヤマザクラなどさまざまな種類の桜が約800本咲き誇る「さくら通り」。800本もの桜が舞い散る桜吹雪は、圧巻の一言です。

　またさくら通り以外にも、上野恩賜公園には桜を楽しめる場所があります。それは、「清水観音堂」と「不忍池」で。どちらもさくら通りとは違った景色を楽しめるので、訪れてみるのもよいでしょう。

　上野恩賜公園へのアクセスには、首都高上野線で行く方法と都道405号と都道452号を利用する方法があります。有料道路を避けたい人は、都道を利用するとよいかもしれません。

◆清水公園（千葉県）

清水公園（千葉県）

　千葉県野田市にある公園である清水公園は、「日本さくら名所100選」に選ばれるほどの桜の名所です。

　園内には約2000本の桜が咲き誇り、沿道の桜並木に魅了される人は多いはず。歴史が長い公園でもあり、100年の古木から生じた「劫初の桜」は、他ではなかなか目にすることができません。

　また駐車場もいくつか設置されており、そこに行くまでは桜並木の中のツーリングを満喫できます。またキャンプ場も併設されているので、キャンプツーリングをするのもおすすめです。

　都内からだと、常磐自動車道流山インターから松戸野田道路を約12km進むと到着します。他にも、常盤自動車道柏インターから国道16号線経由するルートもあります。

◆熊谷桜堤（埼玉県）

熊谷桜堤（埼玉県）

　熊谷桜堤は、「日本さくら名所100選」に選出されている埼玉県熊谷市にある桜の名所。荒川沿いの土手に約2kmにわたって、ソメイヨシノが咲き誇ります。

　土手沿いは徒歩でしか散策できませんが、国道407号で荒川大橋を渡るときであれば、バイクに乗りながら桜を見ることもできます。ただし、よそ見運転は危険なので見すぎないようにしましょう。

　毎年3月下旬から4月上旬におこなわれる「熊谷さくら祭」に桜の見頃を迎え、美しい桜のトンネルができあがります。また、熊谷桜堤は桜だけでなく菜の花が咲くのも魅力。桜と菜の花のコラボレーションによって、春らしさをより一層感じられるでしょう。

　都内から熊谷桜堤までは、関越自動車道に乗り東松山ICから15kmほど走ると到着します。

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　関東には、上記でピックアップしたもの以外にも桜を堪能できるツーリングスポットが存在し、場所ごとに異なる桜の景色が楽しめます。桜もツーリングも楽しめる期間は限られているので、今から計画をたててみてはいかかでしょうか。