できるだけ安くバイクに乗りたい! バイクの維持費って節約できる?
バイクのニュース / 2024年3月20日 13時10分
昨今、物価高が問題となっています。光熱費や水道代、ガス代や食費などはなるべく節約したいものですが、無理をしすぎると健康に支障をきたす場合もあります。そこで注目したいのが、バイクの維持費。さまざまな費用がかかりますが、節約することはできるのでしょうか。
■バイクを維持するには、こんなに費用がかかる!
バイクには50ccの原付から1000ccを超える大型バイクまで、様々な排気量がありますが、排気量が小さいほど維持費が安く、排気量が大きくなるほど維持費がかかるのが一般的です。
そんなバイクの年間維持費は乗り方や車種、走行距離などで変わりますが、125cc以下の小型バイクで6万円前後、1000ccを超える大型バイクになると15万円前後が一つの目安と言われています。
バイクの維持費には、定期的にかかる費用がいくつかあり、まず毎年かかる費用が軽自動車税。その年の4月1日時点でバイクを所有している人に納税通知書が自治体から送られてきます。
軽自動車税は1年分をまとめて納付する決まりとなっており、5月末までに納めなければなりません。期限が過ぎると延滞金が発生するため、必ず期日までに納付しましょう。
バイクを維持するには様々な費用がかかる
税額は、90cc以下の原付で2000円、90cc超125cc以下の原付で2400円、125cc超250cc以下の軽二輪で3600円、250cc超の小型二輪で6000円となっています。
また、自賠責保険もバイクを所有していれば、排気量に関係なく必ずかかる費用。自賠責保険は国で定められたものなので、どの保険会社で契約しても保険料は変わりません。ただし、バイクの排気量や契約期間によって保険料は変わります。
契約期間は1年単位で、250cc以下のバイクで最長5年間、250cc超のバイクで最長3年間。たとえば、125cc以下の原付の保険料は最短の12か月で6910円、最長の60か月で1万3310円(令和5年4月1日現在)となっています。
そして自賠責保険でカバーできない補償を補うのが、バイク保険(任意保険)です。任意で契約する保険なので強制ではありません。しかし、万が一の際に手厚い補償が受けられるので、バイクに乗り続けるなら加入しておいたほうが安心です。
バイク保険の料金は、保険会社や補償内容によって変わってくるため、各保険会社のサービスを比較して最適なプランを選ぶようにしましょう。
自賠責保険もバイクを所有していれば、排気量に関係なく必ずかかる費用
さらに、クルマと同様で、250cc超のバイクは車検の費用がかかります。新車登録時だけ3年後で、それ以降は2年おきに車検を受けなければなりません。250cc以下のバイクは車検制度がないので、その分費用が抑えられます。
車検費用の内訳は、自賠責保険料、重量税、検査手数料の法定費用。整備工場などに車検を依頼した場合は、これに加えて代行手数料、法定点検料、整備費用、部品代などが追加で必要です。
バイクの車種や年式、状態によって費用は異なりますが、業者に依頼すると5万円から15万円ほどの費用が一般的となっています。
それらに加え、日常的にかかる費用がガソリン代。一般的には、排気量が小さいほど燃費がよく、排気量が大きくなると燃料を多く消費します。
たとえば、1リットルの燃料で、125cc以下のバイクであれば50km以上走れるバイクがある一方で、1000cc以上の大型車だと20km程度しか走れないバイクも珍しくありません。
なお、毎月かかるガソリン代は通勤・通学などで毎日乗る人と、たまにしか乗らない人では当然違います。また、給油するガソリンの種類がレギュラーかハイオクかによっても、大きく異なります。
また、バイクをよい状態で乗り続けるにはメンテナンスも欠かせません。オイルやタイヤ、電球などの消耗品を定期的に交換する必要がありますが、メンテナンス代もバイクの乗り方や走行距離、年式などによって大きく変わってくる費用です。
他にも、バイクを購入する際に、クルマのように車庫証明は必要ありませんが、自宅に保管場所がなければ駐車場を確保しなければなりません。
アパートなどに住んでいて停める場所がない場合は、近くの駐車場やレンタルコンテナなどを借りるための費用が必要。駐車場代は都市部などの人口が多い地域ほど、高くなる傾向にあります。
■バイクの維持費を節約するにはどうしたらいい?
昨今の物価高騰の影響で、節約生活を考えている人も多いのではないでしょうか。
食費や水道、光熱費などを抑えれば支出をある程度減らせますが、日々の生活に欠かせない費用なので、無理をしすぎると健康にもよくありません。バイクを維持するには決して安くはない費用がかかりますが、前述の費用を見直すことで大幅に維持費を節約できる可能性はあります。
では、具体的にはどのように費用を見直せば良いのでしょうか。
バイクの維持費を節約するには、適切な運転操作とやさしい運転を心掛けることが大切
バイクの維持費を節約するには、適切な運転操作とやさしい運転を心掛けることが大切です。
急発進や急ブレーキ、不必要なアイドリングを避けて、速度に見合ったギアで走行することで、ガソリンの消費を抑えることができます。そうしたバイクにやさしい運転は、タイヤやオイルなどの消耗品に負荷が少なくなるので、交換のスパンが長くなりメンテナンス費用の節約にもつながります。
また、自賠責保険は長期で契約するほど年間単位で割安になるため、長くバイクに乗り続けるなら、250cc以下のバイクで5年、250cc超のバイクなら3年で契約すると長い目で見るとお得です。
他にも、バイク保険を見直すのも節約につながります。年間走行距離や使用目的、運転者の年齢などでも大きく保険料が変わるため検討してみるのも一つの手。生活環境やバイクの使用頻度などが変わっているようなら、契約プランを安くできるか保険会社に確認してみるとよいでしょう。
車検のない250cc以下のバイクに乗り換えるのもバイクの維持費を節約する方法のひとつ
250cc超のバイクに長く乗っている人は、2年おきの車検が維持費の大きなウェイトを占めます。
もしこだわりがないようなら、車検のない250cc以下のバイクに乗り換えるのも良いでしょう。排気量が小さくなることで燃費もよくなるので、維持費の節約にも繋がります。
なお、維持費を節約するためにメンテナンスを怠り、オイルやタイヤなどを交換しないで劣化したまま乗り続けるのはNGです。そうなればバイクに不具合が生じたり、タイヤが滑って転倒するなど、余計な修理費がかかる可能性が高まる為本末転倒。
バイクのメンテナンス代は、愛車と長く付き合うために必要最低限にかかる費用です。そのため、バイクの点検を日々怠らないようにして、消耗品となるパーツは劣化する前に早めに交換するようにしましょう。
※ ※ ※
バイクを趣味で所有している人は、あまり維持費は気にならないかもしれません。しかし、日々の生活の移動手段としてバイクを利用している人にとっては、維持費は重要な問題といえます。
バイクは定期的にかかる費用がたくさんあるため、できそうな項目から節約生活を少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
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