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水素燃料エンジン車「HySE-X1」 東京モーターサイクルショーに展示

バイクのニュース / 2024年3月8日 17時10分

技術研究組合水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE/Hydrogen Small mobility & Engine technology)は、3月22日~24日まで東京ビッグサイトで開催される第51回東京モーターサイクルショーに水素燃料エンジン車「HySE-X1」を出展します。

■過酷な競技を走りきった水素燃料エンジン車

 技術研究組合水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE/Hydrogen Small mobility & Engine technology)は、3月22日~24日まで東京ビッグサイトで開催される第51回東京モーターサイクルショーに水素燃料エンジン車「HySE-X1」を出展します。

水素燃料エンジン車「HySE-X1」水素燃料エンジン車「HySE-X1」

 2023年5月に結成されたHySEは、ワサキモータース株式会社、スズキ株式会社、本田技研工業株式会社、ヤマハ発動機株式会社の4 社が基幹となる組合で、水素エネルギーの課題解決に向け、これまでガソリン燃料を用いたエンジンの開発において各社が培った知見や技術をもとに、連携して小型モビリティ用水素エンジンの設計指針の確立も含めた基礎研究に取り組んでいます。

HySE理事長の小松 賢二氏(ヤマハ発動機 執行役員 技術・研究本部長)HySE理事長の小松 賢二氏(ヤマハ発動機 執行役員 技術・研究本部長)

 同研究期間の最初の共同製作車両となるHySE-X1は、「バイクの未来を水素で守る!」をテーマに、1月にサウジアラビアで開催された「ダカール2024」(ダカールラリー)に出場した4輪モデルです。

  HySEは、水素小型モビリティの課題抽出を目的に、「ダカール2024」のカテゴリー“Mission 1000” (水素エンジンや電動およびバイオフューエルとのハイブリッドなど、カーボンニュートラルに向けた次世代パワートレインの技術開発を自動車メーカーに促すカテゴリー。コース総走行距離は約1,000km/約100km×10日間)に、研究活動に用いているモーターサイクル用水素燃料エンジンを搭載したHySE-X1で出場し、最終日まで走り切り、クラス4位でフィニッシュ。

 世界一過酷と言われるほど気象条件や路面状況が様々に変化する難コースを走破し続けたことで、今後の研究課題につながる有用なデータの取得とともに、HySEのプレゼンスや水素エンジンの存在感および可能性を世界にアピールできたといいます。

 なお、HySE-X1の展示場所やHySE出演ステージイベントの概要は以下の通りです。

■出展概要
「HySE-X1」展示
【期間】3月22日(金)~ 24日(日)
【場所】西展示棟アトリウム内特設ステージ付近

HySE出演ステージイベント
【日時】3月22日(金)15:10~15:40
【場所】 西展示棟アトリウム内特設ステージ
【登壇者(予定)】HySE理事長、理事、ダカールプロジェクトリーダーなど

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