葉山町の昔ながらの定食屋『山海亭』へ 評判の「からあげ」とアジフライを堪能!!

アジと言えばアジフライ！　というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。葉山町の昔ながらの定食屋『山海亭』を訪れました。

■美味しい唐揚げを求めて来たつもりが……？

　美味しいアジフライを求めて、筆者（増井貴光）が向かったのは神奈川県の葉山町です。数日前に葉山在住のAさんと呑んでいた時に、注文した鶏の唐揚げを食べながらAさんが「葉山町の山海亭（さんかいてい）の唐揚げが美味しいんですよ～！」と力説します。筆者も含め唐揚げが好きな人は多いと思いますが、Aさんはかなりこだわりを持っていて、それなら行ってみるか、と愛車のホンダ「CT110」でその店を訪れたのでした。

今回訪れたのは、地元の人から愛される葉山町の昔ながらの定食屋「山海亭」

　葉山と言うと、やはり「森戸海岸」や「一色海岸」などのビーチを思い浮かべる人が多いと思います。今回の目的地である「山海亭」は、筆者がかなり前に訪問した時は、「一色海岸」や「葉山御用邸」の近くにある昔ながらの定食屋さんという趣でした。一度閉店したのですが、数年前に海岸線から少し離れた一色の山側に復活したとのことです。

「CT110」を店の前に停めて「山海亭」に入店します。店の方の応対が柔くて良い感じです。食べようと思っていたのは鶏の唐揚げだったのですが、メニューを見ると「魚フライ定食」があります。しかも、アジフライとキスフライ！　これは、食べないわけにはいきません。

　すっかりAさんオススメの唐揚げのことは忘れている筆者です。メニューの裏側を見ると単品でもアジフライがあります。「魚フライ定食」にアジフライを更に増やすか？　などと考えますが、初めて食べるのでそのまま「魚フライ定食」を注文します。

「山海亭」の「魚フライ定食」は、アジフライとキスフライのセット。少量添えられたトマトケチャップで彩られた昔ながらのパスタに心惹かれる

　それほど待つこともなく「魚フライ定食」が出来上がってきました。アジフライ1枚とキスフライ2枚がお皿に綺麗に並んでいます。最近食べたアジフライが大き目が多かったこともあって小ぶりに感じますが、普通サイズのアジフライです。付け合わせはレタスとトマト色のパスタ、小鉢とご飯、味噌汁、漬物が揃って「山海亭」の「魚フライ定食」です。

　まずは揚げたてのアジフライからいただきます。大きさ、厚みともに一般的です。サクサクの衣に柔らかめの身です。味はスパイシーでそのまま食べても美味い！　キスフライはアジよりあっさりした味ですが、ご飯のおかずに良い感じです。付け合わせのパスタが昔ながらの定食屋さんという感じで嬉しい気持ちになる筆者でした。

　しかしここで重要なことに気が付きます。アジフライを先にパクパク食べてしまったので、盛りの良いご飯の量とおかずとのバランスが合いません。そこで、Aさんオススメの唐揚げを思い出しました。メニュー裏面を見てみるとアジフライ同様に単品で注文できるので、唐揚げ2個をオーダーしました。

　アジフライに続いてキスフライが無くなるナイスタイミングで、唐揚げがやってきました。揚げたて熱々を口に入れます。下味が効いていて美味しい！　これだけでご飯なら大盛り1杯、ビールなら2杯はいけそうな美味しさです。

　店の方の対応と料理の素朴な美味しさで、近くにあったら毎日食べに来たくなる定食屋でした。

■夏のビーチとは違った雰囲気も、葉山町の魅力

「山海亭」を後にして、食後の腹ごなしに向かったのは「葉山公園」です。「葉山御用邸」の南側にある海に面した公園です。バイク駐車スペースに「CT110」を停めて海岸に向かって歩きます。

食後は葉山町の癒しスポット「葉山公園」へ。北側に「葉山御用邸」、南側に「長者ヶ崎」があり、バイクを停めて散歩するのにも最適

　公園の下は「大浜海岸」で、南側には「長者ヶ崎」が見えます。北側に歩いていくと「葉山御用邸」裏の小さな岬「小磯の鼻」があります。ネーミングの由来は分かりませんが、気持ちの良い場所です。

　さらに北側のビーチが「一色海岸」です。夏は海の家やビーチバーが建って賑わいますが、秋から春は落ち着いた雰囲気で綺麗な海岸です。

「大浜海岸」から「葉山御用邸」の裏を歩いて赤い欄干の「臨御橋」を渡ると「小磯の鼻」に到着。ここは気持ちの良い小さな岬

　日差しも暖かくてちょうど良い気温なので、ちょっと昼寝でもしちゃおうかな……と仕事をサボる筆者でした。