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ホンダの技術力に感動!超軽量ジェット機「HondaJet Elite II」をじっくりと紐解くよ〜高梨はづきのきおくきろく。〜

バイクのニュース / 2024年3月8日 12時10分

毎月最初の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。ホンダの超軽量ジェット機『HondaJet Elite II』をご紹介するよ。二輪車以外にも陸海空とさまざまな分野にモビリティを提供するホンダ。先日リニューアルオープンした「ホンダコレクションホール」の正面玄関に配置された航空機に私は目が奪われた!

■ホンダのベリーライトジェット機とは

 皆さんこんにちは、高梨はづきです!

 本日はバイクから離れて、ベリーライトジェット機『HondaJet Elite II(ホンダジェット エリート2)』をお届けしていくよ!

モビリティリゾートもてぎ(MRM)内「ホンダコレクションホール」が2024年3月2日にリニューアルオープンしたよモビリティリゾートもてぎ(MRM)内「ホンダコレクションホール」が2024年3月2日にリニューアルオープンしたよ

 突然のジェット機紹介でびっくりした? 2024年3月1日に栃木県茂木町桧山のモビリティリゾートもてぎ(MRM)内「ホンダコレクションホール」がリニューアルオープンして、そこにホンダジェットエリート2が展示に仲間入りしたので、今回お届けすることになったよ。ちなみに、ホンダコレクションホールの開館は1998年で、それから26年の歴史があるんだって!

 ホンダコレクションホールには以前、モビリティリゾートもてぎで行われた、ホンダ主催のオフロードバイクレッスンの体験させてもらった時の帰り際にチラッと覗かせてもらった思い出があるよ!

 ホンダの歴史を飾る輝かしいバイクたちが並んで展示されているのを眺めたんだよね。当時、展示されていなかったホンダジェットの実物大模型が加わったことで、見応えがかなりアップしたみたい。

 ところで、みんなは飛行機の免許ってどんなものか知ってる?

Japan Mobility Show 2023のホンダブースでひと足先に詳しく見ていた『HondaJet Elite II』Japan Mobility Show 2023のホンダブースでひと足先に詳しく見ていた『HondaJet Elite II』

 飛行機の免許には3種類あって、ホンダジェットのような小型飛行機を操縦するには、最低でも[自家用操縦士免許]を取得していれば乗れるんだって!

 その他に[事業用操縦士免許]や[定期運送用操縦士免許]の2種類があるけど、名前から見てわかる通り、趣味として個人的にセスナなどの小型飛行機の操縦をするためなら、自家用操縦士免許だけで十分みたい。ビジネス目的で使うなら事業用操免許を取得していくって感じだね。

 気になるホンダジェットエリート2のスペックはというと…

【機体の大きさ】全長12.99m・翼幅12.12m・全高4.54m
【客室の広さ】全長5.43m・全幅1.52m・全高1.47m
【性能】⚫︎航続距離:1,547nm、最大選行速度:782km/h ⚫︎最大運用高度4万3000フィート(約1万3106m) ⚫︎航続距離は1437ノーティカルマイル(2661km)
【最大定員】乗員1名+乗客7名(乗員2名+乗客6名)
【価格】日本円で約10億円

 性能については、わたしにはうまく説明できないので省略させてもらうとして…(笑)

■「HondaJet Elite II」の外観と内装を見ていくよ!

 ホンダジェットは一般の人でも買える飛行機なんだけど、その価格なんと10億円…!億単位の買い物となると、わたしにはとても手が出せなそうだ…年末ジャンボが当たっても買えないのね…うぅ…。

「HondaJet Elite II」のコックピットに座ってみた「HondaJet Elite II」のコックピットに座ってみた

 コックピットに座ってみた感想なんだけど、車とは違う圧迫感と緊張感が漂っていて圧倒された。まるで、ゲームの世界で見るような地形の画像と、見渡す限りの謎のボタンたち。素人のわたしの目からは、コックピットへのワクワクキラキラ好奇心と、操縦はできそうにないなという不安が交互にやってきて、妙にハイテンションになったの(笑)

 場所を移して乗客席へ移ると、やっぱりホンダの作るモノだなぁと、細かいところまで感心させられたよ。この小窓から見る景色は、乗客にとってきっと特別なものに…と、エアーシャンパングラスを持って想像してみたり。最高のプライベート空間にルンルンな気持ちになった。ちゃんとトイレも設置されていて、万が一にも困らない設備だったよ。

外観のブラックカラーが、かなりかっこいい!外観のブラックカラーが、かなりかっこいい!

 何よりも目を引くのは外観のブラックカラーだよね。かなりかっこいい! 飛行機でこういう黒をベースにしたカラーリングってあんまり見たことないかも…。戦闘機を彷彿とさせるような鋭さや質実剛健さに加えて、機体の美しい曲線にグッとやられてしまった。なんだかほんと、ロマンが詰まってるって感じだったなぁ。

 私たちが思い浮かべる飛行機って、エンジンが主翼の下に取り付けられているのが一般的よね。ホンダジェットエリート2は、エンジンを主翼上面に取り付けられていて、ホンダ独自構造を採用しているんだって。ホンダの独自構造によって高い静粛性能も実現していて、実はエンジンが上についていた方が効率よく操縦ができるそうだよ。

持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用したHF120ターボファンエンジン持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用したHF120ターボファンエンジン

 ホンダジェットエリート2は全てのパーツがホンダ独自で造られているため、当然エンジンもホンダ製(GEとHondaの共同出資で2004年に設立された航空エンジン合弁会社製造)。これがとにかく優秀で、渡航距離も長く飛べるのが特徴なんだとか。エンジンのホンダとバイク界隈では言われているけど、飛行機でもそうなんだね!本当にすごい企業だ。

 今、国内で飛行機ってどんな会社が作っているんだろう?ふと思い調べてみると、大きく分けて4社。それが、ホンダジェットを開発する本田技研工業をはじめ、三菱重工業 ・SUBARU ・川崎重工業。日本を代表する名だたる会社が並んでた。

 第2次世界大戦で敗戦国になった日本は、GHQによって航空機が研究された結果、戦闘機開発における高い技術力が危険因子として認定されてしまい、生産をはじめ、研究や実験が戦後処理命令で禁じられてしまったんだよね。その影響から、軍事開発で培った技術やノウハウが断絶となり、今でも日本では飛行機を作れないものと勉強した気がしたんだけど、今は関係ないみたい。資金面や、需要と供給の折り合いで、中々手が出せなかっただけみたいなので、勝手に心配して勝手にホッとしたわたしなのであった。(笑)

 ちなみに、本田技研工業以外のメーカーが、戦時中にどんな飛行機を製造していたのかざっくり紹介すると、SUBARU(中島飛行機)は『隼(はやぶさ)』のエンジン、川崎重工は三式戦闘機『飛燕(ひえん)』、三菱重工業は『零戦(ぜろせん)』の開発をしていた会社だよ。

 まさか私のコラムで、こんなことを知ることができるとは思わなかったな…。なんだか同じ日本人として誇らしい!

プライベートジェット機は夢のまた夢の話なんだけどいつかは乗ってみたいプライベートジェット機は夢のまた夢の話なんだけどいつかは乗ってみたい

 今回紹介したホンダ「ホンダジェット」、さらには三菱航空機の「MRJ」も国産ジェットの旗印のもと開発されていたりと、着実に航空産業が盛り上がっているみたい。プライベートジェット機は夢のまた夢の話なんだけど、いつか(石油王の)王子様に乗せてもらえる日が来ることを願って…一日一善、徳を積んでおこうと思う!(笑) 読者の方に石油王の方がいたらぜひご連絡ください!

 …ということで本日はここまで!
 またお会いしましょう〜♪

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