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もう愛車に乗れなくなった! バイクを廃車にする際の手順とは

バイクのニュース / 2024年3月31日 10時10分

バイクが事故や故障で動かなくなってしまったり、ライフスタイルの変化によってバイクに乗れない場合などの選択肢として、「廃車」が挙げられます。バイクを廃車にする場合、どういった手続きを踏めばよいのでしょうか。

■バイクを廃車にする方法とは

 バイクが事故や故障で動かなくなってしまったり、ライフスタイルの変化によって乗れなくなったりする事は、誰しもに起こりうる事です。そういった場合は、そのまま保有せずに廃車手続きをするのもひとつの選択肢。

 廃車はナンバープレートを返納し、公道を走行できなくすることで、大きく「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2つに分けられますが、それぞれどういった手続きを踏めばよいのでしょうか。

廃車は「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2つに分けられる廃車は「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2つに分けられる

 まず一時抹消登録は、一時的にバイクに乗れなくなった場合におこないます。一時的に乗れないだけなので、再登録すれば再び公道を走れるようになります。

 一時抹消登録のメリットとしては、乗らない期間の自動車税を支払わなくてよくなる事と、再登録すれば再び使用できるようになること。自動車税の支払いは、4月1日時点でバイクを所有している人が対象となります。乗らないのに1年分の税金を支払うのはもったいないので、長い間乗らないのであれば一時抹消登録をしておくと良いでしょう。

 ただし、バイクの保管場所を確保し続けなければいけないというデメリットもあります。一軒家で駐車スペースに余裕があれば問題ないかもしれませんが、駐車場を借りている場合は、乗らないのに駐車場代を負担することになってしまいます。

 なお一時抹消登録は、126cc以上のバイクでしかできません。50㏄から125ccの原付またはバイクではできないので、注意してください。

永久抹消登録は、所有しているバイクに今後乗らないという場合に行なう永久抹消登録は、所有しているバイクに今後乗らないという場合に行なう

 そして永久抹消登録は、所有しているバイクに今後乗らないという場合に行ないます。一時抹消登録とは異なり、再び公道を走れるようにはなりません。事故や故障で完全に動かなくなった場合は、こちらの登録をおこなったほうが良いでしょう。

 永久抹消登録のメリットは、自動車税を支払わなくてよくなることと、自動車重量税の還付金を受け取れる場合があること、バイクの保管場所が不要になることです。

 なお、自動車重量税の還付が受け取れるのは250ccを超えるバイクで、車検残存期間が1か月以上残っている場合となります。対象の人は永久抹消登録と同時に、還付申請も忘れずにおこないましょう。

 永久抹消登録のデメリットは、再登録ができないことです。永久抹消登録をしてしまうと、そのバイクで公道を走行することができなくなるため、「また乗りたいな」と思っても乗れません。よく考えてから、登録手続きをするようにしましょう。

廃車手続きをする際には、バイクの所有者が自分でなければならない廃車手続きをする際には、バイクの所有者が自分でなければならない

 また一時抹消登録と永久抹消登録どちらにも共通して、注意すべき点があります。それは、廃車手続きをする際には、バイクの所有者が自分になっていなければいけない事。ローンを組んでいると、バイクの所有者が販売店やローン会社になっていることがあります。その場合、ローンの残金を全額払って所有者を自分にする必要があります。

 ローンの残金がない場合は問題ありませんが、金額が大きい場合は痛い出費となってしまうので、廃車ではなく買い取り業者に依頼するなど、他の方法を取った方が良いでしょう。

 なおクルマの場合は、一時抹消登録と永久抹消登録で手続き方法が異なりますが、バイクの場合は同じです。ただし、排気量によって方法が異なるので注意してください。

 まず50㏄から125ccのバイクの場合は、登録している市区町村の役所で手続きをおこないます。手続きに必要なものは、標識交付証明書、軽自動車税廃車申告書兼標識返納書、ナンバープレート、印鑑です。ちなみに50㏄から125ccのバイクは、永久抹消登録しかできないので、合わせて覚えておきましょう。

 そして126㏄から250ccのバイクの場合は、陸運局で手続きをおこないます。必要な書類は、軽自動車届出済証、手数料納付書、軽自動車税申告書、申請書、ナンバープレート、印鑑です。

 250ccを超えるバイクの場合も陸運局で手続きをおこないますが、必要な書類は異なり、自動車検査証と手数料納付書、350円印紙、ナンバープレート、印鑑が必要となります。

 比較的簡単に申請でき、250ccを超えるバイクでなければ手続きは無料です。

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