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1960年代のアメリカで“女性の権利”のために立ち上がった名もなきヒロインたち『コール・ジェーン −女性たちの秘密の電話−』

バイクのニュース / 2024年3月21日 18時0分

中絶が非合法だった1960年代のアメリカを舞台に、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描く、実話を基にした映画『コール・ジェーン −女性たちの秘密の電話−』が、2024年3月22日(金)より全国公開されます。

■今だからこそ観て欲しい社会派作品

『コール・ジェーン −女性たちの秘密の電話−』は、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描いた、実話を基にした映画です。

(c)2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.(c)2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.

 1968年、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカ。裕福な家の主婦として生きるジョイは何不自由ない暮らしを送っていましたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまいます。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出ますが、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまいます。そんな中、街で偶然「妊娠? 助けが必要? ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着き……。

 本作に登場する「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われています。1973年にアメリカ連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利を合法と判決した「ロー対ウェイド事件」から50年が過ぎた現在、米国では再び違法とする動きが活発化。論争が激化しているなか、今、観るべき社会派エンタテインメント作品になっています。

 監督は、『キャロル』で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。『ダラス・バイヤーズクラブ』や『バービー』など、多くの世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナーがプロデューサーを務めます。

 主人公のジョイを演じるのは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『ピッチ・パーフェクト』シリーズへの出演でも知られるエリザベス・バンクス。「ジェーン」を率いるリーダー、バージニアを演じるのは、『エイリアン』シリーズ、『ゴースト・バスターズ』シリーズなど、数多くのハリウッド大作に出演する名優シガニー・ウィーバーです。

ドゥカティ「Monster 796(2010)」ドゥカティ「Monster 796(2010)」

 エリザベス・バンクスは女優としてだけでなく、2019年の『チャーリーズ・エンジェル』の製作・監督・脚本もつとめるなど、マルチな才能を発揮。

『コール・ジェーン −女性たちの秘密の電話−』は、2024年3月22日(金)全国公開です。『コール・ジェーン −女性たちの秘密の電話−』は、2024年3月22日(金)全国公開です。

『チャーリーズ〜』では、クリステン・スチュワート演じるサビーナが仲間の窮地を救うため、ドゥカティ「Monster 796」で悪役にスライデングタックルを噛ますという、衝撃的な演出を見ることができます。

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