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東京モーターサイクルショー会場で探してみたら、意外と多かった「土の匂い」!?

バイクのニュース / 2024年3月25日 15時10分

2024年3月22日より東京ビッグサイトで開催された「第51回 東京モーターサイクルショー」では、様々なジャンルのバイクや用品などが展示されました。国内2輪市場においてはメインストリームとは言えないオフロードバイクやそれに付随する用品類に注目してみると、意外と多くの展示がなされていました。

■オフロード関連も大集合だった

 オフロードバイクと言っても、そのジャンルは多岐にわたります。モトクロス競技車両のモトクロッサー、エンデューロ専用モデルのエンデュランサー、トライアルバイク、公道走行が可能なトレールバイク、アドベンチャーモデルとも呼ばれるビッグオフ、キッズ用のミニバイク、そして電動バイクなどです。結論から言うと、東京モーターサイクルショーの会場には、これらすべてのオフロードバイクが展示されていました。

2023年度D.I.D全日本モトクロス選手権にスポット参戦し、『FIM E-EXPLORE』にフル参戦中のホンダ「CR ELECTRIC PROTO」と、トライアル界のレジェンド、成田匠(なりたたくみ)氏も開発に携わるフランスの電動トライアルバイク「Electric Motion EPURE」2023年度D.I.D全日本モトクロス選手権にスポット参戦し、『FIM E-EXPLORE』にフル参戦中のホンダ「CR ELECTRIC PROTO」と、トライアル界のレジェンド、成田匠(なりたたくみ)氏も開発に携わるフランスの電動トライアルバイク「Electric Motion EPURE」

 競技専用モデルに関しては、ヤマハやホンダ、KTMなどオフロード競技用モデルを開発・市販しているメーカーブースにはもちろんのこと、タイヤやオイル、用品などのブースにもオフロードバイクが展示されていることが多いです。

 また、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)のブースでは、毎年、前年度のチャンピオンマシンが展示されます。今年は、全日本モトクロス選手権用のマシンに関しては4台の展示を確認できました。

 ほかにも全日本エンデューロ選手権のチャンピオンモデル、大阪で初開催された『FIM E-EXPLORE』にも参戦したホンダ(HRC)の「CR ELECTRIC PROTO」、ヤマハが全日本トライアル選手権に参戦中の電動トライアルマシン「TYE-2.1」(旧モデル)も展示されていました。

 なかでもオフロードファンなら「おっ!?」と驚かされるのが「ラフアンドロード」のブースです。

「小さなスペースですけど、大きな1歩なんです」と、ラフアンドロードのオフロード用品担当、小野里さんによる「アチェルビス」(イタリア)と「X-GRIP」(オーストリア)の一角。BETA「RR2T300」に外装パーツ、ガード類、チャンバー、タイヤ、ムースなど、全身徹底的にカスタマイズを施した1台「小さなスペースですけど、大きな1歩なんです」と、ラフアンドロードのオフロード用品担当、小野里さんによる「アチェルビス」(イタリア)と「X-GRIP」(オーストリア)の一角。BETA「RR2T300」に外装パーツ、ガード類、チャンバー、タイヤ、ムースなど、全身徹底的にカスタマイズを施した1台

 ウエアやツーリングアイテム、キャンプグッズのイメージが強い同社では、今までオフロード向けの展示はありませんでしたが、今年は初めて、イタリアの老舗オフロード用品ブランド「アチェルビス」や、近年人気が高まっている「X-GRIP」など、オフロードだけの一角が設けられていたのです。

 担当者いわく「小さなスペースですが、大きな1歩です!」と嬉しそうに語ってくれました。

 カワサキモータースジャパンのブースでは、国内でも発売予定の新型トレールモデル「KLX230S」を、昨年開催されたジャパンモビリティショーに引き続き展示されていました。

ワイルドでアドベンチャーイメージが印象的な「URAL(ウラル)」は、オプションアイテムも充実しているワイルドでアドベンチャーイメージが印象的な「URAL(ウラル)」は、オプションアイテムも充実している

 難易度の高いコースを走破するハードエンデューロでも人気のヘルメット、ゴッドブリンクのZEALOT「MUDジャンパー2」は、契約ライダーが実際にレースで使用したヘルメットも展示していました。

「世界一過酷なエンデューロ」として知られる「エルズベルグロデオ」に参戦した藤原慎也選手のGASGASレーサーも見られましたし、そのエルズベルグロデオで度々優勝しているハードエンデューロ界のレジェンド、グラハム・ジャービス選手が愛用しているKYTヘルメットも、KYTジャパンとしてブースを出展していました。

 じつはオフロードヘルメットの世界では、アライ、SHOEIの国内2大ブランドはもちろん人気が高いのですが、ZEALOT「MUDジャンパー2」、KYT、ダートフリークが展開する「DFG」も注目されており、にわかにシェア争いも始まっています。

新体制としてKYTジャパンをスタートさせた綱本代表。軽量、アクティブセーフティの代表格として海外でも高い支持を得るオフロードヘルメットは、トップライダーのグラハム・ジャービス選手も愛用中でシグネチャーモデルもラインナップ。「軽さによる疲労軽減と、衝撃を分散するMIPS構造によるダメージ軽減、エアロ技術の高さと見た目の格好良さが売りです!」とのこと新体制としてKYTジャパンをスタートさせた綱本代表。軽量、アクティブセーフティの代表格として海外でも高い支持を得るオフロードヘルメットは、トップライダーのグラハム・ジャービス選手も愛用中でシグネチャーモデルもラインナップ。「軽さによる疲労軽減と、衝撃を分散するMIPS構造によるダメージ軽減、エアロ技術の高さと見た目の格好良さが売りです!」とのこと

 たまにはこんなオフロード目線でモーターサイクルショーを見学するのも、意外な発見やトレンドが分かって面白いものです。

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