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パンクの原因はタイヤだけじゃない! エアバルブ交換の重要性を徹底解説

バイクのニュース / 2024年5月1日 10時10分

バイクはさまざまなパーツで構成されており、そのどれもが重要な役割を担っているため、定期的な点検・交換が必要です。「エアバルブ」もそのうちのひとつですが、交換することでどのようなメリットを得られるのでしょうか。

■エアバルブは重要なパーツ!忘れずに定期的に交換しよう

 タイヤの空気が抜ける原因として、真っ先に思い浮かべるのがタイヤのパンク。しかし、原因はパンクだけとは限りません。パンクをしていないにもかかわらずタイヤの空気が抜けていたら、「エアバルブ」が原因の可能性があります。

 エアバルブとは、タイヤに空気を入れる際に、エア充填用のホースをつなぐ部品のこと。空気を注入するだけでなく、空気が抜けないようにする役割も担っています。

 そんなエアバルブは見落としがちな部品ではありますが、バイクを安全に走らせるためには必要不可欠な部品なので、定期的な点検と交換が必須です。

 では、エアバルブを交換することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

パンクをしていないにもかかわらずタイヤの空気が抜けていたら、「エアバルブ」が原因の可能性があるパンクをしていないにもかかわらずタイヤの空気が抜けていたら、「エアバルブ」が原因の可能性がある

 まずひとつ目のメリットは、ハイドロプレーニング現象やスタンディングウェーブ現象の発生を抑える効果。頻繁にタイヤに空気を入れていたとしても、エアバルブを交換しないでいると、どんどん空気が抜けてしまいます。

 そうなると、地面との接地面積が増えてしまい、タイヤの摩耗も進みます。空気が抜けてタイヤが摩耗しているのに気づかずに走行していると、ハイドロプレーニング現象やスタンディングウェーブ現象を引き起こしかねません。

 ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと道路の間に水が入り込んで、ハンドル操作やブレーキがきかなくなる現象のこと。

 そしてスタンディングウェーブ現象は、空気が抜けた状態で高速道路を走った時に、タイヤが波上に変形してしまう現象のことです。これらの現象は最悪の場合、タイヤが破裂する可能性があり非常に危険。

 エアバルブ交換を怠ってタイヤの空気が抜けた状態で走行すると、命の危険にさらされてしまうかもしれません。安全に走行するためにも、エアバルブ交換はとても重要なメンテナンスと言えるのです。

いつもよりバイクに振動を感じるようになったら、エアバルブから空気が漏れていないかを、確認してみるとよいいつもよりバイクに振動を感じるようになったら、エアバルブから空気が漏れていないかを、確認してみるとよい

 ふたつ目のメリットは、走行中の振動を少なくしてくれる事。エアバルブを交換してタイヤの空気圧を適正に保つことで、走行中に発生する衝撃を吸収し、振動を和らげてくれます。

 しかしエアバルブが劣化したままだと、この役割が果たされません。そのため、走行中に振動を感じやすくなり、運転操作のミスや疲労につながります。いつもより振動を感じるようになったら、エアバルブから空気が漏れていないかを、確認してみるとよいでしょう。

 そして3つ目のメリットは、燃費の悪化を防ぐことができるという事。タイヤの空気が抜けるとタイヤの「転がり抵抗」が大きくなり、燃費が悪くなってしまいます。

 転がり抵抗とは、タイヤが地面を転がるときに発生する抵抗のこと。転がり抵抗が大きくなればなるほど、前に進むためにエネルギーが必要になります。使うエネルギーの量が多くなると、タイヤの空気圧が適正の時に比べて効率が悪くなるため、燃費の悪化につながるという訳です。

エアバルブが劣化しているかどうかは石鹸水を使用するとわかるエアバルブが劣化しているかどうかは石鹸水を使用するとわかる

 ちなみに、エアバルブが劣化しているかどうかは石鹸水を使用するとわかります。バルブ全体に石鹸水をつけて、根本からシャボン玉が発生したらバルブ本体が劣化している可能性有り。またバルブ上部からシャボン玉が発生した場合は、バルブコアを交換したほうが良いでしょう。

 エアバルブの交換は自分でもおこなえます。しかし、タイヤとホイールを外したり、バルブをしっかりと取り付けたりと難易度が高い工程もあるため、プロに依頼するのがおススメです。

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