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修理代を請求されることはある? 教習所で転倒してしまった場合の責任の所在

バイクのニュース / 2024年4月25日 9時10分

バイクの教習中に転倒してしまった際、ウインカーやミラーのような部品が壊れてしまうことがありますが、修理代を請求される事はあるのでしょうか。

■弁償は必要?バイクの教習中に転倒してしまった場合の修理について

 春が近づき、バイクの教習所に通うことを検討し始めた人も多いのではないでしょうか。

 バイクの教習所に通っている人や、これから通うことを計画している人の中には、運転操作に自信がない人も多いと思います。バランス感覚の無い人や体格が小さい人の場合は、教習中にバイクを転倒させてしまうことを不安に感じる人も居るでしょう。

 立ちゴケや、急ブレーキによるタイヤロックからの転倒など、さまざまな転倒シーンが考えられますが、バイクを転倒させてしまった拍子に部品が壊れてしまった場合、破損させた箇所の修理費を請求されることはあるのでしょうか。

教習所は教習中のバイクの破損に関しては、基本的に修理費は請求しないというスタンス教習所は教習中のバイクの破損に関しては、基本的に修理費は請求しないというスタンス

 破損させてしまった際に弁償が必要となると、運転が得意でない人は不安に感じると思います。しかし、実際の教習所は教習中の破損に関しては、基本的に修理費は請求しないというスタンスをとっています。

 まず、教習中はあまりスピードが出ていないことから、転倒してしまっても大きな事故にならない場合がほとんど。また、エンジンガード等、転倒に備えた部品も付けられているため、部品の破損は最小限に抑えられます。

 立ちゴケや走行中にバランスを崩したことによる転倒の場合、破損することが多い部品はウインカーやミラー、レバー等で、マフラーや外装に傷が入ってしまうことも考えられますが、機能に影響が出て交換が必要になるほどのダメージを受けることは基本的にありません。

 ウインカーやレバーのようなスモールパーツについては、教習所側も頻繁に壊れることを想定し、補修部品をストックしていることが多く、万が一壊してしまった場合でも、すぐに修理することが可能です。

 そのため、バイクを転倒させてしまった際の部品の破損については、ほとんど気にする必要はないでしょう。ただし、故意の破損については弁償が必要となるケースもありますので、わざと転べばよいという訳ではないことに留意が必要です。

教習ではバイクを壊さないことよりは、怪我をしないように意識する事が重要教習ではバイクを壊さないことよりは、怪我をしないように意識する事が重要

 また、転倒した際、部品の破損よりも注意したいのが怪我で、擦り傷や打撲のほか、転倒した際の衝撃によっては捻挫や骨折をしてしまうことも考えられます。怪我の程度によっては治療に数か月かかってしまうこともあり、治療の間は教習を休まなければいけません。

 しかし、バイクの教習は、初回の教習を受けてから9か月以内に終了しなければならないと定められており、怪我の治療に時間を要して期限内に終わらせることが難しくなってしまう場合も。もちろん大きな怪我をしてしまった際は日常生活にも支障が出るため、バイクを壊さないことよりは、怪我をしないように意識する事も重要です。

 例えば、立ちゴケしてしまいそうになった場合は無理に踏ん張ろうとせず、倒れるバイクからサッと離れ、自分がバイクに巻き込まれないようにするように注意し、教習を受講しましょう。

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