どうすればいいか知ってる? メッキの輝きを保つお手入れ方法
バイクのニュース / 2024年5月31日 13時10分
シルバーに輝くメッキは、バイクのイメージをグッと引き締めてくれます。メッキは塗装ではなく、化学的に金属の被膜を作ったもの。見た目だけでなく、耐久性にも優れているため、バイクに多く使われています。ただ、輝きを維持するためにはお手入れが大切で、方法は塗装とはまた違った内容。そこで今回は、メッキのお手入れ方法について紹介しましょう。
■強靭なメッキでもサビが発生する
シルバーに輝くメッキに憧れて、愛車を選んだという人も多いと思います。
メッキは塗装ではなく、化学的に金属の被膜を作ったもので、見た目だけでなく耐久性にも優れているため、バイクに多く使われています。そんなメッキの輝きを維持するためには塗装とはまた違ったお手入れが重要。
今回は、そんなメッキのお手入れ方法を解説します。
シルバーに輝くメッキは、バイクの外装を中心に多く使われている
シルバーに輝くメッキは、バイクの外装を中心に使われており、ボルトやナットなどにも見た目の為ではなく、材質保護のためにメッキがかけられています。
そんなメッキは、化学的に金属の被膜を作るというのが塗装との大きな違いで、金属の被膜のため、輝かせたり高い耐久性や耐食性をもたせることが可能。
電気を使った反応でメッキ層を作りますが、最近では電気を通さない樹脂にもメッキをかけることができるようになりました。ただし、放置するとメッキは曇ってきてしまい、サビが発生することもあります。
さらに最悪の場合、内側からサビに押されて剥がれてしまう事も。その理由は、一見すると硬くて強靭な被膜に見えるメッキの表面には目に見えない無数の小さな穴が空いていて、そこから入った水分によってベース部分の金属が錆びてしまう為。
また、最近ではメッキ自体の質が悪いものも増えていて、海外製の激安メッキパーツなど、すぐにサビてきてしまうモノも珍しくありません。そうならない為にも、メッキも定期的なお手入れが必要です。
■表面の汚れや軽いサビを除去
メッキは新品の時はピカピカと鏡のような輝きを放ちますが、放置していると次第に曇ってきます。
これは表面に付いた汚れだけでなく軽いサビも原因で、表面に付いた汚れはマイクロファイバークロスで磨くとメッキにダメージを与えることなく、きれいにする事ができます。
それでも落ちないものにはクリーナーを使いますが、メッキ専用の物を使うことが基本。サビだからと言って、一般的な錆取り剤を使うと、メッキが変色してしまったり、コンパウンド入のクリーナーだと細かいキズが入ることがあり、鏡面であるがゆえに逆に少しのキズでも目立ったりしてしまいます。
専用のクリーナーを使えば元通りピカピカにすることが可能できるので、オススメです。
サビといっても、メッキの場合は一気に進行が進むわけではないので、定期的に磨くことで簡単に除去する事が可能。メッキ部分がピカピカしているとバイク全体の印象もグッと引き締まるので、洗車の際に磨いてみると良いでしょう。
メッキを磨き上げたら、腐食しないようにすることも重要
メッキを磨き上げたら、腐食しないようにすることも重要。ワックスやコーティングを塗るのが一番簡単ですが、この際もコンパウンドが入ったものはキズ防止のために避けるようにしましょう。
メッキ専用のコーティングもあるので、そちらもオススメ。硬い被膜だから大丈夫だろうと思われがちですが、汚れや軽いサビは定期的に落とし、さらにワックスやコーティングで保護してやることが重要。
大切な愛車をいつまでも輝かせたいなら塗装同様、お手入れが必要です。
■最悪の場合は再メッキも可能
メッキは再度かけることも可能です。そのため、サビが落ちない場合はメッキ層とサビを除去して、再メッキをかけるのもひとつの手。またカスタムになりますが、もともとメッキが施されていない部品にかけて輝かせることもできます。
フロントフォークはサビると見た目が悪くなるだけでなく、オイル漏れの原因にもなってしまうため、新品パーツが手に入らない場合、サビが深刻なレベルでない限りは、再メッキで対応する事を検討してみてはいかがでしょうか。
メッキをかけてもらうのは専門業者に依頼するのが一般的で、最近では個人対応をしているところも増えていて、メッキ加工はより身近になってきているので、興味がある方は探してみると良いでしょう。
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