1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

風が怖いけどバイクに乗らないといけない! 風が強い日にバイクに乗るときの注意点とは

バイクのニュース / 2024年4月11日 10時10分

クルマよりも安定性能という面で劣ってしまいがちなバイク。そのため風が強い日は乗らない方が安心ですが、走行中に天気が急変し風が強くなってきた…といった状況になる可能性もゼロではありません。では風が強い日にバイクに乗る場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

■風が強くてもバイクに乗らなければいけない…こんな日にバイクに乗る際の注意点とは

 バイクは車体と体の両方で風を受けながら走行するため、横風が強いときはバランスを取るのが難しいものです。

 ライダーにとって強風は天敵と言えるので、風が強いときはバイクに乗らないのが一番安全です。しかし、ツーリングなどで休憩所のない道路を走行中に天気が急変してしまった…といった場合など、そのまま走行し続ける必要があります。また場合によっては、予報より強い風が吹くことも少なくありません。

 では風が強い日にバイクに乗るときは、どういった点に注意すればいいのでしょうか。

風が強い日にバイクに乗るときは、普段よりも速度を落として運転する風が強い日にバイクに乗るときは、普段よりも速度を落として運転する

 まずひとつ目の注意点は、普段よりも速度を落として運転することです。バイクは速度を上げるほど風の影響を強く受ける乗り物なので、慣れている速度でも強い横風を受ければいつもより車体がふらつき、バランスを取るのが難しくなります。速度を落とすことで風の影響を軽減することができ、姿勢の維持に集中できます。

 いつも通る場所だとしても油断せず、普段より余裕を持った状態で走るようにしましょう。

 ふたつ目の注意点は、風の向きに合わせて車線上の位置を決めることです。

 風の強い日は、同じ強さの風を受け続けるだけでなく、強い突風をいきなり受けることがあります。ベテランライダーでも車体をまっすぐ維持するのは難しく、風の強さによっては一瞬で車線の半分ほどを流されてしまうことも。

 不意の突風から身を守るには、車線上での位置取りが重要です。左から吹いているときは車線の左側寄り、右からのときは中央より右側寄りを走れば、突風でバイクごと流されても修正する余裕ができます。

 また普段の乗り方で横に流されるように感じる場合は、風上のほうに体を傾ける事でバランスがとりやすくなります。

 そして3つ目の注意点として、しっかりとニーグリップを維持することが挙げられます。

風が強い日は、しっかりとニーグリップを維持する風が強い日は、しっかりとニーグリップを維持する

 バイクと足の間が離れていると、その分だけバイクがふらつきます。風の強い日ともなれば、ニーグリップをしておけば車体のふらつきも少なく、コントロールもしやすくなり、バイクと体の両方で強風に対処できるようになります。

 普段よりもニーグリップを意識して、バイクのコントロールが素早くできるようにしておくと安心です。

■オフィス街や橋の上も注意が必要!

 そして4つ目の注意点は、強風が吹きやすいポイントに注意を向けることです。

"ビル風"は、風が弱い日だとしてもビル風はかなりの強さになることがある"ビル風"は、風が弱い日だとしてもビル風はかなりの強さになることがある

 たとえば、建物をよけた風と間を抜ける風が集まって強い風になる現象、いわゆる”ビル風”は、風が弱い日だとしてもビル風はかなりの強さになることがあります。強い風が吹いているならなおさら強くなることは、想像に難くありません。

 オフィス街など周囲に高い建物が密集しているところでは、建物の間で強いビル風が吹きつけたり防いだりといった状態が繰り返されているため、バイクのコントロールが難しくなります。走行時はより一層注意して、速度を落としながら走行しましょう。

 また信号での停車時などは、走っている状態よりもバランスが悪い状態です。ビル風が強く当たることもあるので、ハンドルから手を放さず、しっかり車体を支えることが求められます。

 なお、橋の上や高速道路、道路の高架や河川敷といった周囲が大きく開けている場所は市街地の道路より強い風が吹きやすい傾向にあります。こういった場所は普段よりも注意が必要です。

 また、トンネルの中にいると風の影響は受けませんが、出た瞬間に強風にあおられることも少なくありません。トンネルを出る前に速度や態勢を確認して、不意の風に備えておくと安心です。

※ ※ ※

 併せて、常日頃からバイク走行時の服装にも気をつけたいところです。

 服の中に風が入り込むと、服が膨らんで凧のようになります。この状態だと体があおられて姿勢を維持するのが難しくなるので、上着の裾やジャケットの調整バンドを強めに締めることで、風が入りこまない工夫をしておくとよいでしょう。

 また調整ができない服のときは、ゴムバンドやロープで袖口や上腕部、腰を縛るのもひとつの手。服を体にできるだけ密着させることで、服の中に風が入り込むのを少なくすることが可能です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください