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ヤマハ「NMAX155」はデザイン・走行性能・利便性 どれをとってもストレスフリーなオールマイティーモデル!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

バイクのニュース / 2024年4月14日 12時10分

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、ヤマハ「NMAX155」の乗り味をレポートしてくれました。

■快適に移動できる便利スクーター

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 日本では至る所で桜が満開とのことで、過ごしやすい日々になりつつあるかと思いますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 バイクでお花見ツーリングなんかしちゃったら、もう最高ですね!

 僕はというと、今シーズン参戦するFIM世界耐久選手権の開幕戦 ル・マン24時間レースを控え、現在フランス パリのホテルからこの原稿を書いています。フランスでもちらほら桜が咲いているのですが、なにせ天気が安定しないので、日本で見る桜ほど綺麗な桜は見られないのが残念です。

 という事で、今回インプレしていくのはヤマハ「NMAX155」。2017年に登場した、排気量155ccの水冷単気筒エンジンを搭載したヤマハのスクーターです。155ccは軽二輪クラスなので、もちろん高速道路を走ることが可能な排気量。便利な事は間違いない1台です。

ヤマハ「NMAX155」とレーシングライダーの石塚健選手ヤマハ「NMAX155」とレーシングライダーの石塚健選手

 ディテールは一見シンプルめに見えますが、角度によってサラッと丸みがあるように見えたり、一方で角が立っていてシャープな形に見えたりと、印象が変わる点が面白いところ。

 それから、今回僕が試乗したNMAXのカラーは、マッドダークブルーイッシュグレーメタリック4というカラーなのですが、こちらも角度や光の加減によって、黒なのか黒に近い濃い緑なのか、といった見え方が絶妙に変わる点も、個人的な一押しポイントです。

 搭載備類を簡単にお伝えすると、大きめのウインドスクリーンが標準装備されていて、ヘッドライトはLEDライト。フロントフォークは正立フォークで、ブレーキは前後ディスクブレーキで、ABSも装備されています。

シート高は765mm、身長165cmの僕が跨ると両足がほぼ地面に着くシート高は765mm、身長165cmの僕が跨ると両足がほぼ地面に着く

 それではまず、足着きをチェックしていきます。シート高は765mm、身長165cmの僕が跨ると両足がほぼ地面に着きました。

 車重も131㎏と重くない上に、ポジションにも自由度があるので、取り回しに苦労することはありません。

■ヤマハ「NMAX155」の走行性能に石塚健が迫る!

 では走行していきます!アイドリングはとても静か。

ヤマハ「NMAX155」の滑らかで力強い加速感を楽しみ走行する石塚健選手ヤマハ「NMAX155」の滑らかで力強い加速感を楽しみ走行する石塚健選手

 NMAX155に乗ってまず感じたことは、ポジションがとても楽!前方ステップボードに傾斜がついていて、足を投げ出せるので自分好みの体勢で乗る事ができます。

 走り出しは加速が滑らかで、思ったより力強く走ります。街乗りで不満に思う部分は全く無い上に、ちょっと遠出をしたりしても、パワー不足を感じる事はないので、非常に万能。

 一見、車体が大きく見えますが、ハンドルのキレ角を大きく取れる事もあり、細かなカーブもキビキビ走るし、シャーシや足回りにしっかり感があって、心地いい安定感。不安要素は皆無です。

ヤマハ「NMAX155」の滑らかで力強い加速感を楽しみ走行する石塚健選手ヤマハ「NMAX155」の滑らかで力強い加速感を楽しみ走行する石塚健選手

 今回NMAX155に試乗して、良いな!と思った点は、まずデザインがカッコいい!それから滑らかな加速感とパワー、そして何と言っても高速を走れるというところ。とても万能で色々な用途に適しているNMAX155。このバイクには飽きが来ないだろうなぁと感じながら、試乗していました。

 そんなNMAX155の価格(消費税込)は、42万3500円。スクーターにこの値段は安くないなぁと思う方も居るとは思いますが、この装備類や走行性能を加味すると納得のコストパフォーマンス!

 気になる方は是非、試乗してみてください。それではまた次回お会いしましょう!

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