三浦市『味の旬彩 てん心』で特大黄金鯵のアジフライを堪能！

アジと言えばアジフライ！　というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。神奈川県三浦市の『味の旬彩 てん心』を訪れました。

■特大の黄金鯵に出会えた幸運

　美味しいアジフライを求めて、筆者が愛車のホンダ「CT110」で向かったのは神奈川県三浦市です。国道134号で三浦半島の西海岸をを南下していきます。横須賀市から三浦市に入ったあたりの地名は「初声」です。初めての声と書いて「はっせい」ではなく「はっせ」と読みます。

　その初声に入ってすぐ、カーマニアなどで賑わうリバイバルカフェを通り過ぎた辺りに「三浦の食材を使った季節の彩り豊かな料理」という大きな看板があります。

　以前からアジフライの美味しい店をリサーチしてくれている、葉山町在住のAさんから「看板が気になって立ち寄ってみたらアジフライがマジウマ！」との情報が入ってきたのです。これは行かなくてはなるまい、とやってきた筆者でした。

幸運なことに、この日は黄金鯵が入荷

　看板に導かれて国道134号から右折すると、すぐに今回の目的の店「味の旬彩　てん心」があります。駐車場の入り口には「三浦のごちそう」と書かれた大きな看板が立っています。70名までの宴会などもできる「日本料理　慈こう」が同じ敷地内にあることもあって、大きな駐車場です。これなら大人数のグループツーリングでも停められます。

　バイクを停めて店舗入口まで歩くと「金アジ　本日あります」と書かれたのぼりが立っているではないですか！　店に入って席に案内されます。気持ちは金アジのフライですが、メニューを見ると三浦産の魚を使ったメニューがいろいろあります。刺身も三崎まぐろ、かわはぎ、金目、いかと盛りだくさん。

　しかしここは初志貫徹でアジフライ！　と思いながら「本日入荷・三浦市金田漁港・菊名生産丸さんより　黄金鯵」と書かれたメニューを見ると「あじフライ」、「あじにぎり寿司」、「あじたたき刺」と、こここでもまた目移りしてしまいます。全部オーダーして金アジにまみれたい！　などと思いながらも「黄金鯵のあじフライ」をお願いします。

金田漁港直送の特別に大きな黄金鯵にビックリ

　そこで登場したのは、代表の石坂さんです。じつはしばらくアジが不漁で、最近になってやっと入荷されたとのこと。「てん心」で扱うアジは金田漁港の菊名生産丸で獲れたものだけだそうです。東京湾の黄金鯵の中でもとくに美味しいとのこと。

　しかもこの日は「特別大きいアジが入荷してます！」と、黄金鯵を見せていただきました。確かにどれもデカい！　特大黄金鯵のフライを作っていただけることになりました。

■連載史上最大級!? 味も食感も大満足

　待つこと10分ほどでしょうか。皿からはみ出しそうなアジフライ（1尾）がやってきました。『美味しいアジフライを求めて走る旅』史上、最大級のアジフライです。

「味の旬彩　てん心」の「あじフライ定食」。この日は特別大きなアジを入荷。価格は大きさによって変わる

「てん心」でアジフライをオーダーすると、通常は普通サイズが2尾なのですが、このアジフライは2尾分より大きいそうです。お値段はサイズに応じて時価になるそうです。

　付け合わせはキャベツの千切り、ミニトマト、そしてタルタルとレモンが添えてあります。ご飯と味噌汁、小鉢に漬物が揃って「てん心」の「あじフライ定食」です。

　では、心して特大黄金アジフライに箸を入れます。大きいだけでなく厚みもかなりのものです。魚は大きいと硬くなったり大味になったりするイメージですが、特大黄金アジはサクサクのフワフワです。しかも脂が乗っていて美味い！　控えめな下味がアジ本来の味を際立たせます。

　粗めのパン粉を使うことでサクサク感が良く、食感と味がダブルで攻めてきます。ソース、タルタル、そしてオススメの醤油で味変しつつ順調に食べ進みます。美味しくて飽きることもなく、かなり時間をかけましたが特大黄金アジを完食しました。いやぁ美味しかった。

せっかく三浦まで来たので、直売所で名産品の春キャベツを購入

　テーブルに置かれた小さなポップを見ると、三浦の名産であるキャベツを使った「しゅーしゅー」というスイーツ（シューアイス）があるそうです。せっかく来たのでデザートにいただきます。

　食べてみると、キャベツ感はあまりなく、あっさりした自然な風味のシューアイスです。これもかなり美味しく、満足で贅沢な昼ごはんになりました。

　他にも魅力的なメニューが盛りだくさんな「味の旬彩　てん心」にはまた来なくては！　と思いつつ、三浦のキャベツ買って行こう～などと考えながら帰路に就く筆者でした。