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4月9日は大仏の日!バイクでも参拝しにいける巨大仏たち

バイクのニュース / 2024年4月13日 10時10分

日本各地には、思わず目を疑うほど大きな"巨大仏"がいくつも存在します。では、バイクに乗って参拝しに行ける巨大仏もあるのでしょうか。

■日本各地にあるって知ってた?バイクでも拝みにいける巨大仏の数々

 バイクを楽しむのに最適な季節、春の到来により、これから海へ山へと、ツーリングの計画を立てている人も多いでしょう。「なかなか行き先が決まらない…」という人は、「大仏の日」にちなんで、大仏を見に出かけてみるのも面白いかもしれません。

 そもそも、なぜ「大仏の日」ができたのでしょうか。それは、今から1272年前の西暦752(天平勝宝4)年4月9日に奈良・東大寺の大仏の完成を記念して、「開眼供養会」という大仏の目を描いて魂を入れる儀式がおこなわれた日にちなみ、制定されたようです。

 なお、日本には奈良の大仏よりも大きな “巨大仏” が全国各地に存在し、バイクを運転しながらでもその姿を拝むことができるものも少なくありません。そんなご利益のある大仏を4つ、ピックアップして見ていきましょう。

◆宮城県「仙台大観音」

宮城県仙台市泉区の大観密寺にある「仙台大観音」宮城県仙台市泉区の大観密寺にある「仙台大観音」

 まずひとつ目は、宮城県仙台市泉区の大観密寺にある「仙台大観音」。正式名称は、仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)と言います。

 日本で2番目の大きさを誇る仏像であり、台座を含めると高さはなんと100mもあり、地下も21mあるというから驚きです。この数字は仙台市制100周年を記念するとともに、21世紀の繁栄を願う意味がこめられており、1991年に建立されました。

 右手に宝珠、左手には水瓶を持ち、真っ白な外観で上品な姿が特徴的。12層で分かれた胎内へ入ることができ、中に108体の仏像が収められていて見応え満点です。ちなみにエレベーターで最上階までのぼることができ、観音像の前と後ろにある展望窓から仙台市内を一望できます。

 バイクでのアクセスは、東北自動車道「仙台宮城IC」から泉中央方面へ10分ほど。その巨大さゆえに、周辺の道路を走っていても、かなり遠くからでも白い姿を確認することができます。

◆富山県「高岡大仏」

富山県高岡市の大佛寺にある「高岡大仏」富山県高岡市の大佛寺にある「高岡大仏」

 ふたつ目は、富山県高岡市の大佛寺にある「高岡大仏」。高さは約16mの青銅製阿弥陀如来坐像で、奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏の一つとして数えられています。

 初代と二代目が大火で消失したという歴史がありますが、伝統ある高岡の鋳造技術の粋を集結して30年の歳月をかけ、1933年(昭和8年)に市民の手によって三代目が再建されました。造立以降、高岡市のシンボル的な存在となっており、地元民からは親しみと敬意を込めて「だいぶっつぁん」と呼ばれているそうです。

 大仏の背にある、神仏を一字で表す梵字の1つ「キリーク」が頂点に配された「円光背」が特徴で、端正な顔立ちで見る者の心を落ち着かせてくれます。また大仏が鎮座している台座の中は回路が広がっており、13枚の仏画や1900年に大火で焼け残った木造大仏の頭部が安置されているとのことです。

 バイクでのアクセスは、能越自動車道「高岡IC」から県道57号線に入り15分ほど。町中を走っていると突如現れ、その大きな姿を拝むことができます。

■関東にもある巨大仏

◆千葉県「東京湾観音」

千葉県富津市にある「東京湾観音」千葉県富津市にある「東京湾観音」

 3つ目は、千葉県富津市にある「東京湾観音」。高さ56mを誇る非常に大きな仏像で、南房総国定公園内の標高120mの大坪山の山頂にあり、海を見つめるように東京湾に面してそびえ立っています。

 世界中の戦死戦災者を慰霊し、永遠の世界平和を祈願して建立。材木問屋を営んでいた宇佐美政衛によって、着想から5年の年月を経て1961年(昭和36年)に完成しました。

 観音さまの胎内は314段のらせん階段になっており、20階までの各階には原形を制作した鴨川市出身の仏像彫刻家・長谷川昴氏の作品が多数展示されています。19階にある「宝冠部展望」からの東京湾や富津岬の海岸線の眺めが絶景で、好天に恵まれると富士山が見えたり、関東平野全域を一望できるそうです。

 なおこのすばらしい景色は、関東の富士見百景、ちばの眺望百景にも選定されており、夕焼けが美しく見える絶好ポイントとなっています。

 バイクでのアクセスは、館山自動車道「富津中央IC」から国道127号線を佐貫町駅方面へ約15分ほど。山道をバイクで登っていくと急に巨大な観音さまが現れるので、驚く人もいるかもしれません。

◆茨城県「牛久大仏」

茨城県牛久市にある日本最大の大仏である「牛久大仏」茨城県牛久市にある日本最大の大仏である「牛久大仏」

 最後に紹介するのが、茨城県牛久市にある日本最大の大仏である「牛久大仏」。地上から120mにも達する大きさで、ブロンズ製の立像として世界一の高さを誇りギネスブックにも登録されています。その大きさは、奈良の大仏が手のひらにおさまってしまうほど。

 牛久大仏は、茨城県が浄土真宗の宗祖である親鸞聖人のゆかりの地であることから、この場所に建造されました。浄土真宗東本願寺派の霊園墓地である牛久浄苑のエリア内に造られ、構想から約10年の歳月を経て1993年に完成しています。

 また胎内の拝観も可能で、展望室のある大仏胸部の地上85mまでエレベーターでのぼることができます。設置されている窓から四方を見渡せるほか、晴れて空気が澄んだ日には、富士山やスカイツリーも望むことができるそうです。

 バイクでのアクセスは、常磐自動車道「つくばJTC」から圏央道に入り「阿見東IC」から約3分の場所で、高速を降りてすぐに大仏の姿を確認することができます。

 また広々とした浄土庭園には、小動物公園やお花畑のほか、仲見世や食事処もあるので、ツーリングの途中で休憩がてらに立ち寄ってみるのもよいかもしれません。

※ ※ ※

 日本にはバイクに乗りながら拝むことができる、度肝を抜かれるような大きな仏像が全国に点在しています。ツーリングのついでに交通安全を祈願しに、”巨大仏” と呼ばれる大仏さまに会いに出かけてみてはいかがでしょうか。

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