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お尻が痛い!バイクのシートを交換する方法とは

バイクのニュース / 2024年4月16日 9時10分

バイクシートは、バイクの乗り心地に大きく関係しているパーツのひとつ。今のままでも十分だけれど、さらに快適な乗り心地にするためにシート交換したいと考えるライダーも少なくないのではないでしょうか。ではバイクのシートを変えるには、どのような方法があるのでしょうか。

■より座り心地をアップさせたい…バイクのシートって交換できるの?

 バイクを購入する際に実際にまたがって確認していても、「いざ長距離を走ってみるとお尻が痛くなった」「座り心地が微妙だった」ということも少なくありません。シートは運転している間、常に身体に接しているのでフィットしていないとストレスの原因にもなります。

 シートが自分に合っていないと感じたら、思い切って交換してみるのも一つの手。シートを交換すれば乗り心地がよくなるだけでなく、見た目のイメージが変わるのでドレスアップの効果も期待できます。

シートを交換すれば乗り心地がよくなるだけでなく、見た目のイメージが変わるのでドレスアップの効果も期待できるシートを交換すれば乗り心地がよくなるだけでなく、見た目のイメージが変わるのでドレスアップの効果も期待できる

 ではバイクのシートを変えるには、どのような方法があるのでしょうか。

 まずもっとも一般的なカスタムが、シートを丸ごと交換する方法。特別な知識も必要なく新しいものに変えるだけで比較的簡単にできるので、「今すぐ交換したい」という人やカスタム初心者にもおすすめの方法と言えます。

 ただし、車種によっては交換用シートのラインナップが少なかったり、そもそも設定されていないケースもあるので、よく確認することが重要です。

 なお一般に普及している車種であれば、各メーカーからカスタムシートが販売されているので、理想のシートをチョイスすることもできます。ただし、シートをそっくり交換するので、交換費用は高くなりやすいというデメリットもあるようです。

 続いて費用を抑えて見た目を変えたい場合や、シートの形は変えずにグリップ力を高めたい場合におすすめの方法が、シートの張り替えです。シートのベースや中のスポンジをそのまま利用して表面だけ張り替えるので、シートを丸ごと交換するよりもリーズナブルにカスタムできます。

 ただし、張り替えるのにタッカーという大きなホチキスのような工具が必要です。また技術が必要になるので、初心者には少し大変かもしれません。初めてだときれいな仕上がりにならないこともあるので、作業に不安がある人は専門店などにお願いしたほうが確実でしょう。

シートカスタムでもっとも手軽でリーズナブルにできるのが、シートカバーで覆ってしまう方法もあるシートカスタムでもっとも手軽でリーズナブルにできるのが、シートカバーで覆ってしまう方法もある

 そしてシートカスタムでもっとも手軽でリーズナブルにできるのが、シートカバーで覆ってしまう方法。バイクのシートにぴったり合った純正品や、さまざまな車種に対応した汎用タイプのものなど、各メーカーから幅広くラインナップしています。

 伸縮性のある素材を使っているため、ほとんどのシートに適合するようになっていますが、車種によっては多少のシワができたりシートにぴったり収まらないケースもあると言います。

 ただ、今ついているシートにかぶせるだけなので、カスタム知識等がまったくない人でも簡単に取り付けることができるのが魅力です。またお財布にもやさしく、シートが破れてしまった場合でもすぐ取り付けられるので、緊急用としても便利なアイテムと言えそうですが、この方法では肝心のシートの乗り心地を変えることはできません。

 そして最後の方法が、シートの変更や表面を変えるのではなく、シートの中に入っているスポンジを減らす「アンコ抜き」というカスタムです。

 アンコ抜きは見た目を変えることはできませんが、シート高や形状を変えてライダーの好みの乗り心地にすることができます。とくに小柄な体型の人で足つきが悪い場合に、アンコ抜きをしてシート高を低くすると安定感が得やすくなったり、大型バイクに乗れるようになったりといったメリットがあります。

 なお作業自体はそれほど難しくはないものの、張り替えと同様にタッカーが必要です。自分でやる場合、かかる費用は道具費用のみなので比較的安価にできますが、アンコ抜きは簡単なようで意外とコツがいる方法でもあります。

 スポンジを削りすぎてしまうと元に戻すのが大変なので、作業に自信がない人はバイクショップなどに依頼したほうが安心でしょう。

 なおバイクのシートに徹底的にこだわりたい人は、オーダーメイドで世界でひとつしかないオリジナルシートを注文するという方法もあります。

シートをオーダーメイドで作る場合は、デザインを希望どおりにすることも可能シートをオーダーメイドで作る場合は、デザインを希望どおりにすることも可能

 たとえば本革を使用したシートや、タックロールやダイヤパターン、オリジナルステッチなど、デザインは希望どおりにすることも可能です。また職人による確かな技術で丁寧に制作するので、納得のいくシートを手に入れることができます。

 ただし、シート加工専門のプロショップに依頼するので、通常のカスタムに比べてコストや時間がかかることがデメリット。それでも自分の愛車に満足のいく究極のシートを求めたい人は、オーダーメイドに挑戦してみるのもよいかもしれません。

※ ※ ※

 バイクのシート交換といっても、丸ごと変える方法からオーダーメイドまで、その手法は実にさまざま。また、ライダーによって乗り心地やルックスなど、シートに何を求めるかがそれぞれ違ってきます。

 もし愛車のシートに不満を感じているようなら、できそうな方法を見つけてシートをカスタムしてみるのもよさそうです。

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