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モーターの力で押し歩きもラクラク!! 重たい電動アシスト自転車に子供+荷物上乗せの取り回し負担を解消か

バイクのニュース / 2024年4月20日 12時10分

パナソニックサイクルテック株式会社は、子乗せ電動アシスト自転車で押し歩きしなければならないシーンでの負担を軽減するため、手元のスイッチ操作でモーターのアシストが働く「押し歩き機能」を国内で初めて、幼児2人同乗用電動アシスト自転車に搭載して発売します。

■ペダルを漕がないシーンでもアシストが働く

 パナソニックサイクルテック株式会社(以下、パナソニック)は、子乗せ電動アシスト自転車で押し歩きしなければならないシーンでの負担を軽減するため、手元のスイッチ操作でモーターのアシストが働く「押し歩き機能」を国内で初めて、幼児2人同乗用電動アシスト自転車に搭載し、2024年6月上旬より発売します。

パナソニックの新製品、幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」(2024年6月上旬発売予定)パナソニックの新製品、幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」(2024年6月上旬発売予定)

 電動アシスト自転車(e-BIKE)は、軽い力のペダル操作で上り坂でもスイスイ軽快に走ってくれる一方、モーターやバッテリー、頑丈なフレームなどにより一般的な自転車よりも重く、押し歩きや取り回しの際の負荷が課題とされてきました。

 とくに子乗せタイプでは、歩行者が多い商店街や公園内、駐輪場・歩道橋のスロープなど、自転車に乗車できないシーンで、子供と荷物を乗せたままの状態で押し歩きをする際に、その負荷が大きくなります。

 パナソニックでは2021年に国内で初めて、押し歩きをアシストする機能を搭載した(子乗せではない)電動アシスト自転車をリリースし、その後の反響と要望、ユーザーへのアンケート調査を踏まえた結果、子乗せ電動アシスト自転車への搭載に至りました。

「押し歩き機能」を使った上り傾斜での押し歩き体験の模様「押し歩き機能」を使った上り傾斜での押し歩き体験の模様

「押し歩き機能」が搭載された新製品「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」は幼児2人同乗用電動アシスト自転車で、タイヤサイズは20、適応身長は155cm以上(幼児2人同乗時)、前かごとリアチャイルドシートを装備し、前用のチャイルドシートはアクセサリーで装着が可能です。

 機能の操作は乗車中に作動しないよう、サドルを前方へ傾ける機構となっています(サドル傾斜センサー搭載)。ハンドルを握って自転車の横に立った状態でハンドル左手の液晶スイッチからモードを切り替え、親指が届きやすい位置にあるボタンを押し続けると「押し歩き機能」が働き、押し歩く負荷に応じてモーターがアシストしてくれます。

サドルの下に設置された「押し歩きレバー」でサドルを引き上げた状態で、手元のボタンを押し続けるとアシスト機能が働くサドルの下に設置された「押し歩きレバー」でサドルを引き上げた状態で、手元のボタンを押し続けるとアシスト機能が働く

 アシストの介入は歩く速度や上り坂の傾斜、重さなどの条件をセンサーで検知することにより、アシスト力が調整されます。速度は6km/h以下で2段階の速度調整があり、また上り坂でボタンから指が離れてしまった場合、約10秒間は自転車の重みで勢いよくずり下がらないよう抑制する機能も備えています。

 報道向けの新製品発表会では、実際に押し歩き機能を体験する場が設けられましたが、操作方法に複雑さはなく、アシストも力強いものでした。しかし誰でも初めての操作には不慣れなもので、ボタンに気を取られてずっと押し続けたままブレーキの存在を忘れてしまう人の姿も見られました。

液晶スイッチの下に設置された押し歩きボタン。指が届きやすい設計液晶スイッチの下に設置された押し歩きボタン。指が届きやすい設計

 購入を検討する際は必ず事前に操作方法を理解し、実際に押し歩き機能を使った取り回しの「練習」をオススメします。

 パナソニックの新製品、幼児2人同乗用電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」の価格(消費税10%込み)は18万3000円です。

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