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山田太一の傑作小説が再びスクリーンに。アンドリュー・ヘイ監督最新作『異人たち』

バイクのニュース / 2024年4月20日 18時0分

日本を代表する脚本家・作家である山田太一の長編小説を、アンドリュー・ヘイ監督が再映画化した『異人たち』が、2024年4月19日(金)より公開中です。

■死別した両親と再会できたら……

 1987年に出版され、第1回山本周五郎賞を受賞した日本を代表する脚本家・作家である山田太一の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』、『さざなみ』などで知られるアンドリュー・ヘイが脚本・監督を担当して再映画化した作品が『異人たち』です。

(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人暮らす脚本家アダム(アンドリュー・スコット)は、偶然同じマンションの謎めいた住人、ハリー(ポール・メスカル)に出会い、ありふれた日常に変化が訪れます。ハリーとの関係が深まるに従って、アダムは遠い子供の頃の世界に引き戻され、12歳の時に交通事故で亡くなった両親が、そのままの姿で目の前に現れます。想像もしなかった再会に固く閉ざしていた心が解きほぐされ、安らぎの時を過ごしますが、その先には思いもしない世界が広がっていて……。

 山田太一さんの原作小説「異人たちとの夏」は、2003年には英訳され海外でも刊行されました。また、1988年には大林宣彦監督の手によって、風間杜夫、名取優子、片岡鶴太郎、秋吉久美子の出演で映画化され、大ヒットを記録。時代を超えて今なお多くの人々に感動を与える傑作小説に、ヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出が加えられ、現代のイギリスを舞台とした英語作品として奇跡の再映画化が果たされました。

 2023年11月29日に惜しくも逝去された山田太一さんといえば、不器用に生きる人々の群像劇を描く一連のTVドラマ作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。代表作のひとつである『ふぞろいの林檎たち』は1983年から1997年にかけてパートIVまで放送されましたが、実は映像化されていない幻のパートVがあるそうです。タイトルは『ふぞろいの林檎たちV/男たちの旅路〈オートバイ〉』。果たしてバイクがどのような形で登場したのか……。

(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『異人たち』は、2024年4月19日(金)より公開中です。

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