着けたままスマホが操作できる！スマホ対応のバイク用グローブとは？

天気予報やナビを簡単に見ることができるスマートフォン。バイクに乗っている時に確認したいけど、バイク用グローブの脱ぎ着が面倒臭いと感じる人もいるかもしれません。しかし昨今は、着けたままスマホを操作することができるバイク用グローブも増えているようです。

■脱ぎ着の必要が無い！スマホ対応のバイク用グローブとは？

　私たちの生活に欠かせないスマートフォン。操作をするだけで簡単にナビを確認したり、天気予報を見ることができたりと、性能は多岐に渡ります。最近ではバイクのナビとスマートフォンが連携していることも多く、スマホを触ることが必須になっていると言えるのではないでしょうか。特に、長距離ライダーにとっては迷った時に助けてくれる媒体の一つ。

さまざまなメーカーからスマートフォン対応のバイク用グローブが売り出されている

　しかし、バイクに乗る際はグローブを着用しているため、いちいち脱いで操作することが煩わしいと感じる人も多いのではないでしょうか。現在、この煩わしさを解消すべく、さまざまなメーカーからスマートフォン対応のバイク用グローブが売り出されています。

　では、スマートフォン対応のバイクグローブとは、どのようなものなのでしょうか。

　バイク用グローブとは、その名のとおりバイク乗りのために作られた手袋です。ヘルメットとは違い、着用を法律で義務化されているわけではありません。しかし、着用することによって安全性の向上が期待できます。

　転倒をした時の衝撃を和らげ、ダメージを軽減するためのプロテクターやスライダーが備わっているなど、機能が多く搭載されています。またこれらは操作性もスムーズになり、一般的な手袋とはフィット感が違うと言えるでしょう。

　スマートフォン対応のバイク用グローブとは、基本性能が備わっているだけでなく、グローブを外す手間が無くスマホを操作できる点が魅力の一つです。

スマートフォン対応ではないバイク用グローブを使用する場合は、使用時にグローブを外す必要性がある

　メーカーによって異なりますが、タッチスクリーン用素材を採用し、タッチの感度が高くストレスなく操作できるグローブがラインナップされています。

　このように煩わしさが解消される一方で、走行中の操作は危険を伴います。スマートフォン対応のバイク用グローブを使用する際は、いくらグローブを外さずとも操作ができるからといって、走行中に操作をすることは避け、停車後におこなうようにしましょう。

　また、購入の際に気をつけたいことが二つあります。

　一つ目は、画面保護フィルムの種類によっては反応しない場合があることです。画面保護フィルムとは、スマートフォンの液晶画面に貼るシートであり、基本的には画面を守るために使用されています。人によっては覗き見防止フィルムを貼っていたりなど、全ての画面保護フィルムに対応をしているとは限らないため、注意が必要です。

　二つ目は、どの指が対応しているかは商品によって異なっている点です。五本の指が全て対応している場合や、人差し指のみなどメーカーごとに違っています。操作をスムーズにおこなうためにも、確認をしてから購入する必要があると言えるでしょう。

■バイク用グローブの種類とは

　そして、メーカーによって異なりますが、スマートフォンに対応しているバイク用グローブの種類は、大きく分けて五つあります。

スマートフォンに対応しているバイク用グローブの種類は、大きく分けて五つある

　まずひとつ目は、レザーグローブ。生地が丈夫であり、使うごとに手に馴染んで使いやすくなっていく素材です。耐久性に優れている点が特徴であり、伸縮性もあるため操作性にも優れています。一方で、気をつけたい点は濡れたまま放置すること。縮んでしまうため、注意して管理する必要があると言えそうです。

　ふたつ目は、通気性に優れているメッシュグローブです。耐久性は少し劣りますが軽く、普段使いしやすい点が特徴です。特に蒸れやすい時期にオススメだと言えるでしょう。夏場は直射日光によって日焼けをしてしまう可能性があるため、暑い日にグローブを着用する際におすすめです。

　3つ目は、防寒性に特化したウィンターグローブ。手がかじかみやすくなる冬場の走行におすすめのグローブです。商品によっては表面が撥水仕様となっていて浸水を防ぐものや、電熱でグローブを温めることのできる電熱タイプのグローブもあります。

　4つ目は、レイングローブです。防水性に特化し、その名のごとく雨に強い特徴を持っています。防水フィルムが内蔵されているものや、滑り止め加工がされているものなど、機能面も充実しています。夏場に使用することが想定されているため、薄手のものが多い傾向です。

　そして5つ目は、レーシンググローブ。プロテクターの内蔵により、衝撃吸収性に優れている点が特徴です。公道用とは異なり、転倒の際のリスクを第一に考えられているほか、操作性を高めるため、手のひらに近い指先部分には手の感覚が残るよう工夫されています。

グローブは手に合ったサイズを選ぶことも重要

　選ぶ際のポイントは、季節や用途に合わせて選ぶことです。夏にはメッシュグローブを、雨の多い季節にはレイングローブを持っておくなど、バイクに乗る際の季節や用途に合わせる必要があります。

　また、手に合ったサイズを選ぶことも重要です。サイズが合わないとバイク操作に支障が出てしまい、最悪の場合事故につながる可能性もあります。そのため、機能性だけでなく、操作性を確認してから購入することがオススメです。

※ ※ ※

　他にもバイク用グローブは、レディースのデザイン展開があるなど、各メーカーによってさまざま売り出されています。機能面だけでなく、ファッションとしても楽しみたいという方は、一度調べてみるとよいかもしれません。