1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

どう違うか説明できる? タイヤの「バースト」と「パンク」の違いを徹底解説

バイクのニュース / 2024年6月5日 10時10分

タイヤを装着して走るバイクは、誰しも「パンク」や「バースト」といったトラブルに見舞われる可能性があります。どちらもタイヤのトラブルですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

■いったい何が違う!? タイヤのバーストとパンク

 タイヤを装着して走るバイクは、誰しも「パンク」のトラブルに見舞われる可能性があります。「バースト」もパンクと同じように使われる言葉ですが、実はこの2つは似て非なるもの。

 万が一タイヤがバーストすると運転に支障をおよぼし、大きな事故につながりかねませんが、そもそもタイヤの「バースト」と「パンク」にはどのような違いがあるのでしょうか。

パンクとバーストはタイヤに異常が起きている状態のことですが、その緊急度に違いがあるパンクとバーストはタイヤに異常が起きている状態のことですが、その緊急度に違いがある

 パンクとバーストはタイヤに異常が起きている状態のことですが、その緊急度に違いがあります。
 
 まずパンクの場合は、タイヤに何らか不具合が生じて少しずつ空気が抜けていく現象のこと。よくあるのが路面に落ちている釘が刺さってしまうケースなどで、しばらく気付かない場合も少なくありません。走行中もほとんど違和感を感じることなく、徐々に空気が抜けていくため、知らずに走り続けてしまうとタイヤやホイールを痛めてしまう可能性があります。

 パンクは、釘などの鋭利な異物がタイヤに刺さることで起こることがほとんどで、こういった小さな異物は、気づかないうちに踏んでしまうものなので確実に避ける事はできません。そのためパンクは、道路を走行している以上はいつでも起こりうるトラブルと言えるでしょう。

 また、タイヤの劣化もパンクの原因のひとつで、固くなってひび割れたり、すり減ったりした古いタイヤはパンクを招くことがあります。

パンクは、釘などの鋭利な異物がタイヤに刺さることで起こることがほとんどパンクは、釘などの鋭利な異物がタイヤに刺さることで起こることがほとんど

 一方のバーストは走行中、何らかの理由で突然タイヤが破裂してしまう現象のこと。

 パンクと違い一気に空気が抜けてしまうので、すぐに走行できなくなりハンドルが取られるなどして非常に危険です。特にフロントタイヤがバーストすると、バイクの場合はコントロールが利かなくなり転倒しやすくなってしまうので注意してください。
 
 バイクのタイヤがバーストする原因は主に2つ。まずひとつ目は、夏場の気温が高い日や強い日差しの影響などで路面が熱くなることで、タイヤの空気圧も上昇して圧力に耐えられずにバーストしてしまうケース。

 そしてふたつ目は、タイヤの空気圧が不足している状態で走行すると「スタンディングウェーブ現象」が起きてバーストしてしまうケースです。これは、横からタイヤを見ると通常は真円を描いて回転していますが、スタンディングウェーブ現象が起きると波うつように回転してしまい、最終的にバーストしてしまうというものです。

バーストを予防するには、タイヤの空気圧を定期的にチェックする事が欠かせないバーストを予防するには、タイヤの空気圧を定期的にチェックする事が欠かせない

 なお、パンクの確率を下げるためには、なるべく路肩を走らないようにするのが賢明。またバーストを予防するには、タイヤの空気圧を定期的にチェックする事が欠かせません。タイヤの空気はバイクに乗らなくても自然に少しずつ減っていくため、定期的に確認するようにしましょう。

 給油でガソリンスタンドに寄ったタイミングを利用して、最低でも月に1回は空気圧をチェックして適正値をキープするだけでも、バーストのリスクを抑えることができます。

 なお、古くなって劣化したタイヤはパンクとバースト両方の原因になりやすいため、適切な時期がきたら早めに交換しましょう。

 タイヤのすり減り度合を調べるには、スリップサインと呼ばれるマークをチェック。スリップサインが出たタイヤは、残り溝が0.8mm以下に減っており保安基準をクリアできなくなっているので、早めに交換しなければなりません。

 また、ゴムでできているタイヤは古くなると柔軟性を失って固くなり、乾燥してひび割れがでてきます。とくに紫外線はタイヤの寿命を早める原因になるので、屋外にバイクを保管している場合はバイクカバーで全体を覆うなどして、タイヤに日光が直接当たらないようにする対策が必要です。

 なお、一般的なタイヤの寿命は3年から5年と言われているため、走行距離が少なく溝がまだ残っている場合であっても、5年以上同じタイヤを使用しているようなら交換を検討したほうが安心。

 パンクはタイヤのトラブルの中でも危険性は低いですが、バーストは大事故につながる可能性があるので注意してください。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください