個性的なスタイリングが目を惹く!ハスクバーナ『スヴァルトピレン250』に試乗します〜小野木里奈の○○○○○日和〜
バイクのニュース / 2024年4月29日 13時10分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、個性的なモデルを発表するハスクバーナモーターサイクルズから新たに登場した「Svartpilen250」に試乗します。
■存在感抜群のハスクバーナの新型「Svartpilen250」とは
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。先日、ハスクバーナモーターサイクルズの試乗会に参加しました!
ハスクバーナの人気モデルの「Svartpilen(スヴァルトピレン)」と「Vitpiren(ビットピレン)」は、登場した2018年~2023年末までの出荷台数は、64,291台。オフロードやモタードのイメージが強いハスクバーナの中で、2つのロードモデルの人気が高まっていることがわかりますね。
今回はその人気モデルの一つ、ハスクバーナの新型モデル『スヴァルトピレン250』に試乗しました。
ハスクバーナの新型モデル『スヴァルトピレン250』に試乗します
実際に試乗してみて感じたことは、とても初心者向きなバイクで最初の一台目に推してしまいたいと思うほど。外見も、個性的な他とは一線引いたシンプルなカラーデザインでありながら、華やかな造形は他と被りたくないというライダーの欲も満たしてくれそうです。本日の『小野木里奈の○○○○○日和』は「試乗日和」です。それでは、いってみましょう!
ちなみに、「スヴァルトピレン」はスウェーデン語で「黒い矢」という意味。その名の通り、黒がベースカラーでサイドから見た時にブラックグレーのタンクからリアにかけての真っ黒なシートの水平のフォルムがまるで黒い矢が空中を真っ直ぐ飛んでいる姿が連想できます。
■新型『スヴァルトピレン250』の変更点を詳しく見る
黒と言っても何色もの黒が使われており、ただの黒一色ではないところがおしゃれ感をアップさせていますよね。タイヤの表面のひし形のようなあみあみのパターンも私は好きで、停まっている時でもシンプルなカラーリングでありながら活発的な印象も与えてくれています。
タンク上部のゴツメのフレームカバーが目を引く
そして、ホイールカバーやサイドにあるカバー、シート、ガソリンタンクの開閉口にあるハスクバーナのブランドロゴもちょっとポップさがあって可愛らしい一面もあります。跨ってライダーがタンクを見下ろした時、タンク周りにゴツメのフレームカバーが装備されていて、色味はシンプルでありながらも形に華やかさを感じました。
メーターの液晶パネルは大きくてシンプルな表示で瞬間的に認識しやすい仕様になっています。丸くて大きなヘッドライトは昼間でも光るデイライト機能がない仕様です。
真っ白なリアサスペンションは、全体的に暗いカラーリングの車体のワンポイントになっているのもチャーミングですよね。実は以前のモデルよりもリアサスの位置が右外側に変わっているのです。
シート高は820mm、身長160cmの私が跨ると両足の指までしっかりと地面に着く
実は私、2022年に以前のモデル『スヴァルトピレン250』に試乗したことがありまして、デザインは格好良いし乗り心地はとても好みなのですが、私(=身長160cm)が跨ると両足のつま先がつんつんで足つき性は少々厳しめということがネガティブポイントだったのです。しかし、今回の新型モデルは私が跨った時に両足のつま先がしっかり着いてバイクをより支えやすくなったのです。
新型モデルのシート高は820mmで、跨らずに数字だけでイメージすると足つきは両足のつま先がつんつん状態になることが一般的なのですが、両足の指までしっかり着くことができたのは個人的に嬉しポイントです。ベタ足ではないですが指がしっかり地面に着くことと、つま先つんつんではバイクを支える時のバランス感覚が全然違います。跨った時に車体がスリムで足を広く開く必要がないおかげかもしれません。
さらに、154kgという取り回し時に扱いやすい車重も両足つま先でより支えやすくしてくれているのだと思います。海外メーカーは足つきがあまり良くないバイクが多い印象で、それを理由に小柄なライダーに敬遠されることもあると思いますが、そんな方々に「ぜひ跨ってみて!」と言ってあげたいです(笑)
■いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンをかけると、最初は単気筒らしい「タカタカタカタカ…!」という少し低く太めの柔らかい音を奏でています。ですが、アクセルを回した途端にちょっと高めで「ブブブーーーン!!」と音と振動が伸びやかで元気一杯に乗っている私を包み込みながら加速してます。少しずつアクセルを開けてくれると車体から音と共に振動が伝わるたびに、アドレナリンが湧いてくる楽しさを感じました。
この元気さ、たまりませんね(笑)
アクセルを開け、音と振動が体に伝わるたびにアドレナリンが湧いてくる
同時に、減速するためにアクセルを戻した時、エンジンブレーキが強めにかかる印象なので、もちろんこのバイクに限らずですが先読みして余裕を持って減速するようにした方がいいかもしれません。
車体がスリムで下半身で操作もしやすく、さらに上半身の無駄な力を抜きやすいライディングポジションになるように設計されているので、最初は緊張しがちな初心者ライダーの方でもとても運転しやすいと思います。長距離ツーリングに初めて挑戦する時も気持ちに余裕が生まれるのではないでしょうか。
気になるお値段は、71万円(税込)です。国産メーカーの同じ排気量クラスよりもちょっとお高めではありますが、そこまで大差がなく初めての一台でも買い求めやすいお値段なのではないでしょうか。
スヴァルトピレンの独特なスタイリングは、周りと被らないバイクを求める方にはオススメ
周りと被らないデザインで最初の一台目のバイクを悩んでいる初心者ライダーにオススメしたい一台です。気になる方はぜひ試乗してみてください。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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