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自転車の空気入れでもOK? バイクのタイヤへ空気を入れる方法

バイクのニュース / 2024年5月23日 10時10分

一口にタイヤの空気入れと言っても、バイク用の他に自転車用やクルマ用など、その種類はさまざまです。では、バイク用以外の空気入れを、バイクのタイヤに使用することはできるのでしょうか。

■タイヤへの空気入れって、バイク用以外でも使用可能?

 タイヤの溝は定期的にチェックしていても、空気圧はあまり気にしないという人を度々見かけます。しかしバイクを安全に走らせるためにも、日々のタイヤの空気圧チェックは重要。タイヤに規定値どおりの空気が入っていないと、たとえ新品でもタイヤの性能を十分に発揮することができません。

 タイヤの空気圧が不足しているとハンドリングが重くなり、軽快に走ることができなくなります。また、トレッド面の両肩が早く減ってしまう偏摩耗が起こり、タイヤの寿命が縮んだり、燃費悪化の原因にもなりかねません。

 他にも、パンクしやすくなったり、走行中にタイヤが破裂してしまうバースト現象を引き起こす原因になる事も。

 逆に空気圧が高すぎても、乗り心地が悪くなったり、トレッド面のセンター部分が偏摩耗しやすくなったり、多くのデメリットが発生します。そのため最低でも月に1回の頻度で、タイヤの空気圧のチェックをすることが大切です。

バイクを安全に走らせるためにも、日々のタイヤの空気圧チェックは重要バイクを安全に走らせるためにも、日々のタイヤの空気圧チェックは重要

 タイヤの空気圧の調整は、ガソリンスタンドやバイクショップなどに立ち寄ったタイミングでおこなうのが一般的。お店のスタッフに依頼して入れてもらうか、設置されているコンプレッサーを使ってセルフで空気を入れることができます。

 ただ、自宅から店舗が遠かったり、たまにしかバイクに乗らないという人は、どうしてもタイヤの空気圧チェックを怠りがち。中にはバイク用の空気入れを所持していない人もいるでしょう。しかし、タイヤの空気圧が適正じゃない事に気付いたら、すぐに入れられるように、空気入れは所有しておいた方が賢明です。

 そんなタイヤの空気入れと言ってもバイク用の他に、自転車用やクルマ用など、用途に合わせてさまざまな種類がラインナップされています。

 では自転車用やクルマ用の空気入れを、バイクのタイヤの空気入れとして使用することはできるのでしょうか。

クルマや自転車用の空気入れでも、バイク用タイヤの空気入れとして代用可能クルマや自転車用の空気入れでも、バイク用タイヤの空気入れとして代用可能

 結論から言えば、クルマや自転車用の空気入れでも、バイク用タイヤの空気入れとして代用可能。ただし、バイクのタイヤに利用する場合は、注意しなければならない点があります。

 それは、愛車のタイヤのバルブに対応しているかということ。タイヤのバルブには大きく分けて米式、英式、仏式の3種類があり、一般的なバイクのタイヤは基本、米式バルブが採用されています。

 米式バルブはプランジャー(弁体)にバネが装着してあり、その伸び縮みで弁の開閉をおこなう仕組み。耐久性が高く空気漏れが少ないため、英式や仏式よりも空気の保持性に優れていという特徴があるバルブ。バイク用以外の空気入れをバイクに使用する際は、米式バルブに対応したアダプターが付属したものを使用しましょう。

 また、タイヤの空気圧はメーカーが定めた適正値に合わせる必要がある点にも注意しなければなりません。前述したように、空気が多すぎても少なすぎてもタイヤの性能を発揮できないので、タイヤの空気圧を測る”エアゲージ”という圧力計を活用し、空気圧を確認しながら空気を入れると良いでしょう。
 
 ちなみに、タイヤの空気入れには「手動式」と「電動式」の2種類があり、手動式には手で押し込むタイプのほか、足で踏み込んで空気を充填するタイプがあります。

 電動式よりも安価に購入できるのがポイントで、電源が不要なため災害時でも使えるメリットがありますが、すべて人力で空気を入れる事になるため体力が必要な事に加え、空気の充填に時間がかかります。

タイヤの空気入れには「手動式」と「電動式」の2種類があるタイヤの空気入れには「手動式」と「電動式」の2種類がある

 そして電動式は、バッテリーが内蔵された充電式が主流で、バイクのほかクルマや自転車のタイヤにも使うことが可能。500mlのペットボトル程度の小型なタイプもラインナップされているため、バイクに積んで携帯することもでき、ツーリング先での急なトラブルに遭遇した際も安心です。

 電動式は空気圧を指定するだけで、自動で充填してくれるものもあるので、体力を消耗することはありません。

 ただ、電動式の空気入れは動作音がうるさいものが多いので、住宅が密集している地域や深夜に使用する際は、近所迷惑にならないよう、十分に配慮して使用しましょう。

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