春だけど熱中症に注意!? その理由とは
バイクのニュース / 2024年5月16日 11時10分
「熱中症」といえば、暑い夏に引き起こされる可能性が高い症状として有名ですが、実は春であっても、熱中症に気をつけなければならないと言います。いったいどういうことなのでしょうか。
■まだ夏じゃないのに…春だけど熱中症になることもあるって本当?
「熱中症」といえば、暑い夏に引き起こされる可能性が高い症状として有名ですが、近年は春であるにもかかわらず、夏日を観測する日が非常に増えてきました。そのため、春であっても熱中症になるリスクは十分に高いと言えます。
春であっても熱中症になるリスクは近年十分に高くなっています
ツーリングする日が夏日になることを確認した時は、あらかじめ熱中症対策をして出発するなどの注意が求められますが、春に熱中症になってしまう理由は、夏日が増えたからというだけではないようです。ではいったいなぜ、春に熱中症になってしまうのでしょうか。
春に熱中症になってしまう理由の主な原因は、急激な気温上昇に身体がついていけないことが挙げられます。
実は3月から5月は、朝晩の寒暖差が平均9.5℃もあるとされています。一年の中でも最も寒暖差が大きい時期とされているため、春は一日中ずっと暑い夏とはまた違った過酷な環境であると言えるでしょう。
また、春は寒かった冬から夏にかけて気温が上昇していく過程の途中であるため、身体がまだ暑さに慣れていないということも、熱中症になりやすい要因と考えられます。
さらに夏は猛暑となることが多い近年、エアコンなどを使用してうまく体温調整する人が多いです。しかし、春はエアコンを使うほどの気温でないためか、気づかないうちに軽度または中程度の熱中症になってしまっているケースが多いようです。
こういった要因から、春ツーリングする際も熱中症に十分注意する必要がありそうです。
バイクに乗っている間は風を受けているので涼しく感じても、気づかないうちに身体に熱がこもってしまっている可能性もある
バイクに乗っている間は風を受けているので涼しく感じるかもしれません。しかし、実は日差しだけでなくバイクのエンジンなどから発生している熱の影響により、気づかないうちに身体に熱がこもってしまっている可能性もあると言います。
そのためバイクを運転しているだけで、屋外で運動しているのと変わらないほどの危険な環境となっていることも少なくありません。汗をやたらかく、顔のほてり、だるさや吐き気など少しでも身体に異変を感じたら、すぐに停車して屋内や日陰などの涼しい場所で休憩しましょう。
また異変を感じたらその都度休憩をとることも大切ですが、熱中症にならないために前もってできることもあります。
それは、無理のない範囲で暑さに身体を慣らしていくこと。春は身体が汗をかいてうまく体温調節できない時期なので、軽い運動をするなどして少しずつ汗をかくようにしていくこともよいそうです。
のどが渇いていなかったとしても、意識的に水分をこまめに摂取しましょう
また、身体が汗をかくことに慣れていない季節であるという点から、暑さや喉の渇きを感じ取りにくい高齢者だけでなく、若い人でも喉や身体の渇きに気づかない可能性があります。のどが渇いていなかったとしても、意識的に水分をこまめに摂取するようにしましょう。
そしてツーリングで一番大切なことは、無理をしないことです。
気持ちのよい風を受けて走っていると気分よく走れるため、自身が気づかないうちに疲れだけでなく熱が身体にこもってしまい、いつのまにか熱中症に陥ってしまっている可能性があります。春のツーリングを計画する際は、いつもより休憩ポイントを増やすなどしておくことも、熱中症対策になるようです。
※ ※ ※
春は寒暖差が激しく身体に負担がかかっているという理由だけでなく、身体が暑さに慣れていないことから、熱中症になりやすい季節でもあります。
春の風を感じながらのツーリングは気持ちがよいので、走行中は気づかないかもしれませんが、実はヘルメットやウエアの下はかなりの熱がこもっている可能性があります。もし身体に異変を感じなかったとしても、こまめに休憩するなどして、水分補給をおこないながらツーリングを楽しみましょう。
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