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一体なにを基準にすればいい? バイクの消耗品の交換時期とは

バイクのニュース / 2024年6月4日 13時10分

バイクは機械である以上、乗りっぱなしではなく、定期的なメンテナンスが必要です。そのなかで重要なのがオイルなどの油脂類、バッテリーといった消耗品の交換。この交換時期は、一体なにを基準にすればいいのでしょうか。

■メーカーが指定する交換時期とは?

 バイクは機械である以上、乗りっぱなしではなく、定期的なメンテナンスが必要です。そのなかでも重要なのがオイルなどの油脂類やバッテリーといった消耗品の交換ですが、交換時期は何を基準にすればいいのでしょうか。

バイクは機械である以上、乗りっぱなしではなく、定期的なメンテナンスが必要バイクは機械である以上、乗りっぱなしではなく、定期的なメンテナンスが必要

 メンテナンスフリー化が進んでいるとはいえ、バイクやクルマなど、機械はすべてメンテナンスを前提に製造されています。なぜなら、動いている以上、どうしても消耗する部分があるから。

 バイクの場合、ざっとあげてみても、オイルやフィルター、ブレーキフルードや冷却水、エアクリーナーやバッテリー、タイヤ、ブレーキ、チェーンなど、消耗品はかなりの数に上ります。それらは製造したバイクメーカーによって定期的に交換することが指示されていて、目視などによる確認や、時間もしくは走行距離のふたつに基準は分かれます。

 ではメーカー指定の消耗品交換時期は、どう決められているのでしょうか。

 それは、メーカーにとって車体の趣味性やフィーリングの良さは関係なく(オプションは除く)、ある一定の性能を基準にして機械として調子を崩さない範囲で、試験や解析によって算出した数字。 交換部品の性能についても、同様の考え方で算出されています。

■実際の交換時期指定とは?

 冒頭で触れたように目視などで点検をして、消耗していると判断できるものは、実際に即して交換すれば問題はありません。

 問題は目では確認できない、オイルなど。また、バッテリーもプロにお願いすれば専用のテスターで消耗具合が確認できますが、依頼しない限りはユーザーの判断です。

 とりあえず交換してしまえば性能的にはいいですが、問題ないのに交換するのは資源の消耗にもつながります。また、素材がよくなったなどの理由で現在はよりロングライフ化が進んでいますのでなおさらです。

消耗品の交換時期は、ブレーキフルードが2年毎、冷却水は5万km前後とメーカーによって明確に指定されていることがほとんど消耗品の交換時期は、ブレーキフルードが2年毎、冷却水は5万km前後とメーカーによって明確に指定されていることがほとんど

 具体的に見ていくと、ブレーキフルードは2年毎、冷却水は5万km前後(車種やメーカーによる)と明確に指定されていることがほとんどですが、エンジンオイルについてはメーカーやモデル、さらには排気量によって細かく分けられていて、4000km毎から1万km毎というように、かなり指定の幅は幅広くなっています。

 期間については1年毎がほとんどで、排気量が小さいと高回転まで回すので早めの交換時期が指定されていたり、空冷や水冷、ドライサンプなどによっても異なります。

■愛車の指定をしっかりと確認しておく

 まず基本となるのが愛車の純正指定で、付属されている取扱説明書を見て、各消耗品の指定交換時期を確認しておきましょう。

 目視で済むものは定期的な点検を。また、エアクリーナーのように指定はあるものの、使用環境によって汚れ方が異なるものは、目視を優先すると良いでしょう。

 オイルに関しては、まず時期は走行距離に関わらず、1年毎に交換しましょう。理由は、乗らなくても酸化するためで、古いサラダ油が美味しくなくなっていくのと同様です。

 そのうえで走行距離は、指定の6掛けを目安にすると良いでしょう。例えば5000km毎の指定なら、3000km毎という具合。さらに、吹けやシフトの入りが悪くなってきたり、回転フィールにザラつきが出てきたなど、フィーリングも判断のひとつにしても良いでしょう。

エアクリーナーのように指定はあるものの、使用環境によって汚れ方が異なるものは、目視を優先すると良いエアクリーナーのように指定はあるものの、使用環境によって汚れ方が異なるものは、目視を優先すると良い

 その点ではバッテリーも同様で、テスターで測定するのがベストとはいえ、できない場合はスターターの回転が弱くなってきたなどの症状で判断可能。

 また、保証が付いている場合は、その期間も目安のひとつで、メーカーは交換しなくて大丈夫と考えて保証期間を設定している為、保証が切れたらすぐにダメになるという訳ではありませんが、意識しておくと良いでしょう。このようにメーカーの指定を前提にしつつ、実際に即して消耗品を交換していくのが現実的です。

 完全に仕事などで頻繁に使用している場合は、フィーリングの良さなどは関係ないので、最低限問題ないことが保証されるメーカー指定が基準。

 走る楽しさなど、趣味的な要素で使用している場合は、オイルはとくに早めの交換がおススメ。旬をこえたら交換というイメージです。

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