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強制収容所の隣で暮らす幸せな家族 無関心の恐ろしさを描く『関心領域』

バイクのニュース / 2024年5月25日 18時0分

アウシュビッツ強制収容所の隣で暮らす収容所の所長とその家族の暮らしを描き、世界に大きな問題を投げかける衝撃作『関心領域』が、2024年5月24日(金)より全国公開中です。

■たった一枚の壁で分かれた二つの世界

 第96回アカデミー賞にて、国際長編映画賞&音響賞の2部門を受賞。アウシュビッツ強制収容所の隣で暮らす収容所の所長とその家族の暮らしを描き、世界に大きな問題を投げかける衝撃作が『関心領域』です。

(c)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.(c)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.

 空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっている。時は1945年、アウシュビッツ強制収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた……。

 スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ強制収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってきます。その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、それとも無関心か? 壁を隔てた二つの世界にどんな違いがあるのか? 平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか? そして、私たちと彼らの違いは?

 イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化した本作。製作は、昨年度のアカデミー賞で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手がけ、近年の賞レースを席巻している映画スタジオ・A24です。

 初お披露目となった第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞して以来、トロント映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞など各地の映画賞を続々受賞し、第81回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)ほか3部門にノミネート、第77回英国アカデミー賞では英国作品賞、外国語映画賞、音響賞を受賞しています。

ヤマハの大型スーパースポーツ「YZF-R1」ヤマハの大型スーパースポーツ「YZF-R1」

 寡作ながら印象深い作品を残すジョナサン・グレイザー監督。ヤマハのYZF-R1も登場する、スカーレット・ヨハンソンが地球の男を誘惑する妖艶なエイリアンを演じた異色のSFスリラー『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』もスタイリッシュな映像が記憶に残る作品です。

(c)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.(c)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.

『関心領域』は、2024年5月24日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開中です。

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