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パワフルなエンジンと快適走行が両立した一台! カワサキ「Ninja ZX-25R」とは

バイクのニュース / 2024年5月29日 9時10分

カワサキが販売する「Ninja ZX-25R」は、サーキット走行性能の高さだけでなく、街乗りでの快適性も兼ね備えた一台です。詳しい仕様や走行性能は、どんな風に設計されているのでしょうか。

■カワサキ「Ninja ZX-25R」はどんなバイク?

 カワサキが販売する「Ninja ZX-25R(以下:ZX-25R)」は、サーキット走行性能の高さだけでなく、街乗りでの快適性も兼ね備えた一台ですが、他にはどのような魅力を秘めているのでしょうか。

 「ZX-25R」は、2019年の東京モーターショーで初公開されると、一躍大きな話題となった、並列4気筒250ccエンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。インドネシアでは2020年7月10日に先行発売されましたが、日本では同年の2ヶ月後の9月10日に発売されました。

並列4気筒250ccエンジンを搭載したカワサキ「Ninja ZX-25R」並列4気筒250ccエンジンを搭載したカワサキ「Ninja ZX-25R」

 カワサキが250ccの並列4気筒エンジンを量産タイプに採用するのは、2007年まで生産されたネイキッドモデルの「バリオスⅡ」以来となります。フルカウルモデルでは、1990年代末まで生産された「ZXR250」までさかのぼる上に、現行の他の国産メーカーの250ccクラスを含めても、唯一の並列4気筒エンジンを採用したモデルとなっています。

 また、カワサキのNinja ZXシリーズとしては最小排気量なほか、リッタークラスに引けをとらない豪華装備も特徴のひとつです。

 まず、電子制御スロットルやトラクションコントロール、2段階パワーモードなどの先進技術が惜しみなく投入されています。その他にもABSをはじめ、LEDヘッドライトや専用のスチール製トレリスフレーム、SHOWA製SFF-BP倒立フロントフォークなどを標準装備しています。

フロントには、ラジアルマウント式モノブロックキャリパーと大径ディスクを採用フロントには、ラジアルマウント式モノブロックキャリパーと大径ディスクを採用

 さらに、ラジアルマウント式モノブロックキャリパーを装備したフロントブレーキと大径ディスクを採用したリアブレーキにより、高い制動力とコントロール性を実現させています。加えて、上級仕様のSEモデルには、アップ&ダウン対応の250ccクラス初となるクイックシフターが標準装備されている点もポイントです。

■カワサキ「Ninja ZX-25R」の走行性能は?

 エンジンは ZXR250とは異なり完全新設計されています。最高出力は1万5500rpmから45PSを発揮するほか、1万7000rpmからレッドゾーンが始まる高回転特性に設計されています。さらに、ラムエアシステムを装備し、高速域では46PSを発揮します。

スムーズで滑らかな回転フィールを実現しながら、低中速回転域での豊かなトルクと、高速回転域での強靭なパワーを両立させているスムーズで滑らかな回転フィールを実現しながら、低中速回転域での豊かなトルクと、高速回転域での強靭なパワーを両立させている

 これにより、スムーズで滑らかな回転フィールを実現しながら、低中速回転域での豊かなトルクと、高速回転域での強靭なパワーを両立させています。また、並列4気筒エンジンより生み出される、高回転スクリーミングサウンドがライダーの高揚感を高ぶらせます。

 サーキット走行では、公道での乗り心地を損ねないギリギリの範囲で、サスペンションが設定されています。特筆するべきは、スチール製トレリスフレームとスイングアームの絶妙な剛性バランスです。減速からのコーナリングと、フルバンクからの立ち上がり加速で、適度なしなりを感じることができます。これにより、高い安定性とスポーツ性能を体感できる一台といえます。

■カワサキ「Ninja ZX-25R」のデザインに注目

「ZX-10R」のスタイルを受け継ぐZX-25Rは、鋭くシャープな形状のツインLEDヘッドライトが、独創的でアグレッシブな外観を際立たせています。また、並列4気筒のエンジンまわりは重厚感を、150サイズのリアタイヤは250ccらしからぬ堂々とした風格を感じさせます。

ショートスタイルのサイレンサーを装備することで車両の軽快さを強調しているショートスタイルのサイレンサーを装備することで車両の軽快さを強調している

 さらに、反り上がった形状のスリムなテールカウルと、ショートスタイルのサイレンサーが、軽快かつレーシーなイメージを印象づけるデザインです。また、ウレタン素材のシートはクッション性を高めながら、快適なホールド性を実現し、スポーツ性能と快適性を両立させています。

 容量15Lのフューエルタンクは、シートにかけて絞り込まれたスリム設計で、コーナリング時のホールド感と安定性を生み出すほか、手元のメーターパネルは視認性が高く洗練されたデザインとなっています。

 中央に配置されたアナログ式のタコメーターは、レーシーなコックピットをイメージさせ、大きく見やすいギアポジションインジケーターのほか、多機能な液晶パネルを採用しています。

■カワサキ「Ninja ZX-25R」にはどんなアクセサリーが用意されているのか

 カワサキは、ZX-25Rの発売と同時に、豊富な純正アクセサリーも用意しました。まず、SEモデルに標準装備されているクイックシフターやフレームスライダー、USB電源ソケットなどは、スタンダード仕様にすべて後からオプションで装着が可能です。

SEモデルには、アップ&ダウン対応の250ccクラス初となるクイックシフターが標準装備されたSEモデルには、アップ&ダウン対応の250ccクラス初となるクイックシフターが標準装備された

 また、サーキット走行を視野に入れ、硬めのスポーツシートやシングルシートカバーもラインナップしておるほか、ツーリング時の積載性を高めるタンクバッグやシートバッグなども選択可能です。

 さらに純正以外にも、各メーカーから様々なカスタムパーツが続々と発売されています。気になる人は、一度公式サイトやカタログをチェックして、自分好みの一台に仕上げてみるのも良いかもしれません。

■カワサキ「Ninja ZX-25R」はどんな場所に合うバイク?

 ZX-25Rは、高回転域のパワーとトルクフルな低中速域を兼ね備えたスーパースポーツモデルでありながらも、街乗りやツーリングでの快適性も兼ね備えています。中でも、そのスポーツ走行に特化した高性能なエンジンと装備は、サーキットで真価を発揮できるといえます。

Ninja ZX-25Rだけでおこなわれる「Ninja Team Green Cup」に編集部も過去参加したNinja ZX-25Rだけでおこなわれる「Ninja Team Green Cup」に編集部も過去参加した

 実はカワサキは、サーキット未経験の方でも参加しやすく、ZX-25Rだけでおこなわれる「Ninja Team Green Cup」というサーキットイベントを開催しています。カワサキのバックアップ体制のもと、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎなどで開催されており、レース未経験のライダーでも、サーキットで走る楽しさ十分に味わえるイベントになっています。

 公道では味わえないマシンのポテンシャルを、思う存分に引き出すことができるため、ZX-25Rのオーナーは参加を検討するのも良いかもしれません。

※ ※ ※

 カワサキが販売するZX-25Rは、4気筒エンジンに最高出力45PSを発揮させ、クラス最高峰の走りを実現させた一台です。

 また、軽量なスチール製トレリスフレームやSFF-BP倒立フロントフォークを装備し、すぐれたハンドリング性能も魅力のひとつです。サーキットはもちろん、公道やツーリングでもスポーティな走りが楽しめるスーパースポーツモデルといえます。

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