バイクがスピード違反で捕まるのは基本的に現行犯のみ?怪しいウワサの真偽とは
バイクのニュース / 2024年5月31日 12時10分
「バイクはスピード違反に引っかかりにくい」…ライダーなら、一度は耳にしたことがあるウワサかもしれません。これに派生して、SNSや質問サイトなどでは「バイクがスピード違反で捕まるのは基本的に現行犯のみ」という真偽不明のウワサも囁かれているようです。いったいどういうことなのでしょうか。
■バイクがスピード違反で捕まるのは基本的に現行犯のみ?いったいどういうこと?
ライダーなら、一度は 「バイクはスピード違反に引っかかりにくい」というウワサを耳にしたこともあるかもしれません。またSNSや質問サイトなどでは、「バイクがスピード違反で捕まるのって、基本的に現行犯のみって本当なの?」といった意見を目にすることもあります。この怪しいウワサは、いったい何を意味しているのでしょうか。
スピード違反している車両を検知する「オービス」と呼ばれる装置
そもそもスピード違反している車両を検知するのは、「オービス」と呼ばれる装置。基本的に高速道路などには速度超過を自動で検知してくれる”固定式オービス”が設置されています。そして速度超過した車両が通過すると、ナンバープレートと運転者の顔を自動で撮影する…という仕組みになっています。
クルマの場合は、ナンバープレートと運転者の顔を撮影することは容易です。しかしバイクの場合、ライダーはヘルメットを装着しているだけでなく、ナンバープレートも後方にしか設置されていないため、撮影するのは困難です。
つまりこれが、「バイクがスピード違反で捕まるのは基本的に現行犯のみ?」というウワサのアンサー。前述のようにバイクは顔とナンバープレートの撮影が難しいために、リアルタイムでの速度超過車両の特定が難しい、というわけです。
しかし、昨今では固定式オービスに変わる「移動式オービス」の普及が進み、バイクであってもスピード違反で捕まる可能性は非常に高くなっているといいます。
移動式オービスは小型で、設置場所を自由に変えることができるのが特徴
移動式オービスは固定式オービスに比べると小型で、その名の通り設置場所を自由に変えることができるのが特徴です。道路を上から見下ろす形で設置されている固定式オービスとは異なり、時間や場所の制限に縛られずスピード違反を取り締まることができるといったメリットがあります。
移動式オービスは2015年頃から導入されており、比較的交通量の少ない狭い道路や通学路、生活道路、トンネルのような場所でも設置が可能です。
また固定式オービスとは違って、取り締まりの予告看板がない場所や交通量や事故の少ない場所でも設置できるため、「ここにはオービスがないだろう」と油断してスピードを出しているバイクも、スピード違反で検挙される可能性が高いでしょう。
また移動式オービスは、現行犯でないと取り締まるのが難しいバイクでも、取り締まりやすくなりました。つまり現行犯でしか検挙されなかったバイクの取り締まりが強化されることが多くなったということ。
たとえば数ヶ月間に何度もスピード違反を繰り返していたり、挑発行為が見られたりした場合は、バイクの外観や車種、運転者の服装などから身元を特定して、逮捕に至ることもあるようです。
※ ※ ※
ウワサの真相は、バイクはオービスに撮影されてもヘルメットを被っている影響でライダーの顔がわかりづらい、車両後方部にしかナンバープレートがついていないため撮影が難しく、証拠不十分で捕まらない…といった内容であることがわかりました。
しかし2015年頃から普及し始めた移動式オービスによって、バイクのスピード違反が取り締まられる機会も増えました。これが当たり前になれば、「バイクがスピード違反で捕まるのは基本的に現行犯」といった怪しいウワサは徐々に風化していくかもしれません。
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