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どこから来たのか知ってる? 様々なバイクの車名の由来とは

バイクのニュース / 2024年6月20日 10時10分

バイクの車名は大きく分けて、ふたつのパターンがあります。ひとつはコードネーム的にアルファベットと数字を合わせたもの。そしてもうひとつは単語です。後者の単語はそのモデルのイメージを表すために、専門の部門が考えることもあるほどで、売れ行きを左右することすらある重要なもの。ときには造語を作ることもあるなど、各社こだわりの車名の由来について調べてみました。

■ホンダ編

 バイクの車名には、コードネーム的にアルファベットと数字を合わせたものと単語の2種類に分けられます。

 そして後者の単語はそのモデルイメージを表すために、専門の部門が考えることもあるほどで、売れ行きを左右する重要なもの。ときには造語を作ることもあると言います。

 そんな、各社こだわりの車名の由来について調べてみました。

ホンダの原付二種レジャーバイク「Monkey125」ホンダの原付二種レジャーバイク「Monkey125」

●ダックス/モンキー 

 ホンダのモンキーが先駆けとなって、1960年代後半から盛り上がったのが50ccのレジャーバイクブーム。ホンダは動物シリーズで、モンキー、ゴリラ、そしてダックスが登場しました。

 ダックスはアヒルのダックの複数形ではなく、犬のダックスフントに由来します。長くて細いフレームは確かにその雰囲気があります。

●ゴールドウィング

 巨大なツアラータイプで、日本車では唯一無二のキャラクター。水平対向エンジンを積んでいる点もユニークで、初代は1975年に登場しました。

 ただし、当初は現在とは違ってネイキッドスタイルのバイクで、ゴールドウィングは金色の羽根というイメージで、ホンダらしい車名となっています。

●ホーク

 カフェレーサースタイルで復活を果たしたホークですが、以前はCBシリーズの1台で、ホークはサブネームでした。現行モデルはホーク11のみとなりましたが、ホークは鷹のことで、ロゴを見ると11の部分が鳥のようになっています。

 また以前のモデルはカフェレーサーではなく、一般的なスポーツバイクでした。ホンダとしては、ホークは2気筒のスポーツモデルという位置付けとしているとのことです。

●レブル 

 初代は和製アメリカンの代表格として、独特の雰囲気をもったバイクでした。現行型はスタイリッシュなツアラーとしてさまざまな層から支持を得ています。

 レブルとは反逆者を意味していて、かなり激しい響きとなっています。

●フォルツァ 

 こちらはいわゆるビッグスクーターで、ホンダを代表するモデルです。

 フォルツァとは、ほかの分野でもよく耳にしたり目にする言葉で、元気や力強さを意味するイタリア語から来ています。

●リード 

 ホンダの125ccスクーターで、車名も一般的な意味そのまま。一歩も二歩も先に行ってリードするという意味を持つ名前です。

●ディオ

 リードともども歴史のあるスクーターで、ギリシア神話に登場する全知全能の神、ゼウスの子どもたちであるディオスクロイから作られた造語です。

ホンダ「スーパーカブ」ホンダ「スーパーカブ」

●カブ

 日本のみならず、世界で使われ、愛されるカブ。かわいいイメージがありますが、実は逆で猛獣の子どもという意味。

 小さくてもパワーがあって頼もしいという願いが込められています。

●ベンリィ 

 カブと並ぶ、実用モデルですが、便利という単語からの造語です。

●グロム 

 英語ではGROMMETと書き、サーファーやスケートボーダーなど、いわゆるエクストリームスポーツを楽しむ若者を指す言葉です。

 若者が道具のように楽しみ、ファッションの一部になるようにと名付けられました。

●ジョルノ 

 50ccスクーターで、以前はカブのエンジンとミッションを積んだジョルカブというユニークなモデルもありました。

 イタリア語のボンジョルノからの造語で、気軽さが伝わってきます。

●タクト 

 1980年代のスクーターパワー競争のホンダ代表でしたが、現在はスタンダードなデザインと性能となっています。タクトはオーケストラの指揮棒のことで、乗る人にとって自由に楽しめる乗り物となってほしいということで付けられました。

●ダンク 
 
 使い勝手とデザインを若者に徹底的にリサーチして誕生したスクーターがダンクです。ダンクシュートからイメージする、活発な感じを車名にしています。

■スズキ編

●ハヤブサ 

 こちらはもちろん鳥の隼。ハイパワーや優れた空力性能、そしてアグレッシブなフォルムなど、イメージを重ねています。

●カタナ 

 こちらも読んで字のごとく、刀を表しています。ハンス・ムートがデザインした刀のような鋭利なシルエットと性能は、イメージにピッタリ。

 また、もともとは海外で発表された輸出モデルだったというのも、関係しているでしょう。

●Vストローム 

 最近人気のアドベンチャー系の代表格。それだけに車名も英語で万能を意味するバーサタイルとドイツ語で流れを意味するストロームの、それぞれの頭文字を組み合わせた造語となっています。

●バーグマン 

 バーグマンとは、都会の男を意味しますが、スラング的に軽い感じで使われるようです。バッグスクーターの車名として似合っています。

スズキ「ジクサー」スズキ「ジクサー」

●ジクサー 
 気軽に楽しめるスポーツモデルで、油冷エンジンを搭載したスズキらしいバイクです。

 ジクサーとは海外で使われるGSXの愛称的な読み方で、それを車名にしたもの。大型バイクへの憧れをもってほしいという願いも込められています。

●アヴェニス 

 125ccのスクーターで、アヴェニスはアヴェニュー(南北)とストリート(東西)を組み合わせた造語で、自由自在に移動できるパーソナルコミューター向けに考えられます。

●アドレス

 住所のことと思いきや、加えるという意味のアドと洋服のドレスを合わせた造語です。

 いろいろな服を中に入れて移動してほしいという思いが込められていて、登場時はメットインタイプが珍しく、それをアピールするために名付けられました。

●レッツ 

 50ccスクーターで、想像通りレッツゴーが由来です。

■ヤマハ編

●NIKEN 

 読み方はナイケンで、ヤマハ独自のLMWテクノロジーを採用した前2輪モデルです。

 ナイケンと聞いても由来がまったく想像できないと思いますが、2つの剣から作られた造語。トライクならではの動きを表しています。

●トリシティ 

 スポーティなナイケンに対して、スクーターとしてより気軽に楽しめるのがトリシティ。3輪を表すトリプルとシティを組み合わせた造語です。

●ボルト 

 今はボルトRしかラインナップされていませんが、新世代のクルーザー。ボルトを外して、気軽にカスタムしてほしいという思いから付けられたようです。

ヤマハ「Tenere」ヤマハ「Tenere」

●Tenere 

 テネレと読み、ヤマハを代表するアドベンチャーバイクです。テネレとはバリダカが全盛期の時代にルート上にあった、テネレ砂漠に由来します。

 またテネレとは現地語で「なにもないところ」と言う意味です。

●ジョグ 

 1980年代の50ccスクーターパワー合戦のヤマハ代表としてお馴染みですが、現在は125ccもラインナップされており、実用モデルとなっています。

 車名はジョギングを縮めたジョグに由来します。

●シグナス 

 こちらも125ccのスクーターで、シグナスとは白鳥座のこと。優雅な車名となっています。

●ビーノ 

 ホンダからOEM供給を受ける50ccスクーター。ビーノとはイタリア語でワインを意味します。

 乗り物でお酒とは、大胆なネーミングです。

●ギア 

 配達などのビジネスに特化したスクーターで、道具を意味するギアが由来です。

■カワサキ編

●ニンジャ 

 カワサキの場合、アルファベットの組み合わせが多いのですが、単語として多く付けられているのがこの「ニンジャ」。もちろん日本の忍者を表していて、海外での人気の高いネーミングとなっています。

●エリミネーター 

 排除する者という意味の英語で、唯一無二の存在であることが伝わってきます。

カワサキ「ヴェルシス」カワサキ「ヴェルシス」

●ヴェルシス 

 頂点を意味するベルテックスとシステムを組み合わせた造語です。ストリートでの最大級のライディングファンと快適性を追求して名付けられました。

●MEGURO 

 メグロは目黒製作所が作っていたバイクです。

 目黒製作所は大正13年(1924年)に創業したバイクメーカーで、当初はバイクの修理やトライアンフの部品を作っていて、次第にエンジンを自社製作するなどで車体メーカーになりました。

 昭和12年(1937年)に初めてのモデルを発売し、戦後しばらくして新型車も発売しましたが、昭和34年(1964年)には倒産。カワサキの前身、川崎航空機工業に吸収されて消滅しました。

 その往年の車名が復活したのが、現在のメグロです。

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