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安全運転で楽しいバイクライフを!ドライバーの「死角」ってどこ?

バイクのニュース / 2024年6月16日 10時10分

クルマの左後方などを走行中、急に車線変更や左折をされてヒヤッとした経験のあるライダーも少なくないかもしれません。それは相手のドライバーの「死角」に入っており、バイクが見えていなかった可能性があると言いますが、そもそもドライバーの死角はどこなのでしょうか。

■安全に走行するために知っておきたい!ドライバーとライダーの"死角"について

 クルマのすぐ横や左後方を走行しているときに、急に車線変更や左折をされてヒヤッとした経験のあるライダーも少なくないかもしれません。しかしそれはもしかしたら、相手のドライバーの「死角」に入っていた可能性があります。

 実際に、ドライバーの死角が原因で起こる交通事故が後を絶ちません。クルマはルームミラーやサイドミラーがあるため後方を確認しやすくなっているものの、構造上どうしても死角ができてしまう乗り物です。

クルマは構造上死角ができてしまうものクルマは構造上死角ができてしまうもの

 走行中にバイクがクルマの死角に入ってしまうと、大きな事故に発展してしまう可能性があるため大変危険ですが、ドライバーからバイクが見えなくなる死角になりやすい位置とは、いったいどのあたりなのでしょうか。

 ドライバーから見てもっとも死角になりやすいのが、クルマの横から斜め後方あたりだと言われています。この位置は、ルームミラーやサイドミラーを使っても死角になってしまい、ドライバーが首を動かして目視をしないかぎり、バイクの存在を見落としてしまう可能性があるようです。

 とくに、バイクの中でも原付は車線の左側を走るため、ドライバーの死角に入り込みやすく左折時の巻き込み事故が起きやすくなります。

 クルマの斜め後方を走っているライダーから見ると、ドライバーがこちらの存在に気づいているように感じることも少なくありません。しかし、実際にはバイクの存在にドライバーがまったく気づいていない “死角に入っている” というケースも珍しくないといいます。

バイクの存在にドライバーがまったく気づいていない "死角に入っている" というケースは珍しくないバイクの存在にドライバーがまったく気づいていない "死角に入っている" というケースは珍しくない

 そのため、できるだけクルマの死角に入らないように意識したり、前方を走るドライバーに自分の存在を認識できるよう常にアピールすることも大切です。

 また、クルマには構造上の死角があることも頭に入れておく必要があります。

 クルマの左右の前と後ろには、「ピラー」と呼ばれるボディと屋根をつなぐ柱がありますが、クルマの近くを走っていてバイクがピラーの陰にかくれてしまうと、死角になることがあるので要注意。

 とくに、ミニバンタイプのクルマの場合はピラーが太いケースがあるので、タイミングよくバイクが重なると、ドライバーが目視で確認してもまったく見えなくなる場合もあります。クルマの近くを走るときは、ピラーが死角になることも考慮して運転したいところです。

 また、クルマは車体が大きくなるほど死角が増えるため、普通車に比べてトラックやバスのほうが死角が多くなる点も、注意したいポイントとして挙げられます。とくに左側が死角になりやすく、自転車やバイクの巻き込み事故が多く発生しているようなので、大型車の横をバイクですり抜ける行為はできるかぎり控えるようにしましょう。

後方はドライバーからはほとんど確認できないため大きな死角となる箇所、十分な車間距離をあけて走行すると安心後方はドライバーからはほとんど確認できないため大きな死角となる箇所、十分な車間距離をあけて走行すると安心

 また、後方はドライバーからはほとんど確認できないため、大きな死角となる箇所。現在はバックカメラを搭載してるケースが多いものの、それでも十分な車間距離をあけて走行すると安心です。

 では、ドライバーの死角に入らないために、ライダーはどのような運転を心がければよいのでしょうか。

 運転中のドライバーは基本的に前を向いているので、運転席から見渡せる範囲と、ルームミラーやサイドミラーを通して見える後方の範囲以外は、死角と認識します。すると、おのずとドライバーが目視で確認が可能な、クルマよりも前方に出たほうが安全といえます。

 また、交通量が多くて前に出れないようなら、車間距離をあけてクルマの後方を走行します。このとき、できればサイドミラーよりもルームミラーに映りやすいクルマの真後ろを走ったほうが、より死角に入りにくいといえそうです。

 くりかえしになりますが、ドライバーから見てもっとも死角になりやすい、「クルマの横から斜め後方」を避けて運転することが重要。これを意識するだけで、ドライバーからはバイクの存在をしっかりと確認できるため、幅寄せされたり、事故に巻き込まれる確率がグンと減るはずです。

■ライダーから見た場合の死角はどのようになっているの

 ボディに覆われていないバイクは、一見すると死角がないように感じるかもれませんが、ライダーの視界に入らない範囲と、ミラーに映らない死角が存在します。

バイクは、一見すると死角がないように感じるかもれませんが、クルマのミラーに映らない死角が存在するバイクは、一見すると死角がないように感じるかもれませんが、クルマのミラーに映らない死角が存在する

 人間の視野は左右の眼で見たとき、最大で200度ほどあると言われています。つまり、片眼で100度となるので、だいたい真横より少し後ろの範囲が見えるイメージです。ただしライダーはヘルメットをかぶって視界が遮られるので、これよりも視野は狭くなることが予想されます。

 ミラーの見える範囲は、ライディングポジションやミラーの形にもよりますが、真後ろと外側の範囲が広がるように見えます。

 そして、前方を向いたライダーの視界と、左右のミラーで確認できる後方の視野を合わせても見えない、左右の真横から斜め後ろの範囲が死角になってしまうというわけです。

 そのため、発進時や車線変更をするときは、ミラーに映っていない死角を確認するため、首を動かして目視でしっかりと後方確認することが事故防止につながります。

※ ※ ※ 

 クルマよりも車体が小さいバイクは、ドライバーの死角に入りやすい乗り物です。ライダーから相手が見えていても、ドライバーはこちらの存在にまったく気づいていないという可能性が十分ありえます。

 事故に巻き込まれないためにも、ドライバーから見える位置で走行したり、存在をアピールしながら運転することも大切です。それらもライダーのテクニックの一つとして考えて、スマートなライディングを心がけていきましょう。

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