「台湾の巨匠」ホウ・シャオシェン最後のプロデュース作品『オールド・フォックス 11歳の選択』
バイクのニュース / 2024年6月15日 18時0分
台湾の巨匠・侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が次世代を託したシャオ・ヤーチュエン監督の最新作『オールド・フォックス 11歳の選択』が、2024年6月14日(金)より全国公開中です。
■少年が選んだ生き方は……?
台湾ニューシネマの旗手として知られ、昨年10月に引退を発表した巨匠・侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が次世代を託したシャオ・ヤーチュエン監督の最新作が『オールド・フォックス 11歳の選択』です。
(c)2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
舞台はバブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と二人で台北郊外に暮らしています。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子でしたが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになります。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)でした。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか……。
1989年『悲情城市』でヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞し、2015年『黒衣の刺客』ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。昨年10月に引退を発表した台湾の巨匠・侯孝賢。そんな侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ監督の作品全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となります。
主演のリャオジエには『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られる日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親に扮し、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャを台湾の名脇役アキオ・チェンが演じます。そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たしています。
ヤマハ「BW'S(1997)」
1980年代の新潮流である台湾ニューシネマの代表的な監督の一人として数々の名作を残したホウ・シャオシェン監督。1987年の『恋恋風塵』には“ベンリィ”ことホンダのCD125が登場、1996年の『憂鬱な楽園』にはヤマハのBW’S 50が登場するなど、バイクとも縁のある監督なので、その作品群もぜひチェックしてみてください。
(c)2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
『オールド・フォックス 11歳の選択』は、2024年6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開中です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
映画『オールド・フォックス 11歳の選択』シャオ監督&門脇麦インタビュー「選択するまでに何をするか、何を学ぶかが大切」
ガジェット通信 / 2024年6月22日 10時0分
-
子供たちのために、ちゃんとした大人になりたい……『オールド・フォックス 11歳の選択』
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年6月16日 11時40分
-
新米パパのリウ・グァンティン、ひと足先に映画でパパ役 苦労したのは“息子を叩くシーン”
映画.com / 2024年6月13日 8時0分
-
「良い悪いではなく、選択の問題として捉えることの大事さ」 シャオ・ヤーチュエン監督&門脇麦『オールド・フォックス 11歳の選択』インタビュー
NeoL / 2024年6月10日 17時0分
-
門脇麦、台湾映画デビュー作『オールド・フォックス 11歳の選択』本編出演映像が解禁!
クランクイン! / 2024年6月7日 14時0分
ランキング
-
1南果歩は艱難辛苦を乗り越え60歳で“玉”になった 夫の不倫が原因で2度離婚も初孫誕生に歓喜
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 11時3分
-
2杉田かおるが「一生恨んでた」司会者…亡くなった元議員、大阪で門前払い食らう
スポーツ報知 / 2024年6月24日 15時10分
-
3《オンナが苦手なアラフォー女性タレント》“不倫”5人がランクイン、堂々1位は「怖い」
週刊女性PRIME / 2024年6月24日 11時0分
-
4水卜麻美アナ謝罪で幕引き「24時間テレビ」寄付金着服…日テレ内部で“反対の声なし”の体質
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 9時26分
-
5近藤真彦はナゼ嫌われる? 還暦ライブは満員御礼も、今も続く“大物の呪縛”と「明菜」「不倫」の余波
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)