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どういう意味か説明できる? 曖昧になってしまいがちなバイク用語5選

バイクのニュース / 2024年7月8日 10時10分

バイク界隈にはさまざまな専門用語、いわゆる「バイク用語」がありますが、バイクに乗り始めたばかりの人や教習所を卒業してかなり経つ人などは、記憶が曖昧になってしまい自信をもって説明できないという人も居ると思います。そこで、改めてバイク用語の意味を解説します。

■「押しがけ」、「すり抜け」どういう意味?

「押しがけ」や「すり抜け」、「取り回し」や「ライポジ」、「スリップサイン」など、どの言葉も耳にしたことはあっても、意味は曖昧に覚えているという人はいませんか?

 とくに、すり抜けやライポジといったワードはバイクでしか使うことがない言葉なので、バイクに乗り始めたばかりの人にとっては馴染みがないかもしれません。

 ではこれらのバイク用語は、それぞれどのような意味をもつ言葉なのでしょうか。

「押しがけ」は、バッテリーが上がってしまった場合などにエンジンをかける方法の一つでレース用バイクなどでも使われる「押しがけ」は、バッテリーが上がってしまった場合などにエンジンをかける方法の一つでレース用バイクなどでも使われる

 まず「押しがけ」は、バッテリーが上がってしまった場合などにエンジンをかける方法の一つです。

 バッテリーが上がってしまっても、エンジンをかけることができる車種は多く存在しますが、走行するためにギアチェンジが必要なバイクの場合、押しがけが有効な方法。

 端的に言えば、「バイクを押しながらエンジンをかける方法」を押しがけと呼びますが、ギア付きのバイクにしか適応しないため、スクーターなどのAT車は押しがけをすることができません。

 また、近年販売されている「インジェクション車」と呼ばれる、多くの部品がコンピュータによって電子制御されているバイクは、ギア付きであっても押しがけできないとされています。そのため、バッテリーを上げることのないよう、日頃からメンテナンスをしておくことが重要です。

「すり抜け」は、渋滞している道路や信号待ちをしているクルマの横を走行し、交差点の先頭にでるなどの行為「すり抜け」は、渋滞している道路や信号待ちをしているクルマの横を走行し、交差点の先頭にでるなどの行為

 次に「すり抜け」は、渋滞している道路や信号待ちをしているクルマの横を走行し、交差点の先頭にでるなどの行為をさします。

 道路交通法ではすり抜けという言葉は使われていないため、「追い抜き」または「追い越し」として扱われることが一般的。

 道路交通法第28条には「追い越す際には右側を走行する必要がある」旨が表記されているので、並んでいるクルマの左側からの追い越しは、違反行為となります。

 ほかにも、他の車両の間に割り込むなどの行為や、黄色い中央線をまたいでの追い越しも禁止。また、追い抜き禁止エリアなど、すり抜けができない場所も多く存在するため、初心者ライダーは公道を走行する前に、改めて追い越し・追い抜きについて復習しておくと良いでしょう。

 もしすり抜けに対して取り締まりを受けた場合、違反点数は1点から2点、反則金は5000円から7000円が科せられ、どのようにすり抜けをしたかによって違反点数や反則金は異なります。

 追い越し違反に追加で割り込み等違反が加算されることもあるため、ツーリング先などの土地勘のない場所でのすり抜け行為は、極力避けたほうが良いでしょう。

■説明できる? 「取り回し」、「ライポジ」の意味

 バイクの「取り回し」は、エンジンが止まっているバイクを人の手で押して移動させる行為。駐輪スペースへバイクを押して入れたり、駐輪場から出る際にバイクを押し引きして向きを変えるなどの行為が、取り回しをしていると言います。

 そしてライポジは「ライディングポジション」の略で、バイクに乗っている時の姿勢や乗っている位置のこと。もしバイクに乗っている時に腰や肩、腕などが疲れるといった場合は、ライディングポジションが正しくないという可能性があります。

 一度バイクに跨っている位置や姿勢などを見直すことで、痛みや疲れやすさが改善することがあるので、バイクの操作がしやすく無理のないライディングポジションを、探ってみるがおススメです。

ライポジは「ライディングポジション」の略で、バイクに乗っている時の姿勢や乗っている位置のことライポジは「ライディングポジション」の略で、バイクに乗っている時の姿勢や乗っている位置のこと

 そして最後が「スリップサイン」。これはタイヤの交換時期を知らせてくれるもので、タイヤの進行方向と同じ向きに入っている溝をよく見てみると、少しでっぱっている箇所があるのを確認できます。

 これがスリップサインと言われるもので、スリップサインと同じ高さまでタイヤが減ると、タイヤが使用限度を迎えたということ。

 なお、スリップサインを越えたタイヤを使用していると整備不良違反となり、違反点数2点が科せられます。気付かないうちに違反行為をしてしまわないよう、定期的にスリップサインをチェックするようにしましょう。

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