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使えなくなったバイクが活用できる!?「二輪車リサイクルシステム」とは

バイクのニュース / 2024年7月9日 10時10分

バイクは保管しているだけでも税金や保険料がかかってしまうので、乗る予定がないのであれば手放すことで無駄な出費を抑えることができます。バイクを手放す方法にもいくつか種類がありますが、そのうちの一つである「二輪車リサイクルシステム」とは、どのようなものなのでしょうか。

■「二輪車リサイクルシステム」って?

 バイクは保管しているだけでも税金や保険料がかかってしまうので、乗る予定がないのであれば手放すことで無駄な出費を抑えることができます。しかし、大きなバイクをどうやって処分すればよいのかわからないという人も少なくないでしょう。

 手放すときにまだ乗れるのであれば、買い取り専門業者に買い取ってもらう方法がありますが、完全に処分するなら「二輪車リサイクルシステム」を活用するのもひとつの手。

 あまり耳にする機会のない言葉ですが、「二輪車リサイクルシステム」とは、いったいどのようなシステムなのでしょうか。

二輪車リサイクルシステムとは、不要になった二輪車のリサイクル化および適正な処理を実現するために、メーカーと輸入事業者が関連販売店などと協力して、自主的におこなっている取り組みのこと二輪車リサイクルシステムとは、不要になった二輪車のリサイクル化および適正な処理を実現するために、メーカーと輸入事業者が関連販売店などと協力して、自主的におこなっている取り組みのこと

 二輪車リサイクルシステムとは、不要になった二輪車のリサイクル化および適正な処理を実現するために、メーカーと輸入事業者が関連販売店などと協力して、自主的におこなっている取り組みのこと。このシステムは2004年10月1日からスタートし、国内バイクメーカー4社と輸入業者12社が共同でおこなっています。

 最大の特徴は使用済みとなった二輪車を、メーカーなどが責任をもって引き取ってリサイクルする点。二輪車の引き取り窓口や処理施設を全国に整備し、国内に約7600か所ある販売店が廃棄二輪車取扱店となって、不要になった二輪車を受け入れています。

 そのため、バイクの処分を依頼したいユーザーは、最寄りのバイクショップなどに気軽にリサイクルをお願いすることが可能です。

リサイクルマークが貼り付けられた二輪車には、リサイクル費用があらかじめ希望小売価格に含まれているリサイクルマークが貼り付けられた二輪車には、リサイクル費用があらかじめ希望小売価格に含まれている

 なお、乗らなくなったバイクを処分する際に、不用品回収業者に依頼する方法もあり、この方法は故障などの理由で動かなくなったバイクでも、自宅まで回収にきてくれる上に、他の不用品もまとめて回収してくれるのが大きなメリット。

 しかし、料金が発生する以外にも不当な費用を請求する悪質な業者もいるため、依頼するのをためらってしまう人も多いでしょう。その点、二輪車リサイクルシステムであれば、全国約160か所ある指定取引所にユーザーが直接持ち込めば費用はかかりません。

 ちなみに二輪車リサイクルシステムが開始されてから、参加する事業者のシステム対象車両には「二輪車リサイクルマーク」(Rマーク)のシールが貼り付けられています。このリサイクルマークが貼り付けられた二輪車には、リサイクル費用があらかじめ希望小売価格に含まれている仕組み。

 2011年10月からは、システム運用開始前のシールが貼っていない参加事業者が国内で販売した車両も対象となりました。そのため、古いバイクを処分したいという人も、指定取引所に持ち込めばリサイクル料金は無料になります。

 なお、リサイクルマークは車体番号が打刻してある付近や、シート下やラゲッジボックス内に貼付けられているので、自身の愛車も確認してみると良いでしょう。

■指定取引所および廃棄二輪車取扱店の目印はステッカー

 指定取引所では車両の持ち込み限定で、回収引き取りは受け付けていません。そのため、処分するバイクが動かないなどの理由で運搬を希望する場合は、廃棄二輪車取扱店に依頼する必要があります。

 依頼したい場合は、「廃棄二輪車取扱店」のステッカーが貼ってあるお店を探して依頼しましょう。

 なお、最寄りの指定取引所および廃棄二輪車取扱店を確認したい場合は、「公益財団法人 自動車リサイクル促進センター」のホームページで検索が可能です。引き取り可能な二輪車は、軽二輪と小型二輪のほか原動機付自転車も含まれます。

 二輪車リサイクルシステムの参加事業者が国内で販売した車両が対象で、壊れていて動かなくても引き取りはOK。ただし、フレーム、エンジン、ガソリンタンク、ハンドル、前後輪の5つのパーツが一体になっているものに限られます。

 これらの主要なパーツが欠けていたり、パーツだけというのは対象外。リチウムイオンバッテリーを搭載した電動バイクも、引き取りの対象となっています。

二輪車リサイクルシステムを利用してバイクの処分を希望する人は、指定取引所に持ち込む前に廃車手続きが完了していることが引き取りの条件二輪車リサイクルシステムを利用してバイクの処分を希望する人は、指定取引所に持ち込む前に廃車手続きが完了していることが引き取りの条件

 そのほか、二輪車リサイクルシステムを利用してバイクの処分を希望する人は、指定取引所に持ち込む前に廃車手続きが完了していることが引き取りの条件。

 手続きの際は、返納証明書等または原付であれば廃車申告受付書と、車両を持ち込んだ人の身分証明書を提示する必要があります。

 指定取引所または廃棄二輪車取扱店に備え付けてある「二輪車リサイクル管理票」に必要事項を記入して、廃棄するバイクを引き渡せば手続きは完了です。

※ ※ ※

 これまでは、買取が無理な車両は回収業者に引き取ってもらったり、販売店に持ち込んでもリサイクル費用がかかることで処分をためらっていた人も多いと思います。

 しかし現在は「二輪車リサイクルシステム」を利用すれば、費用をほとんどかけずにバイクを処分できるようになり非常に便利。それだけにとどまらず、二輪車リサイクルシステムによって、資源の再利用という形で社会にプラスになるだけでなく、バイクの不法投棄の問題も起こりにくくなる事が期待されています。

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