どんな素材が使われている? バイクホイールの種類と特徴を徹底解説
バイクのニュース / 2024年7月10日 10時10分
ホイールにはタイヤと組み合わせて動力を路面に伝えるというと機能だけでなく、デザインや素材による足元のアクセントという役割もあります。そんなバイクのホイールには大きく分けて3つがあって、それぞれ特徴などが異なります。今回は素材という点から、ホイールを見てみましょう。
■バイクホイールの素材は大きく分けて3つ
ホイールにはタイヤと組み合わせて動力を路面に伝えるというと機能だけでなく、デザインや素材による足元のアクセントという役割もあり、好みのデザインで選ぶという人が多いと思います。
そんなバイクホイールに使われる素材は大きく分けて3つがあって、それぞれ特徴などが異なります。
バイクホイールに使われる素材は大きく分けて3つがあって、それぞれ特徴などが異なる
バイクだけでなく、自転車でもクルマでも、道路を走る乗り物にはタイヤとホイールが装着されています。
タイヤだけではたわんでしまって車体を支えられなかったり、真っ直ぐ走れず、ホイールだけではゴツゴツして乗り心地が悪くなってしまいます。
タイヤとホイールを組み合わせることでスムーズに走ることができるのですが、同時にホイールにはデザインという重要なポイントもあり、おしゃれは足元からと言われるように、バイクもホイールデザインで全体の印象すらも異なってきます。
そんなバイクホイールには大きく分けて3つの素材が使われています。まず、クルマ同様にスチールとアルミ。そしてスポークです。
■現在の主流はアルミホイール
現在、バイクのホイールで主流となっている素材はアルミで、メリットは軽量なのとデザイン性に優れる点。とくに軽量という特徴は燃費が重視される昨今、重要なメリットになっています。
一方で、アルミホイールというと以前は高級だったり、高価なイメージがありましたが、コストも安くなったことや、前述した燃費の問題などによる採用が進み、より身近な存在になりました。たとえば実用バイクの代表格、カブもアルミホイールになっているほどです。
もちろん今でも社外製のものは、1本数10万円ほどする高級アルミホイールは存在しますが、昔ほど特別では無くなっているのも事実です。
クルマではアルミ同様に普及しているスチールホイールは以前、モンキーなどに採用されていましたが、現在は使われていません。
理由は重量が重いのと、デザインにハンディがあること。バイクの場合は合わせホイールとなるため、チューブを入れなくてはならず、コストや組み付け、パンク修理に手間がかかることなどが上げられます。
スポークホイールは、タイヤと組み合わさっているリム部分とセンター部分を針金状のスポークで結んだもの
クルマでは絶滅してしまったスポークホイールも、バイクでは健在。
スポークホイールは、タイヤと組み合わさっているリム部分とセンター部分を針金状のスポークで結んだもので、クラシカルなイメージを演出する効果があります。
オフロードモデルやアドベンチャー系で多く採用されていますが、構造上たわみやすいので、オフロードならではの強い衝撃をうまく吸収することができるのが、採用されている理由です。
ただ、デメリットが多いため、今後は広く普及することはない事が予想される素材。歪みやすいことから、組み直しが必要になることもあって、スポークを張り替えるとなると手間も費用もかかります。
さらに回転バランスを調整しながら組むため高い技術力が必要で、対応できるプロも年々減少傾向。
最近のスポークホイールはチューブレスタイヤと組み合わせることができるようになっていますが、基本的にはリムにスポークが付いているので空気が漏れやすく、チューブと組み合わせる必要があるのもデメリットのひとつです。
※ ※ ※
主流となっているアルミホイールのデザインは無限にあると言ってもいいほど個性的なものが多くありますが、スポークホイールはクラシカルな印象。独特の見た目は、バイク好きの心を捉えます。
ホイールのデザインやタイプからバイク全体のイメージをチェックしてみるのも面白いかもしれません。
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