今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
バイクのニュース / 2024年6月30日 9時10分
バイクに乗る人なら誰でも知っているであろう日本の4大二輪メーカー。初めてバイクを購入する人にとっては聞き馴染みのない言葉かもしれません。日本の4大バイクメーカーとは何を指し、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
■世界に誇る!日本の4大バイクメーカーの特徴
初めてバイクを購入をするとき、どう選べばよいのか分からないという人は多いのではないでしょうか。「好みのデザインで選ぶ」、「乗りたい排気量から選ぶ」、「コスパ重視で選ぶ」など、何を決め手とするかはそれぞれですが、好きなメーカーから選ぶというのもひとつの手です。しかし、そのためにはそれぞれのメーカーの特色を詳しく理解する必要があります。
そんな時、性能・品質ともに世界トップレベルとも言われる日本の4大バイクメーカーのいずれかから購入することには確かな安心感がありますが、そもそも日本の4大バイクメーカーとは、いったいどこなのでしょうか。
日本の4大バイクメーカー、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのロゴ
日本の4大バイクメーカーは、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社。これら4大バイクメーカーは、たびたび世界のバイク4大メーカーだと評されるほどに、世界的に見ても人気も実力も高いメーカーです。
自動車産業専門調査会社のFOURINが2022年におこなった「メーカー別世界二輪車販売台数シェア」の調査によると、1位はホンダの33.8%、そしてヤマハは3位の8.7%、スズキは8位の3.4%という結果に。約5割弱を日本のメーカーが占めていることを考えると、いかに日本のバイクメーカーの技術力が高いかが分かります。
では、それぞれにいったいどのような強みがあるのでしょうか。
ホンダの最大の強みは、高性能で強力なエンジンだと言われています。ホンダは長きにわたりモータースポーツの振興を掲げ、国内外のレースで数々の栄光を手にしてきました。
ホンダの代表的なモデル「CBR1000RR-R」
そして、そのレースで鍛えられた優秀なエンジンや技術を市販車の開発にしっかりとフィードバックすることで、多くの人気モデルを生み出しています。なお、代表的なモデルとして「CBR1000RR-R」や「CB400 Super Four」などが挙げられます。
また、バランスのよさもホンダの強みと言えます。原付である「スーパーカブ」の大ヒットからも分かるように、上記のようなスポーツバイクだけでなく、スクーターやビジネスバイクなど性能、デザイン共に優れた、あらゆるニーズに対応するバイクも豊富なラインナップです。
続いてはヤマハです。ヤマハの魅力はデザイン性の高さ、そしてハンドリングのよさ。細部にまでこだわりの行き届いたデザインや、スタイリッシュで洗練されたスタイルは評価が高く「ヤマハのバイクは美しい・センスがよい」と言われています。
40年以上のロングセラーとなった「SR400」
ヤマハのスタイリングへのこだわりが強く、1955年に初めて発売したモデル「YA-1」から、デザインを外注している車両も多いのだそう。つまり、両社二人三脚となることであの造形美は生まれているというわけです。
もちろんデザイン一辺倒ではありません。先に触れたように、ハンドリングのよさや、低速でも高速でも変わらない操作性の高さも最大の魅力のひとつで、「ハンドリングのヤマハ」という常套句もあるほど。ちなみに代表的なモデルには、サーキット走行に強い「YZF-R1」や、40年以上のロングセラーとなった「SR400」などが挙げられます。
そして、「カタナ」を筆頭に、斬新で奇抜なデザインのバイクを次々と生み出しているスズキのバイクの特徴としては、「個性的なデザイン」が挙げられることが多いです。よく言えば「個性的」、悪く言えば「好みが分かれる」、スズキ独特のデザインセンスに惚れ込む根強いファンは多いです。
スズキのバイクの特徴としては個性的なデザイン
また、他メーカーと比べるとコスパがよい点も魅力。バイクの購入を考え色々なメーカーを見ていると、スズキのバイクが比較的低価格なことに気付く人も多いのではないでしょうか。
さらに「GSX-Rシリーズ」などの高性能の大型車を多数生み出しているほか、「レッツ」や「アドレス」に代表されるように、原付などの小型車も多いことも特徴です。
最後はカワサキです。カワサキのバイクと言うと大型バイクをイメージする人が多いかもしれません。2024年6月現在もスクーターや原付のラインナップは国内にはなく、大排気量の大型バイクを多く販売しています。
発売前から注目を浴びていた400ccスーパースポーツ「Ninja ZX-4RR」
カワサキを代表するバイクと言えば、「Ninja ZX-10RR」や「Z900RS」などが挙げられます。なかでも「Ninja」シリーズや「Z」シリーズはブランドのアイコニックな存在となっており、現在もそのスピリットは受け継がれています。
またカワサキのバイクは、いわゆる「玄人受けするデザインであり、ベテランライダーや年配の人が好むバイク」と言われてきました。しかし、近年ではこのイメージにも多少の変化が見られ、若者からの人気も高いようです。
実際、2023年7月に発売された「Ninja ZX-4RR」は、近年増加傾向にある普通自動二輪免許を取得した若い世代をメインターゲットに作られたものであり、発売前から注目を浴び大きな話題となりました。
※ ※ ※
日本の4大バイクメーカーであるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキは、世界的に見ても性能、品質ともに優れたトップメーカーです。「販売台数が1位だからこのメーカーがおすすめ!」と言い切れるものでもなく、それぞれが他にはない特徴や強みを持っています。慎重に見極めて、長い付き合いとなる愛車に出会いたいものです。
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