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ライダーには嬉しい「二輪車定率割引」! その目的とは

バイクのニュース / 2024年7月13日 10時10分

「二輪車定率割引」という施策は、日帰りツーリングで高速道路を利用する機会の多いライダーにとって、非常にありがたい存在であることは間違いありません。では、そもそも何を目的として実施されているのでしょうか。

■今年は利用しやすくなった?二輪車定率割引の目的とは

 二輪車定率割引は、土日や祝日にETC車載器を装着した二輪車の高速料金を37.5%割引する制度で、2022年2月に初めて実施されました。

 対象道路は、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、宮城県道路公社が管理する高速道路。ただし、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、第二阪奈道路、第二神明道路、関門トンネル、沖縄道、東京湾アクアラインは割引の対象に含まれません。

 そんな二輪車定率割引の具体的な内容は、対象道路内で各インターチェンジ間を一度に80km以上走行する場合、料金が37.5%割引されるというものです。

二輪車定率割引は、土日や祝日にETC車載器を装着した二輪車の高速料金を37.5%割引する制度二輪車定率割引は、土日や祝日にETC車載器を装着した二輪車の高速料金を37.5%割引する制度

 これまで2022年、2023年と実施されてきましたが、2024年の二輪車定率割引では割引対象区間が増え、対象走行距離が100kmから80kmへと短くなりました。

 なお実施期間は2024年4月6日から11月30日の土日祝日ですが、北海道内は2024年4月6日から10月27日までで、11月2日以降は利用できない点に注意してください。

 また、二輪車定率割引を受けるには、公式サイトからの事前申請と速旅会員への登録が必要です。初回登録時には、氏名や電話番号などの個人情報と、ETCカード番号やETC車載器管理番号などの車両情報の入力が求められます。申請は当日の利用直前でも可能で、2回目以降の利用時は利用日の入力だけでOKです。

 このように、バイクユーザーにとってありがたい二輪車定率割引。その目的は単なる交通料金の値下げにとどまらず、より深い社会経済的な効果を狙っているとのこと。

 この割引制度は、バイクを使ったツーリングの増加を促し、それにより地域の観光振興や経済活性化を図るために設けられたそうです。

 多くの人々がツーリングに出かけることで、地方の観光地や飲食店、宿泊施設などが恩恵を受けることが期待されていると同時に、ライダー自身の旅行体験も豊かなものにしてくれます。

二輪車定率割引は、土日や祝日にETC車載器を装着した二輪車の高速料金を37.5%割引する制度二輪車定率割引は、土日や祝日にETC車載器を装着した二輪車の高速料金を37.5%割引する制度

 2022年に実施された二輪車定率割引は、コロナ禍明けの日帰り旅行者の増加に大きく寄与したと言われています。

 これまでも、特定の高速道路を定額で利用できる「ツーリングプラン」が実施されていましたが、サービスの利用者数は二輪車定率割引のほうが大きく上回りました。しかし、続く2023年では、2022年よりも二輪車定率割引の利用者数が減少しています。

 利用者減少の背景には、この割引制度の使い勝手の悪さが関係しているようで、二輪車定率割引に対してバイクユーザーからは、「距離条件100kmが厳しい」、「平日も利用したい」、「事前の申請が面倒」といった声が上がっています。

 結果としてサービス利用者が減少し、多くの不満の声が募ったことにより2024年は制度が見直され、距離条件が100kmから80kmへ緩和され、割引対象区間が増加。連日利用時のまとめ申請が可能になるなどの改善がおこなわれました。

 この条件の緩和によってどれだけ利用者が増えるのかはまだわかりませんが、バイクユーザーの声が聞き入れられ、よりよいサービスになることを願うばかりです。

※ ※ ※

 このように二輪車定率割引は、土日や祝日にETCを利用する二輪車のライダーに対し、高速道路の通行料を割引する制度です。この施策により、ツーリングがより手頃なものへと変わり、多くのライダーが遠出を楽しむ機会が増えました。

 また、地域の観光振興や経済活性化にも寄与しているため、今後もサービスの改善と継続が期待されています。

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