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一度は体験してみたい? ライディングシミュレーターとは?

バイクのニュース / 2024年7月5日 9時10分

二輪免許取得のために必要なシミュレーター講習。現在、このシミュレーターがよりリアルな表現となった「ライディングシミュレーター」が存在しています。ライディングシミュレーターとはいったい、どのようなものなのでしょうか。

■体験したことある?ライディングシミュレーターとは

 二輪免許を取得したことのある人なら、シミュレーター講習を受けた経験があるのではないでしょうか。シミュレーターとはバイクの形をした機械に乗り、操作すると画面の中でアクションが起こる、ゲームセンターのレースゲームのようなものです。

教習時間に組み込まれているリアルに表現されたライディングシミュレーターが存在している教習時間に組み込まれているリアルに表現されたライディングシミュレーターが存在している

 実は、このシミュレーターがよりリアルに表現されたライディングシミュレーターが存在しています。いったいどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

 ライディングシミュレーターとは、あたかも自分自身がバイクに乗っているような感覚で、運転を疑似体験できるというもの。教習所でも街中の危険回避を学ぶために、教習に数時間組み込まれているため、体験したことがある人も多いかもしれません。

 ただし、ライディングシミュレーターはその目的によっていくつかの種類が販売されています。そのため、イメージでは教習所にあるシミュレーターかもしれませんが、実は本格的なものもあるようです。

 まず教習所に設置してあるライディングシミュレーターは、運転の危険を知るために作られたタイプ。

 このタイプは操作するバイク側がリアルに作られているものも存在していますが、基本的にはあまりリアルではない、簡素なタイプが販売されています。運転技術を学ぶというよりは、運転に関する危険を知るためのものであるため、操作側はシートとハンドル、ステップのみという場合もあるようです。

ライディングシミュレーターは二輪ならではの危険を学ぶことに非常に役に立っているライディングシミュレーターは二輪ならではの危険を学ぶことに非常に役に立っている

 二輪免許の教習は路上に出ることはないため、ライディングシミュレーターは二輪ならではの危険を学ぶことに非常に役に立っています。

■スポーツ走行に特化したライディングシミュレーターとは

 もう一つのタイプは、スポーツ走行に特化したライディングシミュレーターです。こちらも種類はさまざまですが、中には実際にバイクを設置してプレイするものもあり、より実際にバイクを運転しているようにシミュレートしてくれます。中には、世界各国のサーキットを走ることができたり、バイクをバンクさせて膝を擦ったりすることも可能なものも。

 実際に運転して膝を擦るまでにはさまざまなコツが必要であり、練習には危険が伴います。しかし、ライディングシミュレーターを使用して練習したり体験したりすることができれば、シュミレーションの中でスポーツ走行を楽しむことができるというわけです。

 では、ライディングシミュレーターはどういった場所で体験することができるのでしょうか。

ライディングシミュレーターは、二輪車の普及を兼ねたイベントに設置されていることもあるライディングシミュレーターは、二輪車の普及を兼ねたイベントに設置されていることもある

 二輪教習では必ずシミュレーターをおこなう必要があるため、教習所には必ず設置されています。そのため、まずは体験してみたいという人が、自由に乗ることができるわけではありません。

 そこで狙い目なのが、二輪車の各種イベント。シミュレーターは、モーターサイクルショーなど、二輪車の普及を兼ねたイベントに設置されていることも少なくありません。

 一方で、スポーツライディングを体験できるタイプのシミュレーターは、実際のバイクを使用することも多く、コスト面を考慮するとどこにでも設置されているわけではありません。しかし、年によっては前述したモーターサイクルショーなどに展示される場合や、さらには世界最高峰のバイクロードレース、MotoGPで体験コーナーが設けられている場面も見られました。

カワサキが開発したライディングシミュレーター「RidEX(ライデックス)」カワサキが開発したライディングシミュレーター「RidEX(ライデックス)」

「どうしても乗ってみたい!」と思う人は、日本バイクメーカーのカワサキの設備である、カワサキワールドに足を運んでみることがオススメです。兵庫県にあるカワサキワールドには、カワサキが開発したライディングシミュレーターが設置されており、体験することが可能となっています。

※ ※ ※

 バイクに乗り始めようと思った際に、免許取得やバイク本体、その他用品にかかるお金はある程度必要です。そのため、自分が二輪車に向いているかどうかを知るためにも、ライディングシミュレーターを経験することは必要です。また乗車できる機会も限られているので、もし乗れるチャンスがあれば、是非とも体験してみたいマシンと言えそうです。

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