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日本発EWCフル参戦チーム初の母国ラウンド! 鈴鹿8耐に向けたテストは好感触 レーシングライダー大久保光のレースレポート

バイクのニュース / 2024年7月11日 15時10分

レーシングライダーの大久保光選手が参戦した、EWC 世界耐久選手権第3戦 鈴鹿8耐の公式テスト。そのレポートです。

■チームとしてはほぼ初めての鈴鹿サーキット

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。今回は6月19日、20日に行われましたEWC世界耐久選手権第3戦日本ラウンド、通称鈴鹿8耐の公式テストについて書いていきたいと思います。

 まず今回鈴鹿8耐を一緒に戦うメンバーは亀井雄大選手と、さらにロベルト・ロルフォ選手が新たに加わることとなりました。

 ロベルト選手は世界選手権を20年以上も戦っているベテランライダーで、この鈴鹿サーキットも、2003年にロードレース世界選手権のGP250クラスに参戦当時に走行経験があるとのこと。

 私自身もロベルト選手とはスーパースポーツ世界選手権で、ライバルとして同じレースに参戦していた事があり、顔見知りではありましたが、改めてこうしてチームメイトとなるとやはり、レースの世界はどこでどのように繋がるのか不思議だと思うところがあります。

 今回はこの3人で、チーム エトワールより鈴鹿8耐を戦います。

EWC第3戦 鈴鹿8耐の公式テストで鈴鹿サーキットを走る大久保光選手EWC第3戦 鈴鹿8耐の公式テストで鈴鹿サーキットを走る大久保光選手

 早速テストの話ですが、チームエトワール自体、鈴鹿サーキットでバイクを走らせるのは昨年の鈴鹿サンデーロードレース選手権 最終戦、NGK杯ぶり。ほぼデータのないところからのスタートとなりました。

 私たちが参戦しているストッククラス(SSTクラス)は今年から、この日本ラウンドもシリーズの戦となり、そのため昨年はNSTクラスと呼ばれていた独自のレギュレーションが、今年からEWC基準のレギュレーションへ変更となりました。

 大きく変わったところといえば、今までタイヤが自由な銘柄を使う事ができたことに対し、今年からはダンロップタイヤのワンメイクとなった点。

 チャンピオンシップとしては、ストッククラスは全4戦開催される中、3戦の有効ポイント制となるため、ヨーロッパを拠点とするストックチームはほとんど日本に来ることはなく、ライバルは主に国内で活躍する8耐のみのスポット参戦チームとなる見通しです。

大久保光選手が所属するチーム エトワールのライダーとチーム監督大久保光選手が所属するチーム エトワールのライダーとチーム監督

 そうなると、国内のチームは全日本ロードレース選手権などを通し、ある程度のデータや今までの蓄積があるのに対し、こちらはほぼ真っ白な状態からのスタート。

 2日間でどれだけその距離を縮める事ができるかが、ポイントとなるテストとなりました。

 新たに加わったベテライダー、ロベルト選手のアドバイスもしっかり取り入れて、3人が乗りやすいマシンを作っていきましたが、やはりチームエトワールのチーム力はとても強く、初日でチームの想定タイムや目標をクリアする事ができました。

 また2日目も早々にチームのベストタイムを更新する事ができ、そこからレースに向けてのロングランテストを実施。

 燃料満タンの時はどういうフィーリングか、タイヤの減り具合など念入りにテストをこなし、とても有意義な時間となったと思います。

EWC第3戦 鈴鹿8耐の公式テストで鈴鹿サーキットを走る大久保光選手EWC第3戦 鈴鹿8耐の公式テストで鈴鹿サーキットを走る大久保光選手

 久々に鈴鹿サーキットを走るロベルト選手も着々とラップタイムを上げていくことに成功し、3人のアベレージもとても満足のいくもの。次はレース本番となります。

 私は1度モルドバに戻りますが、その間にしっかりと鈴鹿8耐に向けたトレーニングをしていきたいと思います。

 皆様と鈴鹿でお会いできるのを、楽しみにしています!

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